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私立中高進学通信

2015年2・3月合併号

校長が語る 思春期の伸ばし方

玉川聖学院中等部

自分の価値を信じ
人との出会いから学ぶ

高等部の「国際教養」の授業では、毎年、ルワンダ大使夫人を講師に招き、ルワンダの内戦と復興の歴史について語ってもらっています。

高等部の「国際教養」の授業では、毎年、ルワンダ大使夫人を講師に招き、
ルワンダの内戦と復興の歴史について語ってもらっています。

人との出会いが価値観を形成する
安藤理恵子 学院長先生 プロフィール 宮城県仙台市生まれ。宮城県第一女子高等学校在学時にキリスト教信仰を持つように。東京大学文学部倫理学科卒業。アバディーン大学神学修士。キリスト者学生会総主事を経て、2013年に玉川聖学院学院長に就任し、現在に至る。日本神の教会連盟練馬神の教会牧師。安藤理恵子 学院長先生

プロフィール
宮城県仙台市生まれ。宮城県第一女子高等学校在学時にキリスト教信仰を持つように。東京大学文学部倫理学科卒業。アバディーン大学神学修士。キリスト者学生会総主事を経て、2013年に玉川聖学院学院長に就任し、現在に至る。日本神の教会連盟練馬神の教会牧師。

――自分の存在価値を知り、世界とつながり、人を助ける心を育むことを教育理念に掲げていらっしゃいます。

 本校の教育理念は、聖書に基づいたものです。不確実な時代にあっても、絶対的な価値観があります。それは、一人ひとりの人間は価値ある存在であるということです。いかなる状況であっても、自分は存在している価値があるということを信じ続けてほしいと思います。

 そのためには、生徒が学校生活のなかでも、人に愛され、大切にされているんだと実感できることが望まれます。本校は、生徒が、愛し、愛されるような「人との関係作り」を学ぶ場所でありたいと思います。

――思春期の子どもが人と関係性を築くことには、どんな意味がありますか。

 思春期に経験したこと、体験したことは、人生の価値観の土台となるものを作ります。この時期に、いろいろな人と出会ったり、身近な人と関係性を築いたりした経験が人生のモデルケースとなり、その後の生き方に影響を及ぼすということを、私自身も実感してきました。ですから、思春期に、できるだけ多様な人と出会い、関係性を深められるような経験を積むことができればと考えています。

人間関係を深める経験と異文化と出会う経験
各教室の前に置かれたベンチは、生徒の“居場所”のひとつ。友達と会話したり、ホッと一息ついたりします。各教室の前に置かれたベンチは、生徒の“居場所”のひとつ。友達と会話したり、ホッと一息ついたりします。

――学校教育のなかで、「人と出会う」経験をどのように積ませていますか。

「人との出会い」には2種類あると思います。ひとつは日常的に接する友達や先生との出会い。もうひとつは、日常生活ではあまり出会うことのない異文化の人との出会いです。

 前者は、身近な人とコミュニケーションをとりながら関係を築き、信頼を深めていくもので、学校のなかでは、生徒同士や先生と積み重ねることができます。その過程ではトラブルが生じることもありますが、そこで自分の気持ちをコントロールしたり、相手を理解する努力をしたりすることで、乗り越えていく必要があります。これは、将来、社会生活を送っていくうえで欠かせない経験となります。

 後者の異文化の人とは、外国出身者に限らず、高齢者や障がい者、被災者など、自分とは異なる状況にある国内の人々を含みます。こうした人達は、私達とは違った感覚や価値観で世の中を見ています。このような人の話を聞いて、自分とは異なる感覚や価値観を知ることは、大きな刺激になるのと同時に、異文化への理解を深め、差別や偏見をなくすことにもつながります。

 本校では、いろいろな国の人を招いて話を聞かせていただいたり、こちらから障がい者や高齢者の施設を慰問してふれあいの機会を作ったりしています。訪問先で、高齢者の方から感謝され、自分が人の役に立てる歓びを味わったりすることも、生徒にとっては貴重な経験となります。

“居場所” を用意し心に寄り添う
思春期の子どもに大切なこと
  1. 多様な人との出会いを経験させる
  2. 安心できる“居場所”を用意する
  3. 子どもが力を発揮するまで待つ

――貴校では、生徒の心のケアにきめ細かな配慮をされていると聞きました。

 女子の場合、小さな人間関係の悩みが学習面や生活面にも影響を及ぼすことがあります。本校では、生徒の問題を担任一人に任せるのではなく、他の教職員も情報を共有して、チームでサポートするように心がけています。また、保健室とカウンセリング室には、常時3名の教員を配置して、ケガや病気でなくても、生徒が気軽に立ち寄れる空間作りに配慮しています。

 このほか、校内に、生徒が落ち着ける “居場所” をできるだけ多く用意したいと考えており、各教室の前に、一息つけるようなベンチも設置してあります。なかには、情報センター(図書室)や職員室を “居場所” にする生徒もいます。どの生徒も校内のどこかに “居場所” を見つけて、安心して学習や活動に取り組みながら、充実した学校生活を送ってほしいと考えています。

――受験生や思春期の子どもを持つ保護者にメッセージをいただけますか。

 子どものことを真剣に考える保護者ほど、「自分が何とかしなければ」と気負ってしまい、自分を責めたり、子どもに当たったりしてしまうのではないでしょうか。神は、誰にでも自分で自分の道を生きる力を与えられています。子どもにもその力は備わっていて、今はその時期でなくても、いつか力を発揮するときが必ず訪れます。そのことを信じて、長い目で子どもの成長を見守ってほしいと思います。

 子どもが悩んでいるとき、親が答えを出す必要はありませんし、気の利いたアドバイスができなくても構いません。一緒に寄り添い、一緒に悩んであげることが一番大事なのです。

祈りを捧げることが心のケアにもつながる

 同校では毎朝20分間、礼拝の時間があり、中高に分かれて讃美歌を歌い、聖書のメッセージを聞き、祈りを捧げます。大多数の生徒は入学して初めてキリスト教に触れますが、自分は愛されていて、他者も大切な存在なのだという教えを聞いているうちに、気持ちや人への接し方も優しくなってきます。礼拝の時間を通じて心を安らかにできることが、他者との関係性を良好にし、結果として、心のケアにもつながっているといえます。

(この記事は『私立中高進学通信2015年2・3月合併号』に掲載しました。)

玉川聖学院中等部  

〒158-0083 東京都世田谷区奥沢7-11-22
TEL:03-3702-4141

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