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私立中高進学通信

2014年9月号

遊べる・役立つ・夢中になれる 学習のすすめ

星野学園中学校

その言い方、もしかして
「甘えた日本語」!?

最近よく聞く、日本語の"変な言い回し"。
どこが変なのか、親子で考えてみませんか?

親子でトライ!
こんな言い方していませんか?

思わず言ってしまいそう。子どもは聞いています!

  1. これ、美味しくない?
    ★美味しいのかまずいのか、どっち!?
  2. (初対面の人に)私って、コーヒーが嫌いじゃないですか。
    ★初めて会ったから、知りません。
  3. ○○ちゃん(飼い犬の名前)にごはんあげた?
    ★人間と動物は、かける言葉が違います!

正解は、親子で話し合ってみてください。

目標は自分の考えを表現できる力を育むこと
指導の先生
国語 田村利一先生

●プロフィール
平成6年川越東高校に着任、平成9年から星野女子高校で、平成16年から星野学園中学校で国語を担当し、 現在中学1年の学年主任を務める。日本体育協会公認卓球コーチの資格を持ち、中学・高校卓球部顧問として全国大会、関東大会への出場多数。

 日本人は、昔から直接的な表現を好まない傾向があります。日本は長い間、稲作を中心とする共同作業を通して、集落の中で争い事を起こさず、みんなと同じ仕事をコツコツするのが美徳とされてきたと思われます。そんな環境から、言いたいことをはっきり言わず、遠回しに伝えて相手に察してもらうのが美しいという考え方が生まれたのでしょう。

 現代を生きる私たちも、日々、言葉を選んで生活しています。そして、それは時として、中途半端な表現を生むことがあります。最近よく聞く"変な言い回し"を、私は「甘えた日本語」と呼んでいますが、「相手に自分を理解してほしい」というニュアンスを含んだ言い回しと言えます。日本国内では理解されても、これからはグローバル社会。国際社会と付き合っていくためには、中途半端な表現は望ましくありません。これから日本を支えていく子どもたちは、他人に迎合したり、おもねるのではなく、信念を持って生きる必要があります。

 私たちは「骨太な人づくり」をめざしています。それは、人の意見をきちんと聞いて、取り入れるべきことは取り入れるという、柔軟性のある強さです。私たちが教える国語の目標は、「自分の考えを表現できる生徒」を育てること。だからこそ生徒には、「甘えた日本語」ではない、きちんとした日本語を身につけてほしいのです。そのためには、家庭の会話も、保護者に気を配ってほしいと思います。

子どもの語彙を増やすには?

 残念なことに、日本人の大半は議論が苦手です。でもこれからの子どもは、議論ができなければいけません。議論には、深い思考が必要です。深く思考するには、豊富な語彙が必要です。では、子どもの語彙を増やすにはどうしたらいいのでしょうか。

 限られた人とだけ会話をしていると、語彙は増えません。それには、子どもが自分のカテゴリーの外の人と会話することが必要です。昔は、子どもが地域の人と話す機会がありました。そうすると、自然にいろいろな言葉を遣う機会があるのですが、核家族化し、地域との結びつきが希薄になった今は、その機会を得ることが難しくなってしまいました。

 私たちは、一貫校という特性を活かし、高校生が小学生や幼稚園生の面倒をみるなど、学校生活を通して、世代を超えた関わりを持つことを意識しています。その一例として、クラブ活動は全入(全員入部)です。クラブは、先輩や後輩など、年齢を超えた関わりを持つことができます。でも、クラブは楽しいだけではありませんよね。怖い先輩がいるかもしれません。しかし、「世の中には時に不条理なことがある」ということを知って大人になるのと、知らないのとでは、その後の人生に大きな差が出ると思います。子どもには、自分が大人になったときに、社会でどう生きていくのかを見据えた「リベラルアーツ(教養)」を身に付けてほしいと思います。

(この記事は『私立中高進学通信2014年9月号』に掲載しました。)

星野学園中学校  

〒350-0824 埼玉県川越市石原町2-71-11
TEL:049-223-2888

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