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私立中高進学通信

2014年9月号

私学の情報リテラシー

京華女子中学校

電子黒板授業
生徒の苦手克服を促す

電子黒板の画面に直接書き込む様子

電子黒板の画面に直接書き込んだり、通常の黒板を使ったりしながら授業は進められます

情報に頼らない・流されない!
主体的に扱うことで的確に発信・伝達する能力を養う

 授業の内容をより深く理解するために、同校では昨年の3学期から電子黒板の活用を始めました。まずは中学1年の教室に導入し、来年は2年生の教室に、再来年は3年生の教室にといった具合に、3年間をかけて全学年に導入する予定です。

 英語を教える小堺伸一先生は、電子黒板導入により、生徒の教科への興味が増したと言います。

「デジタル教科書を電子黒板に映して行う授業では、音声に合わせて本文や単語を読んだり、重要なところにマーカーを引いたり、書き込んだりとさまざまな使い方ができます。苦手意識から、下を向きがちだった生徒も、興味を持って、積極的に授業に参加するようになりました」

 数学科の守屋千尋先生は、板書が省け、テンポよく授業を進められることを利点として挙げます。

「図形の単元でも、以前は問題と図形の両方を板書していましたが、その必要がなくなったのは大きいですね。できた時間で生徒に身の回りの立体的な図形を撮影して発表させるなど、プレゼンテーションの機会を増やしました。また、黒板や教科書など二次元の場所で三次元の立体を扱うところに図形を理解する難しさがありましたが、電子黒板では空間図形を回転させることができ、イメージがしやすくなりました。苦手意識の克服にも役立っています」

 理科の実験や家庭科の実習では、動画で手順を確認してから作業に入っています。また、ホームルームでも、宿泊行事の感想をパワーポイントで発表するなど、さまざまな使い方がされています。

「これまでは教師が一方的に発信する授業がメインでしたが、電子黒板の導入で生徒自身が発表する場が増えました。今後も生徒のプレゼンテーション能力を高める教育をしていきたいと考えています」
(守屋先生)

 同校ではタブレット型端末の導入も検討中とのことで、授業内容のさらなる充実と学習の深化が期待できそうです

視覚に訴える授業を手軽に実施
電子黒板を使った授業電子黒板を使ったテンポの良い授業の運びで、生徒の集中力が切れることがありません。
増えるプレゼンテーションの機会みんなの前で発表し、自己表現力を磨く

 英語の授業では、教科書の内容に応じて配役を決め、生徒が暗唱して発表します。電子黒板とデジタル教科書の導入で効率的に授業が進むようになったことから、全員が発表する時間ができました。

「ところどころアレンジしても良いことにしているので、生徒は工夫して楽しみながら英語を覚えています。こうした工夫が自己表現にもつながると期待しています。付属の書画カメラで練習の様子を録画して進歩の度合いを確認するなど、今後もより効果的な使い方を模索していきたいと考えています」
(英語科/小堺伸一先生)

黒板と併用でより理解度を深める
さまざまな使い方ができイマジネーションが広がる電子黒板

 書画カメラを使うことで、従来の教材を電子黒板に映し出し、そこに書き込むことも可能です。期末試験を控えたこの日、数学科の守屋先生は、電子黒板と従来の黒板を併用し、問題の解説を電子黒板に、解答は黒板に板書して授業をしていました。

「電子黒板は多彩な使い方ができるので、教員のイマジネーションが広がり、生徒も先生も楽しい授業ができています」

(この記事は『私立中高進学通信2014年9月号』に掲載しました。)

京華女子中学校  

〒112-8613 東京都文京区白山5-13-5
TEL:03-3946-4434

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