LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2015年1月号

母校にエール!OGOB interview

帝京中学校

一貫校ならではの触れ合いが
医師の業務に役立っています

「古川くんはとってもやさしい子でしたね」と当時の印象を語る中1の時の担任・横田先生と。

「古川くんはとってもやさしい子でしたね」と当時の印象を語る中1の時の担任・横田先生と。

古川裕一さん

帝京大学医学部附属病院 神経内科医

中学の時の交通事故が医師を志すきっかけに

 神経内科医として活躍する古川裕一さんは、平成12年に同高校を卒業。その後、帝京大学医学部へ進学しました。平成16年に移設された母校を訪れるのは、今回が初めてとのことです。

「今、勤めている大学病院は、自分が通っていた校舎のあった場所に建っているんです」

 中高時代の夢は「何らかのかたちで人のためになる仕事に就きたい」だったそうです。

「中学生の夏休み、補習の帰りに交通事故にあって入院しました。もしかしたら医師になろうと思ったのは、その経験が影響しているのかもしれません」

 中学生の頃から補習と聞くと、勉強漬けのように思ってしまうかもしれませんが、同校は以前より補習に力を入れたカリキュラムを組んでいます。

「通常授業の『補習』はもちろん、受験とは直接関係がないいろいろな講座が開講されていました。先生それぞれの個性が活かされた内容で、どの講座も興味深いんです。補習内容はもちろん、先生のキャラクターも当時からとても魅力的で、先生に会いたくて補習に来るという生徒もたくさんいました。そんな先生方のお蔭で、苦手な英語の補習も楽しんで出席していたことを覚えています」

 古川さんは中高一貫校で過ごした経験が、医師の業務に役立っていると思うことがあるそうです。

「3年間だけでは、仲の良い友達とだけつき合って終わっていたかもしれない。でも中高の6年間という多感な年代を共に成長してきたからこそ、いろいろな考え方をする同級生と正面から向き合って過ごす場面がたくさんあったと思います。例えば行事や部活動でぶつかるのは『それぞれの意見が違う』だけで、どちらかが間違いというわけではありません。それを念頭に置き、みんなにとってのベストは何かと模索する癖がつきました。医師の仕事は、生活環境・教育条件が異なったさまざまな年代の患者さんやご家族に、専門的な内容をお伝えしなければなりません。それぞれの考え方に寄り添った説明をするために、その方のバックグラウンドを推察し、ベストな提案を導き出す思考方法が大切です。それこそが、学生時代の6年間で培われてきたことだと実感しています」

 行事や部活動では、調整役のポジションで活躍されていた古川さん。そんな多忙な毎日の中で、受験勉強をスタートさせました。

「高校2年のときに医学部受験という目標を定めました。成績はとび抜けて良いわけではありませんでしたから、とにかく自分を信じ、やるしかないと思ってひたすら頑張りました」

先生の言葉が今も背中を押してくれる
「肩肘張らずにつき合える豊かな人間関係が帝京の魅力」と古川さん。「肩肘張らずにつき合える豊かな人間関係が帝京の魅力」と古川さん。

 医学部をめざすと決めた時、先生から受けたあるアドバイスが心に残っているそうです。

「医師というのはたいへんな仕事で、一生勉強し続けなければならないと、先生に言われました。その言葉の重みを医師になった今、実感しています。今後は大学院へ戻って、さらに学びを深めることも考えています」

 ご自身の経験を振り返って、後輩にアドバイスをお願いしました。

「勉強も遊びも一生懸命やってみる。それから、いろいろな人と触れ合うようにする。その経験が、後の自分の人生に広がりを持たせてくれます。どんなことも無駄にはなりません。学生生活は毎日が財産になります」

 スポーツ強豪校として名を馳せる同校ですが、特別な才能を持った生徒ばかりが活躍しているわけではありません。毎日を自分らしく過ごす、そんな生徒一人ひとりの個性を育み、それぞれが見つけた夢を叶えられるようにバックアップする教育こそが、同校の大きな強みです。

 中学1年生のときの担任である横田先生は、「古川くんは、素直で真面目な生徒でした。医師という夢を見つけてからは、理想の自分に近づくために一念発起して、コツコツ努力を重ねていました」と教えてくれました。

 創立者沖永荘兵衛先生は、「努力は実力を生み、実力は自信を養い、自信は興味を倍加する」という言葉を残しています。古川さんは、まさにその言葉を胸に刻んで、毎日前進されているようです。

主な大学合格実績と近年の傾向

 中学校は「いつでもどこでも個別指導」の考えを軸としている。長期休暇中の補習では、授業レベルを超えた内容から、趣味や雑学までをカバーする100以上の講座を開講。高校になると『文理コース』『文理コース特進クラス』『インターナショナルコース』『アスリートコース(高入生のみ)』のコース制に分かれる。平成27年度には中学校でも、高校特進クラスのメソッドを導入した『一貫特進コース』が始動。より高い目標を叶えるカリキュラムが充実する。


名古屋大学1名、慶應義塾大学2名、早稲田大学1名、上智大学7名、東京理科大学2名、立教大学2名、青山学院大学3名、埼玉医科大学(医学部)1名、獨協医科大学(医学部)1名ほか(2014年春)

学校沿革

 1943年冲永荘兵衛先生が旧制帝京中学校を開校。校章のデザインは「知育・徳育・体育」を示す3枚の桜の花びらの中央に、蜜蜂が位置する。「3つの資質がバランスよく備わった人材の育成に努める、そのために蜜蜂に象徴される勤勉努力を大切にしたい」という願いを表したもの。

(この記事は『私立中高進学通信2015年1月号』に掲載しました。)

帝京中学校  

〒173-8555 東京都板橋区稲荷台27-1
TEL:03-3963-6383

進学通信掲載情報

【熱中!部活動】【居合道部/少林寺拳法部】中高生とOBが世代を超えて助言し合って向上できる
【Students' Chat Spot】自由な校風と伝統、どちらも大切に受け継いでいきたい。
【SCHOOL UPDATE】先生や生徒たちと触れ合い「帝京を感じる一瞬」
【6年間の指導メソッド】ていねいな学習指導が実を結び大きく躍進
【6年間のメンタルケア】学校を挙げていじめを未然に防ぐため『いじめ対策委員会』を設置
【熱中!部活動】【女子ラグビー部】勉強も部活動も“勤勉・努力”一緒にがんばる帝京仲間
【Students' Chat Spot】難関大学突破をめざす「一貫特進コース」 第1期生が語る学校生活や勉強の様子
【私学の光輝】合同入学式 将来の夢を胸に 新しい学校生活をスタート
【学校生活ハイライト】練習を通じて 自主性を高め絆も強くなる合唱コンクール
【10年後のグローバル社会へのミッション】“生きる力” を引き出すイギリス語学研修
【Students' Chat Spot】難関大学突破をめざす「一貫特進コース」の第1期生授業風景
【学校生活ハイライト】同級生と仲良くなって勉強の仕方もしっかり身につくオリエンテーション
【母校にエール!OGOB interview】一貫校ならではの触れ合いが医師の業務に役立っています
【制服Collection】2015年度から新たな制服で始動する「一貫特進コース」への意気込み
【On Going! 進歩する私学の注目情報】難関大学合格をめざす『一貫特進コース』が誕生
【私学の光輝】スケール感を肌身で感じ、世界へのイメージを膨らませる
進学通信2015年1月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ