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私立中高進学通信

2014年8月号

中1ギャップをなくせ! 学び始めの肝心帳

京華中学校

“ネバーダイ”の精神であきらめない
先生・生徒・保護者の三位一体教育

自主学習

苦手な部分を洗い出し、勉強を楽しいと感じさせることで、自主学習へとつなげていきます。

 明治30年の創立以来、男子教育に力を注いできた同校は、面倒見の良さに定評があります。創立者の礒江潤氏の教え〝ネバーダイ〟の精神は、生徒だけでなく、日々の指導にあたる先生の間にもしっかりと根付いているようです。

男子校だからこそ伸びやかになれる
朝学習の成果に満足げな様子朝学習の成果に満足げな様子。短時間の集中の積み重ねが、大きな力となっていきます。

 第二次性徴期の間は、一般的に女子の方が精神面、肉体面における成長が早いと言われています。中学入学段階では、言葉の発達も女子が早い場合が多く、男子の場合、共学校ではクラスで自分を出せずに終わることも少なくないようです。同校は、異性の目を気にせずに過ごせる男子校の良さが表れていますが、一人ひとりが伸びやかな学校生活を送れているのは、先生方のきめ細かな指導があるからです。

「入学当初は小さないざこざを含め、いろいろなことが起こります。
そのため、クラスの様子をいつでも把握できるように、中1のクラスは職員室の両隣に配置しています。休み時間も教室から生徒達の声がよく聞こえますから、何かあればすぐに飛んでいけます」
(中1学年主任の西村正嗣先生)

 新入生対象のオリエンテーションでは、各教科のノートの使い方など学習面に加え、制服の着方や言葉づかいなど生活全般についても指導が行われます。

「本校には昔から〝ヤングジェントルマン〟という言葉があります。紳士的な振る舞いができることも大人へと成長するうえでは重要なことだととらえているので、あいさつなどの礼儀作法もしっかりと指導しています」

 学校生活のスタートをスムーズに切れるよう、1学期は新しい環境と、新しい仲間に慣れるための活動が数多く取り入れられています。ゴールデンウィーク明けの5月中旬には『スポーツフェスティバル』があり、運動を通してクラスの連帯感を育みます。さらに6月には3泊4日の『八ヶ岳オリエンテーション』に参加し、仲間との親睦、信頼を深めます。

小学校段階でのつまずきを学び直せる朝学習

 始業前の朝8時10分から25分まで行われる朝学習では、これまでの勉強の振り返りをすることができます。生徒達は1日2教科ずつ、用意されたプリント問題を解いて、答え合わせを行います。中1の1学期は、小学校の復習から始める教科が多く、わからないところがあった生徒にとっては、学び直しの良い機会となっています。

「算数の計算や国語の漢字など積み重ねていく教科は、一度つまずくと次へ進めません。そのため、朝学習でしっかりと復習をして、わからない部分が無い状態にしていきます。最近、英語については中学校でのスタートが難しくなったという印象があります。小学校での英語学習は学校によってばらつきがあり、アルファベットを書くところまで習っている生徒もいれば、遊びを中心とした学習しかしてこなかった生徒もいます。この差を埋めるためにも、朝学習が大切になっています」

 同校では〝落ちこぼれをつくらない〟を合言葉に、先生方の熱のこもった指導が展開されています。授業では、単元ごとに小テストを実施しており、英語と数学では、合格点に達しなかった生徒を集めてキャッチアップ補習授業も行います。先生方が諦めずに粘り強く指導することで、生徒達もやる気が出てきます。

 また、同校では保護者との連携も重視しています。例えば、自宅での学習時間や宿題などを書きこむノート『Always』を導入しており、このノートは必ず保護者も確認することになっています。

「毎年、入学後の保護者会で〝教師と保護者、生徒の三位一体の教育〟の重要性をお伝えしています。学校と家庭が手を携えて生徒を育てる、一人ひとりの良き育ちにはこれが不可欠だと考えます」

Always『Always』は学校と家庭とのかけ橋。学校でどんなことをしているのか、保護者がよくわかるようになっています。
Alwaysの学習スケジュール『Always』は、学習スケジュールが立てられるので、家庭学習にも役立ちます。先生方は毎日チェック。大事な時には励ましの一言も忘れません。
グローバル教育を強化 研修旅行に向けて中1から準備

 これまでのグローバル教育をさらに広げようと、今年度から中3の研修旅行はマレーシアへ行くことになりました。同校独自の教科である『探究科』の授業では、研修旅行に向けた調べ学習を中1段階から進めていきます。中1で世界の大陸、中2で東南アジア、中3でマレーシアについて学ぶという構成です。自分達の暮らす日本が、世界から見てどのような役割を担っているのかを考える良い機会となっています。

「グローバル化と声高に叫ばれていますが、その根本である〝グローバルとは何か〟を学ばせたいと思っています。調べ、学び、現地へ足を運ぶを1セットにした学習形態は、頭だけでなく体で感じる真のグローバル学習につながるものだと考えています」

 こうした取り組みの他、夏休みには希望者を対象に、オーストラリアなど英語圏へのホームステイも行っています。

 生活面の指導から、学習面の指導まで、繊細かつ男子校らしいダイナミックな教育を受けた生徒達は中学3年間で大きく成長していきます。そして、高校進学時には『S特進コース』を目標に、難関大学をめざした学習を積み重ねていくのです。

ここに注目!興味の芽を伸ばす『探究科』の授業

中学の独自教科『探究科』では、生徒一人ひとりの興味にそってテーマを絞り、学習することができます。調べ学習や体験学習を重ねることで「もっと知りたい」という好奇心を育てます。グループ討論やプレゼンテーションも行うので、伝達力を伸ばすうえでも役立ちます。今年度、中1の『探究科』では、研修旅行に向けて世界の大陸についての調べ学習にも取り組んでいます。

(この記事は『私立中高進学通信2014年8月号』に掲載しました。)

京華中学校  

〒112-8612 東京都文京区白山5-6-6
TEL:03-3946-4451

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