Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!
LINEで送る

スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

ツイッター フェイスブック

私立中高進学通信

2014年7月号

The Voice 新校長インタビュー

聖ヨゼフ学園中学校

心を成長させる中高6年間の勉強

新校長インタビュー

[沿革]1953年、学校法人アトンメント会により『鶴見聖ヨゼフ小学校』として設立される。信仰・希望・愛の力によって、一人ひとりが生かされていくように、『信 望 愛』の3つの力を校訓に掲げている。

真摯に学び 勉強する意味に目覚め 自分だけの生き方を探す
清水 勝幸(しみず・かつゆき)清水 勝幸(しみず・かつゆき)
上智大学神学部神学科卒業。大学在学中には1年間アメリカでのボランティア活動に従事した経験を持つ。1984年4月から10年間、仙台白百合学園で宗教科・社会科教諭として勤務。1995年4月、聖ヨゼフ学園に移り、現在まで20年間勤務。2014年4月、校長に就任。

 6年間で学ぶことはたくさんあります。勉強は大切ですが、ただ勉強しようと言っているのではありません。「なぜ自分は勉強するのか」と真摯に問いかけ、その先に勉強する意味を見出していくことを重視しています。

 本校には、神父さまやシスターの講話に耳を傾け、静かな修養の時を過ごす宗教行事『修養会』があります。命の大切さや奉仕の心、そしてかけがえのない自分に気づくための行事です。 中学3年という節目の年を迎えた生徒たちに『勉強をするとやさしくなれる』というテーマの講話を、ある神父さまにお願いしています。

 それは「数式を解き、今は目に見えない答えを導き出すということは、難問に挑戦したからこそ知ることのできる世界があること、そのことで得られる達成感など、子どもたちの心を成長させる体験でもあるのです。また、目に見えないものを推し量ることは、他人を思いやるやさしさにもつながります」という内容です。

 そのような話を聞くと、子どもたちは生き生きと目的を持って勉強し始めます。本校で送る6年間は自分の生き方を模索する貴重な時間です。意味のない勉強などないのです。

感謝をことばで表し 自分を大切にすることでやさしさが生まれる
子どもをのばす5つのポイント
  1. 勉強する目的に気づかせる
  2. 毎日のあいさつで常に感謝の心を意識させる
  3. 生きることに感謝し
    自分を大切に思えるようにする
  4. 見えないものや他人の心を推し量る姿勢を育む
  5. 生き方の手本となる行動を大人自らが示す

 校長に就任してすぐ、私は「自ら進んであいさつすること」を生徒たちにお願いしました。

「ありがとうの数ほど人は豊かになり、ごめんなさいの数ほど人はやさしくなり、さようならの数ほど人は成長する」と教えてくださった神父さまがいます。あいさつは心豊かになることばなのです。

 本校の生徒は、心からあいさつがきちんとできる素直な子どもたちばかりです。今年1年はその素晴らしさをもっと自覚してもらうために、あいさつにこだわっていきたいと思っています。

「いただきます」の一言でも、忙しい時間をやりくりして温かな食事を用意してくれた保護者の方はもちろん、食材の生産者のことを思い浮かべて心のこもったあいさつができれば、人はやさしくなれるのです。

 そして、その他人を思いやる心は、自分自身を大切にすることから生まれるのです。神様から授かった大切な命を「生きる」という歓喜の中で受け止め、隣人への愛に高めていくことができます。

 私は神父を志した一人の人間として、これからもその心を伝え続けていきたいと思っています。

 本校の教育はカトリックの精神を基本としています。この学び舎で子どもたちは皆「自分が存在していることの意味」を問い続けながら学校生活を送り、「自分はここにいていいんだ」「自分は将来誰かの役に立てるんだ」と、自信を持って卒業していきます。

 今春、大学を卒業したある教え子が世界の平和構築に携わる『JICA』(独立行政法人国際協力機構)に本採用されました。

 身の危険はないのかと心配すると、「ゆくゆくは内政の不安定なソマリヤで、苦しんでいる子どもたちの力になりたい」と明確な目標を話してくれました。

 人のために何かをしたいと願い、そのためにどうすればいいかを考え、自ら学び、そして勇気を持って行動する。大人になった彼女の心に『ヨゼフの魂』は力強く生きているのだと実感し、とてもうれしく、感動しました。

 私たち教員も学校生活の中で彼女のようにやさしさや勇気を示し、生徒の模範となって共に歩んでいきたいと思っています。

(この記事は『私立中高進学通信2014年7月号』に掲載しました。)

進学通信2014年7月号
紹介する学校
共学校 共学校   女子校 女子校   男子校 男子校
この号のトップに戻る 進学通信一覧を見る
ページトップ