Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2014年10月号

大学合格力強化計画

普連土学園中学校

少人数制の無料補習授業で希望進路に合う学力を養成

現役大学進学率90%理系38%の理由
難関大学進学率推移(現役)難関大学進学率推移(現役)

 偏差値やブランドではなく、自己の適性や希望に基づき、実際の社会状況もよく理解したうえでの進路決定を指導している同校。2014年春の卒業生130名のうち現役大学進学率は90%、理系進学者は38%となっています。東京大学をはじめ東京工業大学、一橋大学、東京外語大学など国公立大の合格者も増えており、全体の13%を占めます。

「本校の進路指導は本人の希望を最優先にしています。理系進学者も医学、薬学、工学、理学などさまざまな学部に進学しています」と、広報部の池田雄史先生は進路選択の特徴を説明します。

 慶應義塾大学の人気が高いのも、特筆すべき点のひとつです。同校とは目と鼻の先にあり、同じ駅を利用する大学生を間近で見ているため、親近感や 憧れを持つ生徒が少なくないそうです。

 こうした卒業生の進路状況は毎年、詳しく公開されます。1人が複数の大学を受けて合格した「合格数」もカウントしていますが、どの大学へ実際に何人進学したかを示す「進学者数」まで公表しています。実数から見ても国公立大、難関私立大進学者が例年70%前後と高い実績を上げていることがわかります。

数学を好きになればどの道も選べる
進学者系統別割合(現役)進学者系統別割合(現役)

 大学合格実績が堅調に伸びている理由はどこにあるのでしょうか。

 ひとつは中学からの数学の充実にあります。理系進学のみならず、国公立大をめざす生徒は文系でも数学を含むセンター試験が必須です。

「苦手意識を持たずに数学を好きになる」をモットーに、中学では習熟度別授業は行っていません。数学は中学1年から代数分野、幾何分野に分け、さらに中学2年の半ばまでは分割授業とチーム・ティーチングを取り入れています。中学2年の後半はクラス単位の授業、そして高校の教科書の内容に入る中学3年で再び分割授業を導入しています。

 理科実験の数も豊富です。中学1年では約50の実験や観察があります。
「紙ホイッスルをつくる」「モーターをつくる」「模型ヨットをつくる」などの製作も多く、楽しく単元を学べる工夫を凝らしています。

 数学や理科の基礎学力が中学段階で確立できれば「理系科目が苦手だから文系にする」といった消極的な進路選択をせずに済みます。より積極的な文・理選択をしてほしいという思いが、カリキュラムに込められているのです。

少人数でも開講する高校の選択科目

 高校でもコース制は採用していません。数学や英語など必修科目は習熟度別クラス編成となり、レベル別にじっくりと学びます。

 そして高校2年の文・理選択後は、進路希望に合わせて豊富な選択科目の中から、生徒達が自由に組み合わせて履修します。高校3年では必修が17単位、選択が10~18単位と、半分ずつのバランスになります。

 国公立志望、センター試験利用の生徒は午後まで授業で埋まりますが、私立専願の生徒も授業がない時間帯には「自学自習」を選択します。午後3時半まで図書室または自習室でしっかり学び、一対一で先生に指導を受け、質問することもできます。

 さらに大学入試対策の補習が、高校1年の夏から開講します。補習は夏休みや冬休みの長期休暇中には連続した3~4日間、通常は、前・後期の毎週放課後といった形で、かなりの頻度で開かれています(昨年度81講座)。

 補習は一部教材費を除き、無料で参加できます。教えるのは各教科の先生で、前年度末から内容を練っているそうです。毎年5月には募集が始まるので、予備校の夏期講習に通わなくても入試対策は万全です。

 127年前の創立時より続く週5日・2学期制の伝統と生徒一人ひとりを大切にする校風が、きめ細かで柔軟性に富み、自主性を伸ばすカリキュラムを生み出しているのです。

「高校1年の終わりに選択科目を選ぶ際には、担任とていねいに面談をします。高校2年以降は、生徒自身が必要な単位や講座を選び取れる力が身につくように教員も意識しています」 (池田先生)

 昨年度は、高校3年生1人あたり平均で放課後は週2・5講座、夏期は4・8講座を受講したそうです。時間の無駄が少なく、学校を中心にじっくり学習を進められることが大学合格実績の伸びにつながっているのです。

2013年度(2014年春)
主な大学合格実績
大学名 人数




東京大 1
東京工業大 1
一橋大 1
筑波大 2
東京外国語大 2
東京芸術大 1
東京医科歯科大(歯) 1
北海道大 1
東北大 1
信州大(理、医) 1
東京農工大 2
首都大学東京 3
山梨県立大 1
国際教養大 1
大学名 人数



慶應義塾大 22
早稲田大 11
上智大 18
国際基督教大 1
東京理科大 13
立教大 28
学習院大 9
明治大 19
中央大 7
法政大 16
青山学院大 10
東京女子医大 2
明治薬科大 5
校内大学入試対策講座 
(2013年度抜粋)
学年 実施期間 講座名 内容
高1 夏期4日 英語語彙力増強補習 語源等を用いた語彙力補強
夏期6日 数学応用 数ⅠA頻出演習
夏期3日 数学応用 数ⅠA既習分野の頻出演習(高1・2合同)
夏期3日 小論文 要約力養成講座
夏期5日 英語(標準・発展) 長文演習
高2 夏期5日 数列応用 数列のレベルアップ、後期開始の補習につながる
夏期4日 生物Ⅱ 系統分類分野の授業の補い
夏期3日 化学 理論化学
夏期4日 物理 力学の演習
後期毎週 英語の基礎構造 項目ごとの構文解釈演習
後期毎週 数学Ⅲ応用 教科書の先取り→大学入試の準備演習
春期集中 数学センター演習 大学受験に向けた準備
春期集中 倫理 センター対策
高3 通年毎週 現代文/古文/漢文 入試問題演習
通年週3日 世界史 ヨーロッパ各国史
通年毎週 英語設問別演習 難関校入試問題演習
夏期3日 数学(薬農獣医系) 入試集中演習 50分×7
夏期5日 英語長文読解(応用) 入試長文応用演習
夏期5日 生物遺伝・計算グラフ演習 頻出パターンの集中演習
冬期集中 数学 国公立二次 私大記述対策
冬期集中 世界史論述演習 入試論述問題の整理と演習

(この記事は『私立中高進学通信2014年10月号』に掲載しました。)

普連土学園中学校  

〒108-0073 東京都港区三田4-14-16
TEL:03-3451-4616

進学通信掲載情報

【理数教育のその先へ】先生の協力と講座で苦手だった数学を克服 自主的な学びで可能性が開花
【Students' Chat Spot】授業の面白さ、先生との距離の近さが何よりの魅力です
【中1の始め方】生徒一人ひとりに寄り添う 細やかな人間教育を
【未来を切り拓くグローバル教育】全員参加で英語力と思考力を伸ばす
【校長が語る 自立へのプロセス】「愛と善意をもって他者と接し対話を通じて、互いを理解する」
【実践!未来の学び プログラミング】唯一無二のチームで挑む国際的なロボット競技会
【SCHOOL UPDATE】モデルロケット国際大会出場 パリの大空に打ち上げたロケットで世界3位に輝く
【未来を切り拓くグローバル教育】ロボット競技会『FLL』トルコ世界大会に出場
【本音で語る保護者座談会】学習サポートも充実!! 塾へ通わなくても学校だけでやっていけます
【学校ってどんなところ?生徒の一日】一人ひとりを大切にする環境のなかのびのびと過ごしています
【学校生活ハイライト】中高6学年が一致団結して味わう達成感
【アクティブラーニングで伸ばす新しい学力】ロボットプログラミングで学ぶIT×ものづくり
【The Voice 新校長インタビュー】最先端の学びを、キリスト教学校ならではの全人教育に昇華
【Teacher's Lounge 先生たちの座談会】少人数、完全一貫教育だからできる お互いを否定せず、個性を尊重する温かな環境づくり
【学校生活ハイライト】さまざまな宗教や文化に触れ 知らなかった世界が身近に
【グローバル時代の学び方】外国人教員との学校生活で日常的に英語に親しむ
【中1の始め方】全員カウンセリングと自己管理のサポート 少人数教育ならではのきめ細かい対応
【Students' Chat Spot】一人ひとりを大切に育み 独自の取り組みを通して世の役に立つ女性を育てる
【SCHOOL UPDATE】オンライン学習支援システム “fgs-webcampus”で主体的な学習を促す
【目標にLock On_!! 私の合格Story】チャレンジ精神を育んでくれた学園生活 あたたかな人とのつながりは生涯の宝に
【私学の先生から受験生へのアドバイス】“考える力”を重視し思考のプロセスを細かくチェック
【大学合格力強化計画】少人数制の無料補習授業で希望進路に合う学力を養成
進学通信2014年11月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ