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私立中高進学通信

2015年1月号

私学の情報リテラシー

かえつ有明中学校

真の思考力を獲得する
「サイエンス」の学び

情報を評価する目を持ち主体的に扱うことで的確に発信・伝達する能力を養う
「勾玉テーブル」と「アクティブラーニングチェア」を導入します。

「勾玉テーブル」と「アクティブラーニングチェア」を導入します。

 国際的な思考・実行力の獲得を教育目標の一つに掲げる同校には、教科横断型の授業『サイエンス』があります。欧米の言語教育をヒントに、クリティカルシンキング(批判的思考力)をベースとしているのが特徴です。そのスキルの一つに、受け取った情報から事実と意見を区別して、論理的に考える力があります。その思考力によって、「意見と根拠をきちんと伝える」という、日本人が苦手とするコミュニケーション力を鍛えます。世界の人々と協働・協調できる人物へと成長させることがそのねらいです。

 授業には、図書館やパソコンルームが集まった情報センター『ドルフィン』が活用されます。

 取材したこの日、ドルフィンでは中1男子クラスが1つの「ことがら」から8つの「ことがら」へと発想を広げる『マンダラート』に挑戦していました。「エコ」という言葉から連想される言葉を次々と考え、2人1組でiPadに書き込み、それを電子黒板に映し出して全員で共有し、意見交換。1人の考えが2人へ、2人の考えが数十人へと広がっていき、たくさんの情報をもとに一般化します。「みんなの意見を聞けることが面白く、ぼくも考えることが楽しい」と、意見交換を楽しむ生徒達。子どもたちの積極性や意欲を引き出すしかけが、この授業にはあるのです。

 ドルフィンの活用が始まってから6年目。司書を務める眞田章子先生は、授業の成果と今の気持ちをこう語ります。

「中1で情報の収集を中心に、中2で情報の分析、中3で情報の表現として研究論文を作成します。研究論文からスタートするというのではなく、本校では基本から、段階的にスキルを身につけていくのです。メモの取り方やレポートの書き方、パワーポイント作成などのスキルは他教科でも発揮され、先生方に驚かれることもあります。生徒達には自分で学び表現できる人になり、激変していく社会に対応し、生き抜く力を身につけてくれたらと願っています」

実社会で役に立つ!人生が変わる授業
大学や社会で必要となる力を中学生が無理なく得られる理由とは
人目を気にせず意見交換し合える環境は、男女別学の魅力の一つ。人目を気にせず意見交換し合える環境は、男女別学の魅力の一つ。

『サイエンス』では、電子黒板やiPadなどデジタル機器のほか、『リサーチノートブック』というオリジナル冊子を使用します。この冊子は、課題解決の6プロセスがもとになっているのが特徴です。編集を担当する眞田章子先生は、「授業が生徒にとってわくわくして、記憶に残るものになるよう心がけています」とのこと。大学で学ぶようなスキルも、こうした工夫により、中学で身につけることができるのです。「“自分も中学のときにこういう授業を受けていたら、きっと人生が変わっていた”と言う先生もいるんですよ」

『ドルフィン』が教育を牽引する存在に
グローバル化への対応をめざす
世界で活躍する生徒を育てたい
司書の眞田先生。司書の眞田先生。

情報センター『ドルフィン』。この命名理由について眞田先生は、「図書館を知の海とし、生徒達が好奇心旺盛なイルカのように知的体験を重ね、世界で活躍してほしい」と話します。

「設備のみならず、その運営が本校の魅力。生徒の知的好奇心を刺激するよう、館内の展示にも力を入れています。新しいことを率先して取り入れ、教育を牽引する存在でありたいです」

(この記事は『私立中高進学通信2015年1月号』に掲載しました。)

進学通信2015年1月号
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