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私立中高進学通信

2014年11月号

大学合格力強化計画

聖学院中学校

多彩な学校行事を通じて社会を知り
生徒の「学びたい」気持ちを引き出す

生徒達は互いに教え合い、学び合いながら理解を深める学習姿勢を身につけていきます。

『振り返りノート』でむらなく計画的に学習
振り返りノート定期考査や模擬試験に向けて計画と実績を記入し、次の試験に生かします。

 生徒の大学進学に際して、「やりたいことが実現できる大学選び」と「行きたい大学に向けてベストを尽くすこと」を重視している同校。2013年度に引き続き、2014年度も国公立大学や早慶上理、GMARCHに多数の合格者を出しました。こうした実績について、4年前に設置した進学推進委員会による組織的な取り組みが功を奏していると進路指導部長の生田直子先生は話します。

 校長、進路指導部長、教科主任そして該当学年の担任団からなる進学推進委員会では『進学の手引』を作成し、大学の概要や入試制度、受験までの流れ、学習方法、先輩の合格体験記などの情報を提供しています。また、学習のPDCA(計画、実行、評価、改善)サイクルを定着させて学力向上を図る『振り返りノート』を作成。定期考査や模試など、取り組みごとに目標や勉強内容、結果を記し、次の計画づくりに役立てています。『振り返りノート』は高校生を対象にしたものですが、中学から同様のノートを作成し、定期考査に向けた勉強の意識づけを高めることで、むらなく計画的に学習を進める習慣がつくようになりました。

 こうした取り組みが奏功するのも、ベースに"質の高い授業"があるからです。同校では21世紀型の教育として、「学ぶ力」「学ぼうとする力」「共に生きる力」の育成に力を入れています。従来の受け身型から参加型の授業へと転換していくことで生徒のやる気を引き出し、学力の向上を図っています。実際に、生徒達は自ら能動的に発信し、共に教え学び合う姿勢が身についてきたといいます。

「高校3年生の教室がある3階のフロアでは、放課後に生徒同士で教え合う姿がよく見られます」
(生田先生)

 同校は、補習や講習も充実しています。毎年夏休みにはサマーセミナーが開催され、1学期の総復習や苦手な教科・単元の克服を行っています。どの講座を受講するかを、6月から担任や教科担当の先生と相談し、夏休みを有意義なものにしています。中学3年生は4泊5日の勉強合宿に参加し、高校での学びを見据えた自学自習の方法を身につけていきます。

 高校2年からはサマーセミナーのほかに、ウインターセミナーとスプリングセミナーが加わります。高校3年ではサマーセミナーの後にアラカルト講習も開講され、受験に向けて万全の態勢を整えます。

将来の目標は日々の授業や行事がきっかけになることも

 学習効果を高める取り組みを行っても、本人の「なぜ学ぶのか」というモチベーションが低ければ、結果となって表れません。同校では、「Only one for others(他者のために生きる個人)」の育成をモットーとし、一人ひとりが「内なる賜物」を磨き、社会に出てそれをどう使って人に尽くすかを考えるよう指導しています。生徒達は農村体験や海外でのホームステイ、タイ研修旅行などさまざまな行事を通して社会を知り、その中で自分がどのような役割を果たしていきたいかを考えるようになると生田先生は言います。

「農村体験で日本の農業や社会構造について知り、政治家になる夢を抱いて法学部に進んだ生徒がいます。また、タイ研修旅行で貧困のあまり医者にかかることができない人がいることを目の当たりにして、国境なき医師団として支えたいと医学部に進学した生徒、アジアの経済を学びたいと経済学部をめざす生徒などもいます。一人ひとりが濃密な学校生活の中でそれぞれの『Only one for others』を育んでいることを誇りに思います」

 こうした行事のほか、高校1年のサマーセミナーでは社会で活躍するOBなどに講演してもらい、生徒達が高校での学びや大学進学の意味を深く理解するきっかけになっています。

 もう一つ、生徒のモチベーション向上を支えているのが、先生と生徒の距離の近さです。毎学期2回程度、担任の先生との面談が行われるほか、大学受験を意識し始める高校2年生頃からは各教科の先生とも積極的に面談を行い、将来の進路についてアドバイスを受けます。

「将来への思いは漠然としたものが多いので、大学の研究にどのような分野があるのか、どの学部ならその生徒の思いに近い研究ができるのかといった情報を与えると、生徒も独自に調べてさらに思いを深くしていきます。担任だけでなく、同じ学年の教員や各教科の教員が複数の目で生徒を見て、好きなことや性格を理解しているからこそ、その生徒に合った進路指導ができるのだと考えています」
(生田先生)

 これらの取り組みに加え、2013年度からは放課後に『ホームワーク特訓』を行い、中学生に自宅学習の進め方をアドバイスしています。また、大手予備校の講師による特別講座も開講しています。さらには生徒手帳を刷新し、月間・週間のスケジュールを書き込みやすくして、生徒の自己管理能力を高める仕様にしたそうです。今後、これら新たな取り組みを通じて、大学合格実績がどのように変化するのか、期待が高まります。

社会で活躍するOBの講演社会で活躍するOBの講演を聴き、将来への夢を膨らませます。
仕様を一新した生徒手帳仕様を一新した生徒手帳。スケジュール管理がしやすくなりました。
難関大学への合格数割合推移

GMARCH以上の合格数(国立大学含む)/卒業生数

難関大学への合格数割合推移
2013年度(2014年春)
主な大学合格実績

※既卒生を含む

大学名 人数




千葉大学 1
埼玉大学 1
首都大学東京 1
東京農工大学 1
東京海洋大学 1
東京学芸大学 1
京都大学 1
防衛大学 1
大学名 人数



早稲田大学 7
慶應義塾大学 5
上智大学 11
東京理科大学 2
国際基督教大学 2
明治大学 9
青山学院大学 18
立教大学 16
中央大学 10
法政大学 17
学習院大学 6
同志社大学 1
立命館大学 6
立命館アジア太平洋大学 2

(この記事は『私立中高進学通信2014年11月号』に掲載しました。)

聖学院中学校  

〒114-8502 東京都北区中里3-12-1
TEL:03-3917-1121

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