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私立中高進学通信

2014年8月号

その先に備える キャリア教育

共立女子第二中学校

大学進学からその先を見すえ
一人ひとりが選択する「針路」

礼法の授業

礼法の授業
「自立した女性」になるためのサポートを学年に応じて行いながら、将来につなげていくのが同校の進路指導のあり方。
各学年の目標を「針路」とし、大学卒業から始まるメインステージの支えとなる力を育てていきます。

 校訓である『誠実・勤勉・友愛』が導く「真の美しさを身につけた女性」「自ら考え、発信できる女性」「他者を理解し、共生できる女性」の3つの女性像を理想として掲げて取り組む同校のキャリア教育。その根幹にある「自立した女性を育てる」という創立時からの建学の精神は、今も脈々と継承されています。

 学年ごとに目標を定め、段階的に将来への意識を高めると同時に、大学進学のための学力を養成していくのが、同校の『針路プログラム』です。

「大学進学がゴールインではなく、一人の自立した女性として、社会や家庭の中で欠かせない人材となって活躍してもらいたいというのが私達の思いです。そのためのぶれない強固な土台を、中高の6年間でしっかり築き上げるためにも、一人ひとりが自分だけの羅針盤を持とうという意味を込めて、本校の針路プログラムがあります」
(進路指導部主任の晴山誠也教頭先生)

 中学1~2年次は人格形成に重点を置き、多くの人と接する中で自分を知り、他者を理解し、視野を広げることに取り組む2年間です。「そして迎える中3の『職場体験』が肝になる部分」

 と、晴山先生は強調します。

「昨年度の職場体験は、計70カ所で実施しました。仕事のほんの一部を体験させていただく2日間ですが、実際に仕事の現場に立ち、社会と接する時間は、単に仕事の内容を情報として知るだけよりも何倍も深く、そして強く、〝仕事〟を意識する貴重な経験となって次の学びにつながっています」

 社会に出てからのマナー指導にも心を配る同校では、『女性の嗜みプログラム』を実施。女性として習得しておくべき礼儀作法や、お互いが気持ち良く過ごすための振る舞いを身につけることを目的としています。日々の挨拶指導のほか、中学で行う『礼法』、高校の『マナー講座』を通して、品格があり、他人への思いやりのともなった所作を学んでいきます。

 また、客観的に自分を見つめるために必要な学力推移調査、適性検査などを通して、時期に応じた生徒の課題解決をサポートしていくのも、『針路プログラム』の中にある重要なポイントの一つ。「学問を知る」「大学を知る」という視点から行っている『学部研究ガイダンス』や『進路講演会』なども、未来へ歩みを進めるための頼りになるコンパスとなって、次代を担う人材を導いていきます。

「30校にもおよぶ大学が行う学部研究ガイダンス(高1の10月)をはじめ、共立女子大学が本校生徒のために開催する講演会や相談会(高2・3の6月)も、自分の進路を確実なものにするための絶好の機会です。取得可能な資格の種類、進学に向けた学習方法などを一つひとつ具体的に学びながら、大学受験に向かう態勢へと進化していきます」

職場体験働く意味を考える2日間の“職場最前線”

 中3の『職場体験』は2日間にわたって実施。職場の“開放”に力を貸してくれるのは、八王子市内の地元企業や保護者からの紹介による企業、事業所のみなさんです。

「職場体験に臨むまでには、実際に働いている人の声をインタビューしたり、職場の雰囲気をレポートにまとめるなど、事前準備もしっかり行っています。また、職場を体験させていただく前には、なるべく自分から相手先に連絡を入れるよう、大人のマナーも教えています。ただ単にそこで2日間を過ごすのではなく、なぜ自分はここで働くことを体験させてもらっているのかを考え、有意義な機会になるよう心がけています」
(晴山教頭先生)

職場体験 保育園
職場体験 洋菓子店

職場体験の様子。写真左・保育園、写真右・洋菓子店。生徒達は、責任感を持って仕事に取り組みます。

職場体験の様子。写真上・保育園、写真下・洋菓子店。生徒達は、責任感を持って仕事に取り組みます。

ファーム教育プログラム農業体験と食育の観点から未来を見つめる取り組み
ラディファームでの農作業生徒達が命名した『ラディファーム』で行われている農作業。

 緑豊かな環境に恵まれている同校では、中1を中心に、食育と連動した『ファーム教育プログラム』を実施。旧校舎の跡地を活用した300㎡ のファームでは、1学期に、トマト、ナス、キュウリなど、2学期には、ダイコンやサツマイモなどの旬の野菜を栽培し、収穫しています。

「キャリア教育とは直接結びつかないまでも、命と直結する農業体験、女性として欠かすことのできない食育との観点から実施しています。それと、これはまだ形成段階ですが、調理実習などで出てしまう残飯を、堆肥として再利用できるリサイクル型のファームを構築中です。また、キャンパスの恵まれた自然環境を最大限活用して、人間が自然の中で生かされていることを認識し、環境を守ることの大切さ、生命の尊さを学ぶ『生命ふれあいプログラム』も併せて行っています。校内で摘んだヨモギを調理実習でヨモギ餅にして食べたり、校舎屋上で行う天文教室といった体験が、科学的分野に興味を持つきっかけになったと語る卒業生もいます」

ガイダンス&講演会先輩達の声を聴きながら築く学びの土台

中学時代からイメージを積み上げてきた進路をより具体化していくため、高校に進むと、大学や学部のことを知る機会が多く設定されています。

「私達が心がけているのは、ただ憧れの部分だけで進路選択をするような方向ではありません。例えば、生徒達に人気がある看護師や保育士などの仕事も、実際には離職率が他の職種と比べて高いことなどを細かく伝えるようにしています。卒業生が感じている学問と仕事観、仕事の最前線で活躍する保護者が語る職業への誇りなど、なるべく生の声を伝える機会も積極的に用意しています」

高1の学部研究ガイダンス
共立女子大学による学部学科別個別相談会

高1の『学部研究ガイダンス』(写真左)と、共立女子大学による『学部学科別個別相談会』の様子(写真右)。

高1の『学部研究ガイダンス』(写真上)と、共立女子大学による『学部学科別個別相談会』の様子(写真下)。

(この記事は『私立中高進学通信2014年8月号』に掲載しました。)

共立女子第二中学校  

〒193-8666 東京都八王子市元八王子町1-710
TEL:042-661-9952

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