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私立中高進学通信

2014年10月号

母校にエール!OGOB interview

東京家政学院中学校

『ごきげんよう』のあいさつとともに大切に育てられた中高6年間

自らがデザインした同校のキャラクター“カセリーヌちゃん“のグッズを持つ市野さん。

自らがデザインした同校のキャラクター“カセリーヌちゃん“のグッズを持つ市野さん。

市野 智絵さん

今戸神社神主・東京家政学院短期大学講師

先生方の手厚い指導で勉強が好きになった
市野さんがデザインした同校のキャラクター「カセリーヌ」市野さんがデザインした同校のキャラクター「カセリーヌ」

 今回ご登場いただくのは、中学・高校・短大と8年間を東京家政学院で過ごした市野智絵さん。短大を主席で卒業後、玩具メーカーでぬいぐるみのデザイナーなどを務め、現在は家業である今戸神社の神主として活躍中です。そのかたわら、イラストレーターとしても活躍し、私生活では1児の母親でもあります。そんな市野さんに母校の思い出をお聞きしました。

「中高時代は友人に恵まれ、授業も面白く、楽しい思い出がたくさんあります。とくに思い出に残っているのは、所属していた自然科学部での活動です。活動は週2回でしたが、理科準備室には毎日通っていました。化学の知識を生かしてカルメ焼きやロウソク、アロマキャンドルを作るなど、やりたいことを存分にやらせてもらいました。毎年、夏休みには天体観測や野鳥を観る合宿にも参加し、生物や自然を大切にする心も学びました」

 こうした活動を通じ、次第に自然への畏敬の念を深めたという市野さん。理科が好きになり、成績が学年でトップとなりました。また、描いたポスターがYMCAのコンクールで入賞しました。「当時から絵を描くのが好きでしたが、多忙で美術部には入れませんでした。時々放課後などに先生に個人的に教えてもらっていました。先生方は、いつも生徒の興味を上手く引き出してくださいました。学習の指導も手厚かったですし、理科以外の教科もどんどん好きになり、成績も伸びていきました」

温かい環境の中で大切に育てられた
神主姿の市野さん。2014年1月には、自著『幸せを10倍呼び込む毎日の所作』(学研パブリッシング)も出版し、今後の活躍がますます期待されます。神主姿の市野さん。2014年1月には、自著『幸せを10倍呼び込む毎日の所作』(学研パブリッシング)も出版し、今後の活躍がますます期待されます。

 市野さんは同校の印象を「温かい学校」だと答えます。

「毎日のあいさつで使う『ごきげんよう』は、『ご機嫌いかがですか?』と、その日の体調や気分を伺うだけでなく、機嫌が悪い時は良くしよう、良い時はそのままでという意味があります。常に上機嫌でいることの大切さを表したあいさつなのです。

 たとえ辛いことがあっても、機嫌良くいれば自分も周りも幸せになります。
明るく振る舞えば、周囲に人が寄ってきます。学校生活の中で、そんな女性としての在り方を、自然と学ぶことができました。どんなときでも前向きでいることの大切さは、今でもしっかりと私の心に根付いています」

 先生との関係性も良く、生徒達は温かい環境の中で大切に育てられた花のようだったと市野さんは振り返ります。「先生方は全然いかめしい感じではなくて、一人ひとりの生徒を大切に育ててくださいました。他のクラスの生徒とも仲良しで、中高時代の友達とは今でも連絡を取り合い、時々集まって語り合う〝ママ友〟です」

 現在は短大講師として年に数回、母校を訪れている市野さん。イラストレーターとして、同校のキャラクター〝カセリーヌちゃん〟のデザインを手がけるなど、関わりを持ち続けています。「玩具メーカーで働いた経験から、授業では習わない、大切なことを生徒達に伝えていきたいと考えています。具体的には、〝家政学の母〟と呼ばれた創立者・大江スミ先生の話をしたり、手芸教室を開いて生徒とパペット人形を作ったりしています」

今も自分の中に息づいている〝KVA精神〟

 母校が大好きで、「語り出したら止まらない」と言う市野さんですが、その魅力は建学の精神に集約されていると言います。同校が教育理念として掲げるK(Knowledge・知)、V(Virtue・徳)、A(Art・技)の〝KVA精神〟は、今も心の中に息づいているそうです。

「創立者の大江スミ先生は『ベターではなくベストでやりなさい。何事も神様が与えてくれた試練、与えてくれたチャンスであり、自分を高め磨き上げるために、やれることは一生懸命やるべき』と教えてくださいました。また、〝KVA精神〟や品性は、お金で買えるものではありません。先生方の温かい心に触れることで、育まれるものだと実感しています。こうしたアットホームな校風があるからこそ、一人ひとりが自分らしく生きられるのだと思います。卒業生には、周囲から〝可愛がられる〟人が多いですね」

 最後に今後の目標をお聞きしました。「子ども達に、神話の世界に興味を持ってほしいと考えています。その一環として、女性ならではの視点を生かした絵本を作りたいですね。また、神社に来てくださった方々には温かい言葉をかけるなどして、神社を身近に感じてもらえるようにしたいと思っています」

 最初から最後まで、明るく快活に話してくれた市野さん。「ごきげんよう」とあいさつを交わした日々から数年の月日を経た今も、母校の教えをしっかり体現しているようです。

主な大学合格実績と近年の傾向

 模試の成績の推移、志望状況の変化などを1枚のカルテにまとめ、一人ひとりの特性に合わせた進路指導を実践。現役での4年制大学進学率は86%と上り、2014年春の大学入試では、一般受験での難関大学合格者数が大きく伸びた。高い就職率を誇る併設大学への進学者も多い。


静岡大1名、明治大1名、立教大1名、法政大2名、日本女子大5名、成蹊大3名、成城大1名、獨協大3名、國學院大1名、東京農業大1名、日本大7名、東洋大4名、駒澤大3名、専修大6名ほか
(2014年春、現役生のみ)

学校沿革
家政研究所

 1923年(大正12年) 2月、大江スミ先生が開設した家政研究所が前身。キャンパスは、東京都千代田区という都心にあり、靖国神社や千鳥ヶ淵など自然豊かな環境にも恵まれている。近年は、建学の精神である〝KVA精神〟を土台に学院全体の構造改革『KVAルネサンス』が推し進められており、社会で活躍する自立した女性の育成をめざしている。

(この記事は『私立中高進学通信2014年10月号』に掲載しました。)

東京家政学院中学校  

〒102-8341 東京都千代田区三番町22
TEL:03-3262-2255

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