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私立中高進学通信

2014年10月号

その先に備える キャリア教育

立正大学付属立正中学校

夢に向かうための進路を選ぶ中学1年からのキャリア教育

社会の仕組みを大きくとらえ、働くことの意味を体感できるのが、同校のキャリア教育の在り方です。
企業の方々から話を聞き、職場体験を通じて、生徒達が将来への夢を描く土台作りをサポートしています。

中3では実際の職場で働くインターンを体験。ピザ屋さんではピザづくりの現場に入りました。

 中学からの一貫生が高校特進クラスの約9割を占める同校では、中学1年の早い段階からキャリア教育を進めていきます。

「高校に上がったときに、国語が嫌いだから理系、理科が苦手だから文系といったネガティブな選択を生徒達にしてほしくないのです。『この職業をめざすためにはこの学部』というポジティブな考え方で進路選択をしてほしい。そのためには、中学1年からのキャリア教育が必要です」 (進路指導部長/平林重郎先生)

 中学のキャリア教育は、社会にどのような仕事があるのかなど、大きな枠でとらえていくことから始めます。社会とは何か、働くとはどういうことなのかを、段階を踏みながら見て、聞いて、体験していくのです。

 中学1年では、6~7人の卒業生を講師に招き、現在の仕事について話を聞きます。

「1時間目と2時間目の2回にわたり、講師が各教室に分かれて話をし、生徒は聴きたい講義を二つ選んで参加します。いずれも本校の卒業生とあって、生徒達はとても親近感を覚えるようで、質問なども活発にしています。中高時代をどのように過ごしていたのかなども具体的に聞けるので、良い刺激になるようです」

 中学2年では、大学の研究機関、印刷会社、IT関連企業、銀行など、多種多様な協力企業、事業所から自分で見学先を選び、職場訪問を行います。

「職場訪問は、5~10人を1グループにして派遣します。訪問前にはマナー講座も受けさせます。訪問前に、生徒が訪問先と打ち合わせをしますが、この時点ですでにガチガチに緊張してしまうケースも少なくありません。社会に出て、自分は働けるのかと不安な気持ちになる生徒もいますが、こうした不安は誰もが一度は持つもので、悪いことではありません」

 中学3年では、実際に職場へ入って働くことを体験するインターンシップを行います。体験期間は3日間。その間に、驚くほどの成長が見られるといいます。

「ある広告代理店では、本校のポスターを作る企画会議に、生徒達が参加しました。会議の席で、緊張して何も発言できなかった生徒達は『黙っているのなら、いる意味がないので帰りなさい』と、担当の方に言われたそうです。

 働くということが真剣勝負であるということを、生徒達は身をもって体験したようです」
(入試広報部長/今田正利先生)

「中学でのこうした経験は、必ずしも本人の夢と直結するものばかりではありません。でも、これから進むであろう将来について、ビジョンを描く参考にはなります。中学時代の経験は、自分が将来どんな働き方をしたいのかを基軸に進路を選べるようになるための“第一歩”なのです」(平林先生)

中1 卒業生による職業講演
先輩から仕事や働くことについて話を聞く
まずは座学からスタート。卒業生から仕事について話を聞きます。まずは座学からスタート。卒業生から仕事について話を聞きます。

 新幹線の運転士やアパレル店店員、行列のできるラーメン屋店主、映画監督など、多方面で活躍する卒業生が、現在の仕事の内容ややりがい、歩んできた道のりなどを語ってくれます。自分達と同じ場所から巣立っていった先輩方の話に生徒達は興味津々な様子です。職種も業種もバラバラですから、まったく違った職業の話を聞けるのも好評です。

 中学ではどんなふうに過ごしていたのかや、高校卒業後の進学はどのように選んでいったのかなど、具体的なことを聞けるのも卒業生だからこそ。自分の将来像と照らし合わせて、社会に出る姿を思い描くきっかけになります。

中2 マナー講座と職場訪問
プロの仕事を見て憧れの念を抱く

 職場体験を翌月にひかえた9月、生徒達はマナー講師の先生から、あいさつのしかた、目上の人との話し方などについて訓練を受けます。そして、10月の職場訪問では、すがすがしいあいさつをはじめ、講座で学んだことを十分に発揮できるよう、準備を整えて挑みます。

 訪問先では実際に仕事の様子を見学させてもらった後、感じたことや疑問に思ったことなどを直接職場の方に質問します。初めて“社会”に接する生徒達はかなり緊張するようですが、普段は見ることのない“働く大人”の姿を間近で見る良い機会にもなっています。

職場訪問の前にはマナー講座を開き、講師の先生からあいさつのしかた、敬語などを学びます。職場訪問の前にはマナー講座を開き、講師の先生からあいさつのしかた、敬語などを学びます。
幼稚園では先生気分で園児達と関わりました。幼稚園では先生気分で園児達と関わりました。
中3 インターンシップ
“働く”経験を通じて自信をつける
ギプスを着用する生徒達。体験を通じて、ケガをした人の気持ちに寄り添うことの大切さを考えました。ギプスを着用する生徒達。体験を通じて、ケガをした人の気持ちに寄り添うことの大切さを考えました。

 中2の職場訪問で不安になっていた生徒達も、中3の職場体験を終えるころには自信がつき、将来について前向きに考えられるようになっていきます。病院でリハビリの仕事を手伝ったり、ピザ屋さんでピザづくりに励んだりと、自分で選んだ職業を実際に体験できるのがインターンシップの良いところです。自らの頭や体を使って働くことで、社会へ出ることの意味を肌身で感じることができる3日間です。

(この記事は『私立中高進学通信2014年10月号』に掲載しました。)

立正大学付属立正中学校  

〒143-8557 東京都大田区西馬込1-5-1
TEL:03-6303-7683

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