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私立中高進学通信

2014年9月号

中1ギャップをなくせ! 学び始めの肝心帳

埼玉平成中学校

入学前ガイダンスで心の準備
ていねいに、楽しく学びの基礎を育む

スタートガイダンス

入学前の2月に行われる『スタートガイダンス』。模擬授業で導入を図ります。

先輩が英語で校内を案内 新生活の期待を高める
スタートガイダンス『スタートガイダンス』では先輩達が英語でキャンパスを案内してくれます。

「本校を選んでくれたからには、手塩にかけて生徒達を育んでいきたいのです」。そう話すのは、中学1・2年に相当する『第1ステージ』主任の今村辰雄先生です。同校では、学習面と生活面の基礎・基本を徹底するため、入学手続きの直後からさまざまな取り組みを進めています。

 入学式前の登校日は2回あります。1回目は2月に行われる『スタートガイダンス』。ゲームを取り入れた英会話の模擬授業や先輩達の校内案内などが行われます。元は制服採寸のための登校日でしたが、中学生活への不安を払拭したいとの理由で10年前から始まりました。

 この日は、課題図書の読書感想文、数学の計算問題、アルファベット練習などの宿題も出されます。生徒達は、宿題を通して新しい教科や教科担任制への心の準備を整えていきます。

 3月上旬に行われる2回目の登校日には、仮クラスに分かれて副教材や資料集が手渡されます。2度の登校で通学経路にも慣れ、一人で毎朝通うイメージを持つようになるといいます。

 入学式当日には、担任の先生が新入生一人ひとりに、今年の桜の花びらを添えた『学年のしおり』を手渡します。こういった段階を経て、スムーズに学校生活へと入っていけるのです。

担任も気合いが入る"クラス開き"

 新学期、生徒と先生が出会う数日間のことを、教員の世界では"クラス開き"と呼ぶそうです。この間に築かれる先生や仲間との信頼関係は、その後の学校生活を大きく左右します。

「毎年、どの担任もクラス開きに向けて入念に準備しています」と、今村先生は中学1年担任の先生方が今年度、共通で使った『生徒に伝えることのメモ』を見せてくれました。

 そこには着席の仕方から、日直の説明、生徒手帳の配付、自己紹介や係決め、そして担任の決意表明など、すべきことが細かくリストアップされていました。先生方のクラス開きにかける思いの深さを感じます。

週末課題プリントで自学の習慣が身に付く

 家庭での学習時間を確保するために、入学式の翌週、授業開始直後から取り組むのが『週末課題』です。

 隔週で『英語・国語・社会』『理科・数学』の課題プリントを配布し、その内容が理解できたかを週明け最初の各教科の授業でテストします。そのため、週末には自然と机に向かう習慣がつきます。その様子は、昨年度から導入したスケジュール帳の土日の学習記録にも如実に表れているそうです。

 5月には森田茂副校長先生による新入生全員の個人面談や、近くの大学施設を借りた水泳実習、6月には初めての宿泊行事と、どんどんフィールドが広がっていきます。

 そのころにはクラスの仲間、担任の先生との関係もできあがり、新しい場所や人との出会いに全員で向き合う態勢が整っています。入学時、クラス開きのきめ細かなガイダンスがあるからこそ、新1年生は新しいものにチャレンジする勇気を持てるのです。

部活動オリエンテーション体育館で行われる部活動オリエンテーション。各部とも新入部員獲得のために猛烈アピール!
スケジュール帳オリエンテーションの最後に渡されるスケジュール帳。中学生のライフスタイルに合わせたフォーマットが好評です。
ここに注目!
長野・蓼科のフィールドワークで知る『為すことによって学ぶ』

 6月下旬の『山と川のフィールドワーク』通称"山川(やまかわ)"は、入学して初めての宿泊行事。自然観察や飯ごう炊さん、蓼科登山、キャンプファイヤーなど、2泊3日をアクティブに過ごします。仲間とともに力を合わせ、達成感を味わわせることが最大の狙いです。高校生になってから「山川が一番の思い出」と振り返る生徒も多いそうです。9月の文化祭ではフィールドワークの成果を班ごとに発表。S選抜の生徒は中高合同の発表会でプレゼンテーションします。建学の精神「為すことによって学ぶ」の基礎がここで形づくられます。

野鳥観察地元のガイドさんとともに野鳥観察。登山が初体験の生徒もいます。
文化祭フィールドワークで学んだことは文化祭で発表します。

(この記事は『私立中高進学通信2014年9月号』に掲載しました。)

進学通信2014年9月号
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