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私立中高進学通信

2014年7月号

The Voice 新校長インタビュー

女子聖学院中学校

自分のことばに責任を持ち
表現し、伝えられる人物を育てます

田部井 道子

田部井 道子  (たべい・みちこ)
獨協大学外国語学部英語学科卒業後、女子聖学院中学高等学校英語科専任教師。
2012年から、校長補佐、国際教育委員長の重責を兼務し、数々の学校改革を推進。
2013年広報室長、2014年4月、校長に就任。女子聖学院中学高等学校の卒業生でもある。

存在を認め合うことで絆はつくられていく
[沿革]1905年11月1日、東京築地に『女子聖学院神学部』として設立。初代校長は米国プロテスタント教会の婦人宣教師バーサ・F・クローソン。建学の精神『神を仰ぎ 人に仕う』を土台とした教育活動が展開されている。

「生徒一人ひとりが神さまからかけがえのない賜物を与えられている」というキリスト教の考えが本校の基本です。

 毎朝15分の礼拝が学校生活の基となり、お互いの賜物を最大限に尊重し合う「私は私らしく、あなたはあなたらしく」という相互理解の考え方が生徒たちの心に根付いています。

 私自身は本校の卒業生です。生徒と教師、そして生徒と生徒が厚い信頼関係を築くことのできる校風は、当時から変わりません。本校には上級生が下級生をサポートしながら成果へと導いていく学校行事がいくつもあります。その一つが1925年に始まった運動会です。

 本校の運動会は、高校学年対抗、高校生の指導の下に中学生が縦割りでつくという、紅黄青の3色構成で行われます。高校生は25人の大縄跳びなど、十分に練習を積まないと勝てない団体競技がほとんどであるのに加えて、中学生の得点が勝敗に大きく影響します。ですから、各学年とも中学生への競技の指導に力が入ります。運営はすべて高校生によって行われます。この運動会を作っていく過程でも、高校生として他人を配慮する学年のチームワークが育ち、下級生にも良い影響を与えることになるのです。中高一貫校ならではの行事であり、伝統の運動会です。

グローバル化が進むいま
心を育てる英語教育でことばの重みも学ぶ
さらに充実する3つの教育活動
  1. 共に生きる教育  
    キリスト教に基づいて
  2. ボーダーレスの時代に生きる教育
    グローバルな視点に立って
  3. 自分のことばで発信する教育
    考える力、表わす力、伝える力

 教科指導においても、やはり要となるのは心の教育です。

 本校の掲げる『心を育てる英語教育』は、ここ数年の間に、海外大学指定校推薦制度、国内ミニ留学体験プログラム、International Fun Campなど、次々と英語科独自の新プログラムを導入し、周囲からも広く認めていただける成果をあげてきました。また、2名の専任ネイティブ教師と5名のネイティブスピーカーによる英会話環境も年々充実し、英語既修者として中学に入学してくる生徒や、英語圏からの帰国子女の受け入れも万全の態勢で整備されています。

 グローバル化が進む中、こうした英語教育はますます必要とされ、以前にまして高い評価を得てきました。それは英語、日本語を問わない〝ことば〟の教育の成果です。これからは、自分のことばで何を発信していくのかが重要になってくるでしょう。

 ICU(国際基督教大学)に進学した本校の卒業生が、今年の春に卒論で表彰されたことを報告してくれました。タイトルは『日本人の戦争責任への無関心さへの疑問から発した取り組み』というものです。指導教授のコメントは「目をそむけたくなるような苦しみに満ちたテーマを彼女がやり通せたのは、出身校であるミッションスクールの平和教育によるところが大きい」というものでした。

 これまでの教育で受けてきたものを自分のことばで責任を持って発信していこうとする、そうした卒業生が育っていることをうれしく思っています。

 グローバル化が進むいまだからこそ、まずはことばを大切にことばの重みを自分自身に問いかけながら、中高6年間をかけて、考える力、表す力、伝える力の育成に努めます。

(この記事は『私立中高進学通信2014年7月号』に掲載しました。)

女子聖学院中学校  

〒114-8574 東京都北区中里3-12-2
TEL:03-3917-2277

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