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私立中高進学通信

2015年2・3月合併号

その先に備える キャリア教育

麗澤中学校

一人ひとりを進むべき進路へ導く
道徳教育に基づくキャリア教育

日本人として、また、個人の適性を活かして、
将来どのようにグローバル社会に貢献できるのか。
道徳教育を基本とし、自分自身と向き合いながら積極的に進路選択ができるように
支援する同校のキャリア教育を取材しました。
自然観察から始まるフィールドワークによるキャリア教育。

自然観察から始まるフィールドワークによるキャリア教育。

『叡智コース』をスタートさせ、2015年4月から新たな教育をめざす同校。『叡智』とは『知識と知性を支える優れた知恵』。国際化する社会の中で、物事の本質を見抜き、諸問題を解決していく総合的な人間力を意味します。

 叡智コースには、東京大学をめざす『アドバンスト叡智コース』と、難関国公立大学や難関私立大学をめざす『エッセンシャル叡智コース』の2つがありますが、目標としているのは、難関大学の合格実績をあげることだけではありません。叡智コースが掲げる目標は、これからの国際化社会に対応できる真の力を育成すること。その結果としてより多くの生徒が、難関大学を始めとする希望大学への進学を叶えられる力をつけることです。

 この核となるのが、創立者廣池千九郎ひろいけちくろう先生の唱えた道徳教育に基づく人間形成。開校以来蓄積してきた研究成果と実績を活かし、進化させ、さらに “麗澤らしい教育活動” を展開するのです。民族や宗教を超えた普遍的な道徳の確立をめざすことで人間性を高める教育。そして、生徒達が生きるその時代において、最善の教育法をいち早く見抜き、実践すること。その理念は、生徒の将来を形づくるキャリア教育にも息づいています。

「本校を卒業して10年後や20年後、グローバル社会で貢献できる人物としての素質を生徒自身が身につけていくこと。ここに主眼を置いたキャリア教育を行っています」

 と、話す進路指導部長の丸島淳先生。

 その教育活動は、校内の自然環境を活用したフィールドワークから始まる、3つのステージで実践されています。

 基礎基本を身につける『ファーストステージ』(中1・中2)、基礎基本を深化・発展させる『セカンドステージ』(中3・高1)、進路実現に向けて大学の学部学科を決める『ファイナルステージ』(高2・高3)です。

「ファーストステージの中1では、自然観察などによって、身の周りの環境への理解を深めます。中2では、関西旅行に行き、日本の原点ともいうべき伊勢や奈良、京都を訪れ、自分を取り巻く環境について、自然から歴史・文化にまで広げて学んでいき、キャリア教育の土台を完成させていきます。そして、セカンドステージの中3では、イギリスを舞台に、異文化理解を深めます。高1では、近代日本の基礎づくりに貢献した歴史上の人物について学ぶ機会も設けています。ここで、世界に対して日本人としてどのように向き合っていくのかを意識させるのです」

 大学進学に関しても「生徒が “行きたい大学” ではなく “行くべき大学” を考えている」という同校では、自分が将来、どのような職業に就くのかを強く意識するファイナルステージで、進学に特化した具体的な未来づくりに着手していきます。

ファーストステージ(中1・中2)
自分を取り巻く自然や歴史・文化について学ぶ 
『関西研修』では、伊勢神宮も訪問。その歴史について事前に研究し、現地でさらに理解を深めます。『関西研修』では、伊勢神宮も訪問。その歴史について事前に研究し、現地でさらに理解を深めます。

 同校の敷地は47万㎡(東京ドーム10個分)と広大で、300種類もの樹木が繁茂しています。中1の学習を特徴づけるのが、その学習環境があってこそ可能となるフィールドワーク(樹木観察)です。

 また、群馬県の水上で『水源の森フィールドワーク』を実施。自分たちが飲んでいる水がどこから来ているのかを探ります。中2で行う2泊3日の『関西研修』もこれらの教育活動の一環です。

「今を生きる私達の暮らしが、先人たちの経験や実績の上に成り立っていることを、実際に歴史の舞台を訪れて学びます」(丸島先生)

セカンドステージ(中3・高1)
漠然とした職業のイメージを具体的な将来像に変えていく

 中3の『イギリス研修』では、ホストファミリー相手に自分の家族や日本の歴史や文化についてプレゼンテーションします。『ファーストステージ』で学んできた成果がここで活かされるのです。

「高1では、年6回、吉田松陰、西郷隆盛、東郷平八郎といった偉人について学ぶ機会を設けています。日本人が海外に誇ることのできる人物の生き方を学ぶのです」(丸島先生)

 また、週1回の道徳の授業では創立者の廣池千九郎先生が遺した格言をテーマに、校長先生を始めとする先生方が講話を行います。

「格言に照らし合わせて自分の生き方を模索しつつ、高1では“行くべき大学”を想定して志望理由書を書きます。それをもとに、例えば医学部に行きたいのであれば“どんな医師になりたいのか?”などを掘り下げて質問し、漠然とした職業のイメージを具体的な将来像へと変えていくのです。こうして生徒が自分自身と向き合いながら積極的に進路を決めていけるように支援しています」(丸島先生)

『イギリス研修』では、チェルトナムという街に11泊。現地校を訪れて、生徒と交流を図ります。『イギリス研修』では、チェルトナムという街に11泊。現地校を訪れて、生徒と交流を図ります。
高1対象に毎年卒業生の『職業別講演会』を開催。昨年はパイロット、弁護士、政治家、保育士、起業家、薬剤師などの先輩が来校。高1対象に毎年卒業生の『職業別講演会』を開催。昨年はパイロット、弁護士、政治家、保育士、起業家、薬剤師などの先輩が来校。
ファイナルステージ(高2・高3)
教員達がチーム態勢で最終的な進路決定を支援
中1から個別指導を大切にしている同校。進路選択に対しても全教員が一人ひとりに寄り添ってアドバイスします。中1から個別指導を大切にしている同校。進路選択に対しても全教員が一人ひとりに寄り添ってアドバイスします。

 高2では『大学出張講義』を開講。「その学部ではどんな内容を学ぶことができるのか」を各大学から招いた教授陣の講義を受けて確認します。

 高3になって生徒が志望大学を最終的に決める際には、クラス担任、副担任、学年主任、進路部長などがチームとなり、『進路検討会』『出願検討会』を行って生徒の選択が適正であるかを判断。生徒が「行くべき大学」を決定します。

 道徳教育に基づいたキャリア教育によって“行くべき大学”に進学した生徒は、大学で真剣に学問に打ち込み、実社会に出てからもさまざまな分野で活躍しています。

(この記事は『私立中高進学通信2015年2・3月合併号』に掲載しました。)

麗澤中学校  

〒277-8686 千葉県柏市光ヶ丘2-1-1
TEL:04-7173-3700

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