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私立中高進学通信

2014年7月号

全人教室│心を育む私学の授業

聖学院中学校

答えがひとつではないテーマに取り組む
L.L.T.

L.L.T.での話し合いの様子

L.L.T.での話し合いの様子。グループで活発に意見を交わし合い、自分の考えを深めていきます。

自分を理解し 相手を理解する
1学期の授業の様子多様な視点から学びます
1学期の授業の様子。さまざまな問いかけを通じて、一人ひとりが命の重さ、尊さについて考えました。

先生の話を聞く生徒達自己理解の契機に!
真剣な眼差しで先生の話を聞く生徒達。普段とは少し異なるアプローチの授業に、集中力も高まります。

 共に学び、共に生きる」という同校の学びの精神を具現化した『L.L.T.(Learn Live Together)』の授業では、テーマに沿って作業や話し合いを行います。

「まず自分に問いかけ、自己理解を深めます。それと同時に、他人の意見を大切にすることを学んでいきます」と説明する中学部長の大野泰邦先生。

 中1のテーマは〝命の大切さ〟です。1学期は『大切な君』と題して自分の命について考えを深めます。2学期は人間関係、3学期はコミュニケーション・トレーニングを行います。

「深呼吸をして生きていることを実感したり、20代前の祖先からいくつの命が受け継がれてきたかを計算して、命のバトンについて考えたり、さまざまな視点から命がかけがえのないものであり、自分達が奇跡的な存在であることを理解できるプログラムにしました。さらには、みんなで生きるとはどういうことかを考え、2学期の人間関係の学びへとつなげます」と、1学期のプログラムを作成した養護教諭の小野梓先生は、授業の狙いを話します。

 中2になると、プロジェクトマネジメントの手法を学び、夏期学校のプログラムの一部を生徒が主体となって実行します。中3の農村体験学習では、事前事後の学習にプロジェクトマネジメントを取り入れるとともに、農家に分宿する際にはL.L.T.で学んだ人間関係の構築方法が活かされます。

「L.L.T.には決まった答えがありません。ひとつの正解を求める勉強をしてきた生徒達にとって、答えがない課題に取り組むのは不安です。しかし、慣れてくると深く考え、人の意見を聞いてさらに考えが広がることに喜びを感じるようになっていきます」
(清水広幸副校長)

グループワークの後は、班ごとに発表を行います。「みんなにきちんと聞こえるように工夫してね」という先生の一言を受け、みんなに向かって大きな声で発表しました。
互いに理解を深め合います
生き生きとグループワークに取り組む生徒達。同じ意見も、違う意見も尊重するのがL.L.T.のルールです。
プリントに自分の考えや、他の人の意見、授業を終えての感想を書き込みます。
ここに注目!
先生からのメッセージ
教えるだけの従来型授業からの脱却 生徒同士で気づき、学び合う
大野 泰邦 先生 大野 泰邦 先生

 本校では、教師が一方的に教える従来型の授業形式では、国際的な人材を育成するのに限界があると考え、「何が課題か」を自分で考え、探究する力の育成に注力してきました。 L.L.T.の授業もその一環です。答えがないテーマについて、一人で考えたり、グループで議論したりします。

 例えば、「命は誰のもの?」という問いに対し、まずは一人で考え、その後グループに分かれてお互いの意見を発表し合います。人の意見を聞くと、「なるほど」と思うことがあるでしょう。そうした体験の中で、あらためて自分の考えを客観的に見ることができます。相手の意見が自分のものと違っても、それを否定しないのが L.L.T.のルールです。自分とは違う意見を知ることで、相手を理解するとともに、自分の思考も広がるからです。

 中1のテーマ『命の大切さ』は、キリスト教を教育の基盤に置く本校がとくに大切にしているテーマのひとつです。昨年も同じテーマに取り組みましたが、生徒達は大切な命に気づくとともに、自分だけではなく、周りの人の命の大切さにも気づくことができました。

ここに注目!
L.L.T.のポイント
さまざまなアプローチでテーマを掘り下げる

 L.L.T.で大事にしているのが、グループワークです。他の生徒と意見を交わしたり、やり方を相談して実行したりします。また、自分の意見を言う場合は、なぜそう思うのかという理由を説明するように指導します。

 また、途中で計算を入れたり、詩を紹介したりと、考えを深める工夫が授業の随所に取り入れられています。

 2回目の授業を終えた1年生に感想を聞いたところ、「みんなも同じ意見だろうと思っていたら、違う意見がいくつも出てきたので驚きました」という声を聞くことができました。

(この記事は『私立中高進学通信2014年7月号』に掲載しました。)

聖学院中学校  

〒114-8502 東京都北区中里3-12-1
TEL:03-3917-1121

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