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私立中高進学通信

2015年2・3月合併号

注目のPICK UP TOPIC!

武蔵野中学校

「他者理解」の人間教育を実践するクラブ活動

100年間堅持してきた教育理念
実践的英語力+コミュニケーション力+自ら学び実行する力=10年後の社会で活躍できる生徒を育てる学校

校訓「他者理解」
  1. 他者との接点を持つ
  2. 感情移入の能力を育てる
  3. 相手の立場に立ってみる
  4. 他者理解の実現

 社会を生き抜く力を持った有能な個性を育てるために、「一人ひとりが他者をきちんと認識すること」「人はそれぞれ違った状況で、違った価値観を持っているということ」を理解する「他者理解」を教育の柱とする同校。その教育理念に基づく指導を徹底しているのが、強豪として知られるクラブ活動です。なかでもその教育が成果となり実績をあげる卓球部と競技水泳部を取材しました。

 寮生活を送る卓球部で顧問を務める平屋徹先生は「日々の生活が一番の財産です」と話します。

 寮には顧問の先生も住み込んでいますが、生徒達は食事の支度もこなすなど、自分の力で日々の生活を成り立たせるように努力することが求められます。

「まだ幼い中学生は家族以外の他者との共同生活に戸惑うことも多く、慣れるまでは大変ですが、上級生は同じ状況を経験してきているだけに理解があり、後輩を的確に導いてくれます」(平屋先生)

「誰からも応援される選手・チーム」をめざす競技水泳部顧問の花本秀雄先生は「何にでも真摯に取り組んでいれば、みんなに応援してもらえる人になれる。自分のために始めたことであっても、他者のためにもなるように努力をしなさい」と、指導しています。

 こうした指導が浸透している生徒達は実践を心がけるために、競技水泳部は成績が良く、生徒会長など生徒会の役員を務める生徒も多いそうです。

「以前は始業前に行っていた朝の練習を、毎日の朝テストに集中させるためにやめました。すると、テストの成績だけでなく、競技でも成績が向上するといううれしい効果が表れました」

 と、話す花本先生は学業成績と競技成績が相互に良い影響を及ぼしていることを実感しているようです。

「卓球が強い生徒は勉強もきちんとしますし、成績も優秀です」

 と、平屋先生も力強く話します。自分の状態をしっかり把握して練習メニューの意図を理解し、自分自身をコントロールする能力がなければ、高いレベルでの試合を勝ち抜くことはできないのです。

 強豪チームに共通しているのは、他者の気持ちを大切にするという姿勢。「みんなでチームを作っている」ということを強く意識している競技水泳部、「多くの時間を共有する寮生活を通じて培った信頼関係をベースに、お互いが懸命に努力しようとする『気持ち』が大切」という卓球部、どちらも相手を思いやる気持ちが、部員達のひたむきな努力を引き出しているのです。

卓球部まずは学校生活をきちんと
練習のときの厳しい表情とうって変わって、学校生活では和やかな笑顔です。練習のときの厳しい表情とうって変わって、学校生活では和やかな笑顔です。

 現在は20名の部員全員が寮で生活している卓球部。朝の練習はなく、まず学校の掃除を済ませ、6時45分からランニングをするのが日課となっています。「あいさつ・掃除・返事をしっかりすること」「他生徒の模範となるように学校生活を送ること」「一人ひとりが高い意識を持って練習に臨むこと」という3つのモットーからもわかるように、学校生活あっての部活動だということを生徒はきちんと認識しており、恵まれた環境は当たり前ではないという意識づけがしっかりとされています。

私語は一切なく、打球音だけが響いています。私語は一切なく、打球音だけが響いています。
練習は中学生・高校生合同。8台の卓球台でひたすら続く真剣なラリー。練習は中学生・高校生合同。8台の卓球台でひたすら続く真剣なラリー。
■卓球部データ
部員数 中学生=8名、高校生=12名(女子のみ)
主な実績 ・全国中学校卓球大会 29年連続通算31回出場

・平成24年度全国中学選抜卓球大会 団体優勝

・全国高等学校総合体育大会(インターハイ)通算34回出場

・関東高等学校卓球大会 29年連続通算40回出場

・平成26年度女子学校対抗 第3位
競技水泳部チームの要「マネジャー」
個人種目が多い水泳ですが、マネジャーも含めチームワークがとても大切。個人種目が多い水泳ですが、マネジャーも含めチームワークがとても大切。

 会話や日頃の観察を通じて選手全員のメンタルを把握し、練習全体をマネジメントするマネジャー。チーフマネジャーのSさんはその重責にも大きなやりがいを感じています。「高校生になったら運動部のマネジャーになりたかったので、いろいろな部を見学しました。競技水泳部に決めたのは先輩が温かくて、チーム全体が家族みたいだったから。やりがいを感じるのは私の声掛けでチームの雰囲気が良い方向に変わったとき。選手の意欲を高めて、プラス思考に導いていけるような声掛けを心がけています」

競泳水泳部の輝かしい実績の数々。競泳水泳部の輝かしい実績の数々。
めざせ、全国優勝!めざせ、全国優勝!
練習の最後には、1分間スピーチがあります。練習の最後には、1分間スピーチがあります。
■競技水泳部データ
部員数 男子 中学生=4名、高校生=12名
女子 中学生=3名、高校生=19名
主な実績 2012年度
・全国中学校水泳競技大会
 男子100M・200M平泳ぎ優勝

・全国高等学校総合体育大会
 女子100M・200M平泳ぎ優勝/女子200Mバタフライ優勝/競泳女子団体総合準優勝

ほか上位入賞多数

(この記事は『私立中高進学通信2015年2・3月合併号』に掲載しました。)

武蔵野中学校  

〒114-0024 東京都北区西ヶ原4-56-20
TEL:03-3910-0151

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