Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2014年9月号

校長が語る 思春期の伸ばし方

明治大学付属中野八王子中学校

豊かな自然に包まれ
しなやかな強さを持つ人になれ

森 守 学校長
プロフィール
1951年北海道生まれ。立正大学文学部地理学科卒業後、明治大学付属中野中学・高校の社会科教諭に。
中学野球部監督として17年間務める。1990年に明治大学付属中野八王子中学・高校へ。
2007年に同校教頭を経て、2009年より現職。

自分の未来を明確に描き出すこと

――思春期の生徒達にとって、最も大切な課題は何でしょうか。

 人生の目標を設定することだと思います。家庭や学校の学びから何か影響を受け、中高6年間で「自分はこうする」ということがはっきりすれば、紆余曲折があってもその人は伸びていくと信じています。

 私は北海道の農家の長男です。「守」という名のとおり、親は後継ぎにと願ってつけたのでしょう。でも、どうしても東京の大学に行きたくて2カ月にわたって頭を下げて説得したのです。

 というのも、私は地図を眺めるのが大好きな子どもで、世界の国々の首都や名所・旧跡の名前を覚えてしまうほどでした。小学生のころから地理の教員になりたいと考えていたのです。

 その想いが「目標」になった決定打は高校時代に出会った地理の先生でした。何を尋ねても答えられる。「上には上がいる。自分の地理の知識なんて序の口だ」と、思わせてくれる素晴らしい先生だったのです。それが東京で学びたいという原動力になったのは間違いありません。

 念願かなって入った大学は本当に楽しかったですね。今は東京ディズニーランドになっている千葉・浦安の海が埋め立てられていく様子を目の当たりにしましたし、熊谷や北本で農地の都市化を調べたりしました。

 それに同窓生がとにかく面白い仲間ばかりでした。しばらく姿を見ないと思ったらソビエト連邦(今のロシア)まで旅をしてきたとか、川底を流れる石の流量を調査するために3日間、川に浸かっていたとかね。

自分で確かめたことは必ず力になる
7万坪の広大な敷地は四季折々の姿を見せる山に囲まれた静かな環境。自然のたくましさやしなやかな強さを感じ取ることができます。

――子どもが目標を見つけるために家庭や学校ではどのような取り組みが求められると思いますか。

 何かに「興味」を持ち、実物を見て自分で感じることが大切だと思います。それが目標を見つけることにつながります。

 今の子ども達はちょっとかわいそうだなとも思います。社会全体が豊かになりましたから「どうしてもこうしたい」という欲求がわきにくい。また第三次産業にたずさわる人が増えたため、直接的に親の背中を見る機会が減りました。親の活躍する姿や苦労している姿から「自分もああなりたい」とか「いいや、ああはなるまい」とかの意志を持ちにくくなっています。

 本校ではキャリア教育の一環として下町を訪ねて地場産業を見学し、そこで働く人へのインタビューを行っています。私もかつて同じ経験をしたのでわかります。世の中にはいろいろな人がいます。挨拶から相手と話す間の取り方まで、自分で見た・聞いた・足で稼いだことは必ず生徒の身になっていると思います。

自然の営みから学ぶこと
思春期の課題
  1. 自分はこうする、という人生の目標を設定する。
  2. 粘り強く「くりかえす」習慣をつければ、いつか飛躍し付加価値を高めることができる。

――中高6年間でどのような生徒に育ってほしいとお考えですか。

 本校の生徒は多様性に富んでいます。アクティブで前進あるのみという生徒もいれば、じっくり型の生徒もいて、私は一人ひとりの性格や性質を大切にしたいと思います。ただ、勉強でもスポーツでも「くりかえし」の重要性だけは伝えたいですね。

 本校は大学進学時に役立つように簿記検定などにも取り組むチャンスを設けていますが、すぐにわかる・すぐにできることはありません。しかしコツコツくりかえしていると、ふいに「ひらめく」瞬間がやってきます。そこまでは粘り強くあってほしい。それは建学の精神である「質実剛毅」「協同自治」にもリンクする考え方だと思うのです。

 ドイツの地理学者、フリードリヒ・ラッツェルは「人の活動は自然環境に影響される」と説きましたが、本校の広大な自然環境は素直で粘り強い生徒を育むのに大きな役割を果たしています。桜が咲いた後はつつじ、あじさいが花開き、ゴーヤが弦を伸ばして実をつけ枯れてゆき、紅葉が始まる。6年間、合計24の季節のくりかえしを目に映すことだけでも、感じ・学ぶことはあると思います。この環境の中で力強く6年間を過ごしてほしいと思います。

中学3年間のキャリア教育
企業訪問をしてインタビューをする中3生。

 働く大人の姿を知ることは将来の生き方や職業選択を考えるうえで貴重な機会になるととらえている同校。中1では自分の親の仕事についてのインタビューを、中2では友達の親の話を聞く活動に取り組みます。中3の5月には都内の中小企業で仕事をする人達にインタビューし、そのお店や企業をPRするポスターづくりを行うことで、生徒が知らない仕事や企業に興味・関心を持つ機会を増やしています。

(この記事は『私立中高進学通信2014年9月号』に掲載しました。)

明治大学付属中野八王子中学校  

〒192-0001 東京都八王子市戸吹町1100
TEL:042-691-0321

進学通信掲載情報

【みんな大好き キャンパス食堂】リニューアル1周年明るく生まれ変わった開放感あふれるカフェテリア
【THE VOICE 校長インタビュー】明治大学の付属校という強みを活かし充実した6年間を過ごしてほしい
【Students' Chat Spot】先生も生徒も熱量が高くフレンドリーで楽しい学校です
【私学の英語最前線】大学に向けて力をつけるオンライン英会話
【その先に備えるキャリア教育】法曹 法曹を志す人材に新たな道『予備試験対策答案練習講座』
【目標にLock On!! 私の成長Story】部活動に勉強に奮励努力した経験を糧に大学2年で公認会計士に最年少合格
【私学の光輝】一体となって勝利をめざす応援で強まる絆、高まる愛校心
【SCHOOL UPDATE】最新施設 高い目標を達成するための自習室が誕生
【私学の光輝】東京六大学野球応援 卒業生登場でさらに高まる一体感そして母校愛!
【生徒の未来対応型学校へバージョンアップ】2017年度入試よりB方式《4科総合型》入試を導入 付属校の良さを多くの受験生に
【SCHOOL UPDATE】補習授業 生徒の要望に応える形で始まった 国公立大学志望者へのサポート
【目標にLock On!! 私の成長Story】大学付属校ならではの伸びやかな空気が思いを実行に移す行動力を育んだ
【Students' Chat Spot】生徒一人ひとりが持つ「自ら伸びる力」を全力で引き出す
【部活レポート】中学ラグビー部
【校長が語る 思春期の伸ばし方】豊かな自然に包まれ しなやかな強さを持つ人になれ
進学通信2014年9月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ