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私立中高進学通信

2014年8月号

母校にエール!OGOB interview

跡見学園中学校

一人ひとりと真剣に向き合ってくれた
先生方に深く感謝をしています

左からN・Hさん、T・Hさん、T・Aさん。創立者の跡見花蹊先生と共に記念撮影。

T・Aさん

首都大学東京都市教養学部都市教養学科数理科学コース1年

T・Hさん

東京学芸大学教育学部中等教育教員養成課程1年

N・Hさん

埼玉大学教育学部学校教育教員養成課程教科教育コース1年

尊敬できて見習いたい女性の先生がたくさんいました
すっかり女子大生らしくなって母校へ帰ってきた3人ですが、〝跡見生らしさ〟は今でも健在です。

 中高6年間を共に過ごし、教師をめざして大学で学ぶT・Aさん、T・Hさん、N・Hさん。教職を志すきっかけは、同校の先生方との出会いにあったと振り返ります。

「数学科の松井真佐美先生は、人として、女性として、教師として尊敬できる先生です。在学中は先生に会いたくて毎日のように質問に行き、それが成績にも表れました」(T・Aさん)

「高2のとき、部活動の執行部と生徒会委員長との両立が難しくて行き詰まっていたとき、多くの先生に胸の内を聞いてもらいました。また、受験期にも、多くの先生方が、とことん勉強に付き合ってくださいました」(T・Hさん)

 先生方は基礎からじっくり教えてくださったそうです。

「非常勤にも魅力的な先生がたくさんいて、教科書では学べない裏話をしてくださり、それが大学の推薦面接で、とても役に立ちました。受験本番の前日には、学年主任の谷野直子先生が1時間半にわたって世間話をしてくださり、プレッシャーで押しつぶされそうだった心をほぐしてくれました」
(N・Hさん)

 3人とも塾には行かず、同校の講習のみで現役合格を果たしました。一緒にうれし涙を流してくれた先生方に、〝感謝〟の言葉を口にする3人ですが、いまでも受験の話をすると「泣きそうになる」と口をそろえます。

苦難と喜びを味わい 人として成長できた部活動

 6年間で最も頑張れたのは「部活動」だと3人は言います。

「合唱部では、Jポップや合唱曲、洋楽など、6年間で100以上の曲を歌いました。3パートに分かれた部員60人をひとつにまとめるのに苦労しました」(T・Aさん)

 日々の練習を積み重ね、段々と上達していく達成感を味わったといいます。

「ダンス部は、年に3回の公演と1回の全国大会、文化祭などで、ヒップホップやミュージカル、チアリーディングなどを踊りました。入部当初はなかなかうまく踊れませんでしたが、先輩が基礎からしっかりと指導してくださり、次第に踊れるようになりました」
(T・Hさん)

「私は吹奏楽部に所属していましたが、先輩の指導が厳しかったり、担当のトランペットが上手く吹けなかったりして落ち込んだこともありました。でも、自分が高3になったとき、厳しさの裏には愛があったことを理解しました。
120人の部員をまとめるのは大変でしたが、最後に全員から『これまでありがとう』と言われたときは、感動して泣いてしまいました」(N・Hさん)

 数多くの苦難があった中でも、最後まで辞めずにがんばり通せた理由は何だったのでしょうか。

「代々の先輩方が卒業時に『続けたら良いことがある、辞めたら絶対後悔するよ』と言っていたので、辛いことも乗り越えようと頑張りました。美しいハーモニーは、仲間との信頼関係が大切だと実感しました。何よりも歌うことが楽しかったのです」(T・Aさん)

「下級生の頃は、先輩が舞台で輝く姿を見て、『早く舞台に立ちたい!』と思っていました。高校生になって、踊る楽しさやスポットライトを浴びる快感を体感した時は、続けてよかったと思いましたし、後輩が成長する姿を見るのもうれしかったです」(T・Hさん)

「中3で高校のコンクールに出ると決まったとき、あまりのプレッシャーで退部しようかと悩んだことがありました。仲間の励ましや、部長から『頑張っているのだから大丈夫』とやさしい言葉をかけていただいたことは忘れられません」(N・Hさん)

 尊敬できる先生と出会い、厳しくもやさしい先輩に導かれた3人。卒業したいま、母校にどんな思いを抱いているのでしょうか。

「中高6年間で、一生の友ができました。先輩から『何歳になっても跡見の友達と会っている』と聞いていたことを、身をもって体験しています」(T・Aさん)

「体育祭やスポーツ大会を全力で楽しめる学校です。〝女子力〟が高いので、人に頼らず何でも自分でやる力が付いたと思います」(T・Hさん)

「私立の女子校の中でも最も古い学校のひとつとあって、歴史の重みが感じられるのがいいですね」(N・Hさん)

 大学卒業後は教員として母校に戻り、『恩返しをしたい』という3人。最後に、どんな先生になりたいのかを語ってもらいました。

「松井先生のように、生徒から尊敬され、平等に接してあげられる先生をめざしたいです」(T・Aさん)

「私は体育教師をめざしていますが、運動の苦手な生徒でも意欲的に取り組める授業をしたいです」(T・Hさん)

「授業を通じて、政治経済の知識を身につけさせ、関心や意欲を養っていきたいと思います。同時に、跡見の素晴らしさを受け継いで、学校に変革を起こせるような先生になりたいと思います」(N・Hさん)

『面倒見の良い教育』をめざす同校。憧れの先生や先輩達に囲まれ、在校生達は大きく夢を膨らませていくことができそうです。

主な大学合格実績と近年の傾向

 "面倒見のよい"教育をモットーに掲げ、生徒一人ひとりにきめ細かな進路指導が展開されている。多様なキャリア教育支援プログラムも展開しており、中3と高1では進路適性検査『R-CAP』を活用し、将来の職業をイメージするなどの取り組みも実施している。


早稲田大29名、慶應義塾大10名、上智大12名、東京理科大5名、学習院大12名、明治大32名、青山学院大25名、
立教大43名、中央大7名、法政大29名、国際教養大1名、首都大学東京2名、東京外国語大4名、東京学芸大2名、
防衛医科大1名 ほか(2014年春 現役既卒を含む)

学校沿革
校舎

 1875年、跡見花蹊によって開学された東京で最も古い女子教育の学校。知育だけではなく情操教育にも重きを置き、自立した女性としての教養と、平和を愛する心を育むことを、教育方針としている。体育祭や文化祭は中高一緒に行い、年上の生徒は、年下の生徒の面倒を見る"あね・いもとの校風"が伝統として根付いている。

(この記事は『私立中高進学通信2014年8月号』に掲載しました。)

跡見学園中学校  

〒112-8629 東京都文京区大塚1-5-9
TEL:03-3941-8167

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