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私立中高進学通信

2014年8月号

The Voice 新校長インタビュー

藤村女子中学校

世界の舞台で活躍できる
発信力
のある人材を育成

矢口 秀樹(やぐち ・ひでき)校長

矢口 秀樹(やぐち ・ひでき)
東京教育大学大学院農学研究科修士課程修了。1980年4月、春日部共栄高等学校奉職(数学)。
進路指導部長、教務部長、教頭を歴任し、1997年4月、同校校長に就任した。
2004年に中学校を設立し、2011年に同校退職後、岩倉高等学校の顧問を経て、2014年4月、藤村女子中学高等学校長に就任。
「学力の差はない」「異年齢構成でより上質な教育が図られる」が持論。

妥協のない〝藤村らしさ〟に期待
校舎外観【沿革】
わが国における女子体育教育のパイオニア・藤村トヨ先生により、昭和7年に創立。建学の精神『知・徳・体』に基づく人間教育と、女性としての未来を確立することを教育目標に掲げている。

 私が初めてこの学校を訪問したときの、生徒の第一印象は、とても礼儀正しく、服装の乱れもないことでした。中学ではほぼ100%、高校でも90%前後の生徒がクラブ活動に加入するなかで、良い生活態度が自ずと身につき、規律がしっかり守られていることの表れだと感じたものです。

 本校には日本一をめざすとか、関東でナンバーワンになるとか、目標を持って前を向いている生徒がたくさんいます。その活躍は運動部ばかりでなく、囲碁部が全国大会で優勝するほか、児童文化部が「やさしさと思いやり」をモットーにさまざまな施設への慰問活動を続けています。このバランスの良さもいいですね。勉強も、クラブ活動も、あるいは他の習い事も、すべてにおいて妥協せず、一生懸命に打ち込む〝藤村らしさ〟は、これからも大切にしていきたい部分です。

 それともう一つ、藤村らしさという視点でぜひ紹介したいのが、地域との関わりです。この春も、JR吉祥寺駅の南北自由通路が完成したイベントに、本校の生徒会をはじめ、新体操部、バトン部、児童文化部、ダンス部の生徒が参加しました。新たな企画も動き出しているようです。どんな展開になるのか、私も楽しみにしているところです。

発信力を持った一人ひとりの才能や能力を応援

 グローバル社会の下で求められる力のキーワードは〝発信力〟です。また、この時代にはその発信力を育てる力が必要だと考えています。ここでいう発信力とは、創造力、提案力、企画力、発明力などのことで、これらの力を磨く教育、アウトプットできる力を養う教育を通して、自力で未来を切り開く力の養成を図ってまいります。近い将来には、高大連携をはじめ企業や地域との連携による教育環境を実現していきたいと考えています。

 発信力以外にも重んじなければいけないと考えるのが、ボランティア感覚です。人のために何ができるか、社会のために何ができるかということに座標軸を置いた振る舞い、行動でもあります。そういったものを自ら実践できる姿勢があるかどうかで、グローバル社会を生き抜く自らの立ち位置も決まってくるからです。

 また、私は数学の教師になって以来、一つのこだわりとして、数学オリンピックへの参加を生徒達に呼びかけてきました。ただ単に受験のために勉強するより、もっと世界とつながっていけるような、世界と勝負していけるような、グローバルな発想力で勉強を楽しんでほしいからです。

 これからの生徒達が活躍する舞台は世界です。そこには生徒一人ひとりの才能や能力を必要としている分野がたくさんあります。留学生の受け入れをはじめ、在学中の留学や海外の大学への進学サポートを、これまで以上に強化するなかで、海外大学への進学情報の発信なども、積極的に進めていきたいと考えています。

学び方を学んでいる6年間だからこそ学び方は多彩に
人材を育てるための、3つのポイント
  1. 発信力(創造力、提案力、企画力、発明力など)の習得で、自力で未来を切り開く力を養成する
  2. 常にボランティア感覚を持ち、社会環境や自然環境とつながる振る舞い、行動を奨励する
  3. 世界とつながり、世界と勝負しているような、グローバルかつ楽しい学び方を応援する

 いずれにしても、一人として力のない生徒はいません。一通りの尺度で評価を下すのではなく、いろいろなものに触れてもらいながら、大切な人材をどう伸ばしていけるかが私達教師の責任です。そういった考え方の基本になっているのが、本校が重視しているフィールドスタディです。すなわち『教室を飛び出して社会環境や自然環境を肌で感じ、本物に触れ、五感を駆使して学ぶ』機会を重んじる教育です。中学生だからまだ難しいではなく、学び方を学んでいる中高の6年間だからこそ必要だと思っています。

 来年度からは、いよいよ中学が『特別選抜コース』(特選)と『特進コース』(特進)の2コース制となります。高校のカリキュラムを先取りし、東大などの難関国立大学、早慶上智などの難関私立大学をめざす「特選」と、学習の基礎・基本を定着させながら、高校のカリキュラムを一部先取りする「特進」です。

 なぜコース制を導入したかと言いますと、34年にわたる私自身の教員生活の中で、「意欲があれば、本気になったら学力の差なんてない」という確信があるからです。学校行事やクラブ活動で一緒に汗を流した身近な先輩達が、憧れの大学にどんどん進学していくことを、コース制で具体化します。そうすることで、あとに続く生徒達のモチベーションも自ずと上がっていくことを期待しています。さらに進化する本校に期待して下さい。

(この記事は『私立中高進学通信2014年8月号』に掲載しました。)

藤村女子中学校  

〒180-8505 東京都武蔵野市吉祥寺本町2-16-3
TEL:0422-22-1266

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