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私立中高進学通信

2014年6月号

中1ギャップをなくせ! 学び始めの肝心帳

昭和女子大学附属昭和中学校

中高6年間の土台となる
学習習慣を築く『学寮』

灯の集い

心を静かに灯を見つめ、4日間の出来事を振り返る『灯の集い』。

ここを潜り抜けて 初めて昭和女子生!
東明学林 宿泊研修のできる学校保有施設はアメリカの『昭和ボストン』を含めて全部で3カ所。1年生の『学寮』は富士山と箱根の山並み、相模湾を一望する『東明学林』で行います。

 同校の伝統行事『学寮』。毎年、4泊5日の日程で学年ごとに行われるこの行事は、新入生にとって大きな砦となっています。『学寮』は、学校生活にも少し慣れ始めた5月、同校の所有する神奈川県足柄郡の宿泊施設『東明学林』に、学年全員で泊まる活動です。

 午前中は通常の授業を行い、午後は立地を生かして自然観察や茶摘み体験、敷地内の竹林の探検などをします。都会ではなかなか味わえない自然体験に取り組むことができ、知性と人間性を育む同校の伝統〝全人教育〟をダイナミックに実践するためのプログラムが組まれています。入学して1カ月半、ゴールデンウィークを過ごした後の1年生にとって、この5日間の生活は今一度気持ちを引きしめる機会ともなっています。また、寝食を共にすることで、友達や先生との距離もぐっと近づきます。

誰かのために働くこと 社会のための『労作』

 創立者の人見圓吉氏はロシアの文豪トルストイの教育論に強く感銘を受け、学校設立に至ったといいます。優れた文学作品を生み出す傍ら、〝愛と理解と調和〟に立った教育論を唱えていたトルストイがとりわけ大切にしていたのが農業との関わりでした。骨を折って働くことの尊さをトルストイは説いたのです。このトルストイの思想を反映させたのが『労作』の時間です。1年生は学寮期間中に敷地内の茶畑で茶摘み体験をします。

 生徒達は、毎日のようにいただくお茶がどのようにでき上がるのか、体験を通して学びます。農家の方々が大切に育てたお茶の葉の製造工程を知ることで、日常口にする食物への感謝の気持ちも一層強くなります。また、収穫したお茶は、次に施設を使う生徒達が飲むお茶となるため、この活動が1年生にとっては「他者のために奉仕する」という同校の良き伝統に触れる第一歩となるのです。

学寮『学寮』での自習の時間。50分間、休憩を入れずに課題に取り組むことで、集中力も養われます。
仲間とともに食べる食事仲間とともに食べる食事は、美味しさも倍増!お箸の持ち方など、楽しい中で学ぶこともたくさんあります。
茶畑での茶摘み体験茶畑での茶摘み体験。美しい緑の畑に囲まれ、清々しい気持ちで『労作』に取り組みます。
生活面でもきめ細かな指導 
自ら考え行動するように

 4泊5日という日程は、中学生にとってやや長いように思われますが、約1週間を親元から離れて生活することにより、〝自立する力〟が養われます。

「最初は集合時間に遅れるなど、言われなければできないことが多いのですが、徐々に自分達でしおりを確認して行動できるようになっていきます」(1年学年主任の及川道子先生)

 折り返し地点となる3日目には、生徒がお互いに声をかけ合い、自主的に行動するようになります。言われて動くことしかしない小学生から、言われなくても行動する〝昭和女子生〟へと大きく成長していくのです。

 食事をはじめ、日々の生活も先生がしっかりと目配りします。お箸の持ち方や、部屋をきれいに保つことなど、生活面できめ細かな習慣が身につくのも『学寮』の魅力です。

「部屋が散らかっているとその部屋の全員が注意されるので、協力してきれいに使うようになっていきます。片づけの苦手な生徒も、友達から声をかけられることにより、前向きに取り組めるようです。徐々に、教員が口を出さなくても、自主的に取り組めるようになっていきます」(及川先生)

予習、復習、自学自習 正しい生活 勉強習慣の確立

 予習をしてから授業に臨むというのが、同校の学習スタイルです。入学直後から予習・復習のやり方について、どの教科でも担当の先生によるていねいな指導が行われます。何より重視しているのが、自学自習の習慣を身につけることです。そのため、『学寮』では毎晩50分間の自習時間を設けます。この時間中は私語、質問は一切禁止。心地よい緊張感の中で、一人ひとりが課題に集中します。

「黙々と問題集に取り組む友達の姿を見て、『自分も頑張らなくちゃ!』と思う生徒が多く、お互いに励みになっているようです」 (入試部副部長の玉井頌子先生)

 国語では、短歌づくりに挑戦し、優秀な作品は、翌日の食事の時間に発表されます。最終日前日の夜には灯を囲んで学寮中に得たこと、感じたことを思い思いに発言する会があり、厳粛な空気の中で、学寮生活は終わりを迎えます。

「4泊5日の『学寮』を終えると、知性も人間性も目覚ましく育ちます。この行事を終えて、初めて真の〝昭和女子生〟になると言っても過言ではないくらいです」 (及川先生)

ここに注目!
学校生活では朝学習で復習を徹底 
日々の習慣が学力向上につながる!

 昨年度から始まり、今年度も発展的に継続しているのが『朝学習』です。日替わりで各教科の先生が授業の復習となるプリントを作成し、各クラスの教卓の上に置いておきます。毎朝、教室に来た生徒は各自でプリントを取り、問題に取り組みます。部活動の朝練習などで、朝に取り組めなかった生徒は、休み時間や放課後などを利用して、問題を解いています。そして、解き終えたプリントは、廊下に設置されたボックスへ提出します。数分でできる小テスト的なプリントですが、毎日の積み重ねが驚くほどの学力向上につながっているとのことです。

朝学習のプリント朝学習のプリントは、できたら各自で提出箱に入れていきます。
日々の授業の復習となるプリント日々の授業の復習となるプリントを日替わりで各教科の先生が用意しています。

(この記事は『私立中高進学通信2014年6月号』に掲載しました。)

昭和女子大学附属昭和中学校  

〒154-8533 東京都世田谷区太子堂1-7-57
TEL:03-3411-5115

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