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私立中高進学通信

2014年7月号

The Voice 新校長インタビュー

二松学舎大学附属柏中学校

確かな学力さわやかな心を備えた生徒を育てていきたい

長谷川 成樹 校長先生

長谷川 成樹  (はせがわ・しげき)
1953年富山県生まれ。1981年より芝浦工業大学柏高校で教鞭をとり、1986年には神奈川大学附属中学高等学校に移り、中高一貫教育に携わる。1997年、芝浦工業大学柏中学開校のために戻り、開設準備を担当の後、教頭、副校長。2009年に二松學舍大附属柏中学開設準備室長となり、中高副校長を経て2014年4月から現職。

羅針盤によって導かれた教職への道
長谷川 成樹 校長先生中高時代は登山とスキーに明け暮れていたという長谷川先生。今でも体を動かすのは好きで、休日はサイクリングに出かけることも多いそうです。

 私は中高生時代、登山スキー部に所属し、高3の夏にはインターハイに出場するなど、スポーツに明け暮れる少年でした。そんな私が山と雪に決別し、教職の道を志したのは高3の時です。現代国語を教えてくださった先生や登山スキー部の顧問だった先生との出会いにより、人が生きることの意味や文学について深く考えるようになり、国語の教師を志すようになったのです。本校では、生徒一人ひとりに、夢や希望へ向かう〝羅針盤発見〟を教育の標語に据えていますが、今振り返ってみると二人の先生は、私にとってのコンパスでした。同じように、本校の生徒も学校生活を通じて、それぞれの空へとつながる羅針盤を見つけてくれればいいなと思っています。

めざすのは〝さわやかな進学校〟

 二松學舍建学の精神に「一世に有用なる人物」の養成がありますが、これを目に見える形で示していくことが大切だと考えています。大学合格実績の向上もそのひとつです。一人ひとりの生徒が、未来を切り拓く確かな〝学力〟をしっかりと身につけてほしいと考えています。

 〝学力〟とは、知識・技術であり、問題解決力であり、自ら進んで学ぶ力です。そして、知育、徳育、体育による総合的な人間力でもあります。ただし、こうした学力も、人への思いやりや正しい道筋、嘘偽りのない真心という裏付けがなくては、未来を混乱させてしまうだけです。

 本校で生徒に教えている論語の一節に「吾、日に吾が身を三省す」という言葉があります。これは、自分の行いを日に何度も反省するという意味で、すなわち本校が中学開校時から取り組んできた 〝自問自答〟のことです。生徒一人ひとりが、自分の行動が、校訓である仁愛、正義、誠実にかなっているか、自問自答する習慣を身につけてほしいと考えています。

 めざすのは〝さわやかな進学校〟です。本校の校歌には、冒頭に「松の緑にふりそそぐ、朝の光のさわやかさ、そのさわやかな心」とあり、この「さわやかな心」とは、仁愛、正義、誠実を自問自答することによって育まれます。校長として、高い学力とともに〝さわやかさ〟を備えた人材を育てていきたいと考えています。

 校長としての思いをしっかりと伝えていく必要があると考え、今後は行事や式典以外にも、学年単位で講話の場を設けていく予定です。また、個人のホームページを開設し、私自身の教育理念、大切にしている言葉なども発信していきたいとも考えています

生徒との関わり・対話を重視!
生徒からの通知表

「生徒からの通知表」としてまとめられた冊子は、長谷川校長先生が教師5年目だった当時の、教え子からの評価を掲載したもの。当時から、生徒との関わりや対話を大切にしてきたことがわかります。

[沿革]
2011年、学校法人二松學舍が、中高一貫教育をめざして附属柏中学校を開校。「一世に有用なる人物」の育成をめざし、「人間力の向上」と「学力の向上」を柱にすえた教育を実践している。

国際化とICTの活用大学との連携に力を注ぐ

 二松學舍の創立者・三島中洲は明治6年、太平洋に向かって「どの辺がアメリカかと目を凝らして見ているうちに、そこへ遠征したいという気持ちが湧いてきた」という意味の絶句を作りました。ペリーが浦賀へ来てまだ20年の当時、三島中洲は未来の日米関係やグローバリゼーションを予感していたのかもしれません。二松學舍で学んだ夏目漱石や嘉納治五郎(※1)が、その後世界へと目を向けていったのも、そうした本校創立者の思いがあったからだと思います。

 二松學舍では、創立135周年を機に長期ビジョン『N, 2020 P1an』を策定し、目標のひとつに国際化への対応を掲げました。これは、創立当時から掲げてきた本校の思いでもあり、さらに推進していきたいと考えています。

 その一環として、校内にグローバル化を推進する委員会を設置しました。今後は、国際化に特化したコースの設置、あるいは文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(※2)の指定なども視野に入れて、取り組んでいきたいと考えています。

 国際化と並んで推進していきたいのが、ICTの活用です。こちらも、校内委員会を設置し、主としてタブレットを活用した授業や教育活動についての研究を進めていきます。また、校内のICT化を推進し、校務を効率化することで、個々の教員が少しでも生徒との時間を持てるようにもしていきたいと考えています。さらには、大学や地域との連携も強化していく予定です。

(※1)明治時代に活躍した柔道家・教育者。日本のスポーツ振興とオリンピック初参加に貢献した。
(※2)文部科学省の研究指定を受け、国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成に取り組む学校。

(この記事は『私立中高進学通信2014年7月号』に掲載しました。)

二松学舎大学附属柏中学校  

〒277-0902 千葉県柏市大井2590
TEL:04-7191-3180

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