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私立中高進学通信

2015年1月号

全人教室│心を育む私学の授業

京華中学校

交流体験を重ねプレゼン力を伸ばして
“ヤングジェントルマン”になる

交流しながら「伝達力」を高める
高1の情報の授業で行われる、「政治家になったら訴えたい政策」のプレゼンテーション。自作のスライドを使い、話し方や身振り手振りを工夫して、自らの“マニフェスト”を効果的にアピールします。

高1の情報の授業で行われる、「政治家になったら訴えたい政策」のプレゼンテーション。
自作のスライドを使い、話し方や身振り手振りを工夫して、自らの“マニフェスト”を効果的にアピールします。

 豊かな人間性の形成、進路教育の充実、自己表現力とコミュニケーション能力の向上を3本柱に、グローバル社会を生き抜く “ヤングジェントルマン” の育成に力を入れている同校。特に、柱の3番目に当たる「自己表現力とコミュニケーション能力」の向上は、中高期の男子にとっては大きなテーマのひとつといえます。

「男子は女子に比べて精神的な成長が遅いうえに、本校の場合、おっとりしたタイプが多く、人前で発言することが苦手な生徒も少なくありません。そうした生徒達に、6年間をかけて、人とコミュニケーションをきちんと図るスキルや、自分の考えをしっかり伝達するスキルを身につけてほしいと考えています」
(入試広報部長/山田道行先生)

 具体的な取り組みとして、中学では、「探究科」(総合学習)やHRの時間を活用して、人の意見に耳を傾けつつ、自分の考えも主張できるような『グループ・コミュニケーション学習』を展開しています。また、学年ごとにテーマを決め、グループに分かれて調べ学習をし、京華祭で発表するプログラムにも毎年取り組んでいます。

「人との交流やさまざまな体験を重ね、そのなかから得られたもの、感じたことを “人に伝えようとする力” につなげてほしいと考えています。高校ではその力をさらに発展させていきます。高1の情報科の授業では、『政治家になったらどんな政策を訴えたいか』をテーマに、1人ずつ5分間のプレゼンテーションを行います。中1の頃、人前で話すのが苦手だった生徒が、スライドを示しながら堂々とスピーチしている様子を見ると成長を実感します。自己表現力を身につけるのにも、地道な積み重ねが肝心だと言えます」

言葉でのやり取りを大切にします 入学直後に行われるオリエンテーションでは、すごろくを使った自己紹介ゲームを行い、友達づくりを促します。言葉でのやり取りを大切にします
入学直後に行われるオリエンテーションでは、すごろくを使った自己紹介ゲームを行い、友達づくりを促します。
「探究科」の授業の一環として、中1〜中3は、京華祭でグループ発表を行います。中1のテーマは「世界の地域研究」。グループ全員がスピーチする決まりになっています。「探究科」の授業の一環として、中1~中3は、京華祭でグループ発表を行います。中1のテーマは「世界の地域研究」。グループ全員がスピーチする決まりになっています。
中2のグループ発表のテーマはアジア研究。中2、中3は自作のプレゼン資料を使ってプレゼンテーションを行います。中2のグループ発表のテーマはアジア研究。中2、中3は自作のプレゼン資料を使ってプレゼンテーションを行います。
アジアとのつながりを深めます 中3で行く『マレーシア研修旅行』では、現地の学校の生徒達と英語でコミュニケーションをとります。こうした体験を踏まえ、中3はマレーシアをテーマにしたグループ発表を行います。アジアとのつながりを深めます
中3で行く『マレーシア研修旅行』では、現地の学校の生徒達と英語でコミュニケーションをとります。こうした体験を踏まえ、中3はマレーシアをテーマにしたグループ発表を行います。
情報科のプレゼンテーション授業
説得力をもって人に伝えるスキルを磨く

 高1の情報科の授業で行うプレゼンでは、テーマ決めから内容の構成、パソコンによるプレゼン用資料の作成まで1人で行います。中学3年間、グループ発表で培ってきた経験が生かされます。

「このプレゼンの評価で最も重視するのは、自分の意見をいかに説得力をもって人に伝えることができているかということです。授業の最初には、アップル社の元CEOスティーブ・ジョブズ氏のプレゼンのビデオなどを見せて、説得力のある話し方についても指導します」(情報科/須賀直輝先生)

 聴き手を引き込むような話術も、グローバル社会のリーダーに求められるスキルのひとつと言えます。

ここに注目!先生からのメッセージ
意思疎通のための基礎力を養い言葉で表現できる人に

山田道行先生
 本校では、6年間を通じて生徒が小グループに分かれて課題に取り組んだり、討論したりする『グループ・コミュニケーション学習』に取り組んでいます。例えば、「自分にとって大切なものは何か」を「お金・学歴・家族・恋愛」などのなかから選び、理由とともにワークシートに記したあと、グループ全員で話し合い、そのグループにとって大切なものは何かを決めます。

 この活動のポイントは、じゃんけんや多数決ではなく、話し合いで決めること。最初の頃は、人の話を聞かず、自分の主張ばかりしていた生徒が、回数を重ねるうちに、次第に他者の意見に耳を傾けたり、異なるお互いの意見を擦り合わせたりできるようになっていきます。

 グローバル社会で活躍するために、人と意思疎通を図りながら、言葉で自己表現したり、交渉したりする力をつけていってほしいと思います。

(この記事は『私立中高進学通信2015年1月号』に掲載しました。)

京華中学校  

〒112-8612 東京都文京区白山5-6-6
TEL:03-3946-4451

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