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私立中高進学通信

2014年10月号

全人教室│心を育む私学の授業

麴町学園女子(麹町学園女子)中学校

国際社会で発揮 日本人としての教養
華道・茶道通じて女性のたしなみを学ぶ

1学期最後の授業は「雪柳、カーネーション、チース」を
素材に作品を作りました。
授業で習ったことを生かして、
学校の玄関に生徒の作品が飾られることもあります。

茶道・華道から日本の美意識を学ぶ
草月流の山口先生から「真(しん)・副(そえ)・控(ひかえ)」の表現のルールを教わります。

 同校では、国際社会の中で日本文化を堂々と語れる人になってほしいとの思いから、華道と茶道の授業を取り入れています。

「本校は英語教育に力を入れており、毎年、語学留学する生徒がいます。また、修学旅行はオーストラリアに行きますし、交換留学制度を通して海外の生徒との交流もあります。こうした経験を積む中で、生徒達には日本文化を海外へと発信できる教養が必要だと感じています。華道と茶道の時間を設けることで、日本人としての教養を身につけてほしいと思います」(広報/西嶋桃子先生)

 華道も茶道も、講師の先生は外部から招いています。担任の先生も、生徒達の"見守り役"として参加しています。授業では基本的な作法を学ぶことができ、さらに学びたい生徒は放課後の『課外講座』に参加することも可能です。ほかに、お琴やピアノなどの講座があり、校内で習い事ができるのは、保護者からも好評だそうです。

 華道の授業では、『草月流』の基本ルールを身につけます。枝の向きをうまく整えるのはなかなか難しく、生徒達はそのつど先生に教えてもらいます。授業に休まず出席すると、普通4級修業証書を取得することができます。

 一方、茶道の授業は『裏千家』。畳の和室で行うため、"おしとやか"に歩くことを心がけます。室内には「大きな声でおしゃべりをしてはいけません」など手書きの注意事項が貼られており、生徒達もそれを守っています。授業を通じ、生徒達は季節感を大切にすることも覚え、生活の中に反映される日本人の美意識とは何かを学んでいきます。

「入る時は右足から。出る時は左足から」など、基本の動作や袱ふく紗さの使い方などを学びます。
剣山に茎を差し込むにもコツが必要です。
最初はなかなか正座にも慣れなかった生徒達ですが、回を重ねるごとに、正しい作法を身につけていきます。
「もっと学びたい」と生徒の声
授業の回数を重ねるうちに慣れて楽しくなりました

「最初は大変でしたが、慣れてくると楽しいと思うようになりました。茶道で難しいのは、袱ふく紗さ という絹布のさばき方です。お点前の途中でバラバラになってしまわないように、気をつけて扱います。茶道を学んだことで、普段の生活でも少しはおしとやかになったかなと思います(笑)」

「普段はできないことができるので、授業はとても楽しいです。大人になってきっと役立つことなので、もっともっと学びたいと思います(生徒代表のNさんとYさん)

ここに注目!先生からのメッセージ
隅田先生「お点前はおもてなしの心。人のために真剣にお茶を点てるという経験が、生徒達の内面を磨きます」(隅田先生)
花や茶に真剣に向き合い落ち着きのある心を育む

「生徒達には、楽しんで華道に取り組んでほしいと考えています。第一に、お花を好きになってもらいたい。授業を通じていろいろなことを伝えていますが、最後はお花の話にもっていけるように、話題に気をつけています。私自身、生徒から教えられることもたくさんあり、心の通い合う授業になっているのではないでしょうか」(草月流・山口寿梢(じゅしょう)先生)

「授業中は、全員に目が行き届くよう、卒業生も含めて、複数の指導者が授業に入ります。お茶を入れるお点前はもちろん、"待つ時間"も大切です。待っている間に、落ち着いて過ごせるような心を育てていきたいと思っています」(裏千家・隅田宗悦先生)

(この記事は『私立中高進学通信2014年10月号』に掲載しました。)

進学通信2014年11月号
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