Oops! It appears that you have disabled your Javascript. In order for you to see this page as it is meant to appear, we ask that you please re-enable your Javascript!

スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト スクールポット中学受験版 - 首都圏版学校情報検索サイト

X フェイスブック

先輩ママに聞く
受験生と保護者の
受験生活最後の1年

掲載日:2025年7月22日

小6で迎える受験生活最後の1年は、どのようなものになるのでしょうか。 また、受験に向き合う姿勢は親子で違いがあるのでしょうか。今春に受験を経験し、私立中学に入学した中1生のママにお話を伺いました。

Mamas' Profile

Sママ

私立女子校・高2の長女と、別の私立女子校に通う中1の次女のママ。

Yママ

私立共学校に通う中1の長男と、小2の長女のママ。

春頃までのお子さんの様子はいかがでしたか?

春頃までのお子さんの様子はいかがでしたか?

Yママ

子どもの遊びたい衝動がまだまだ強かった時期ですね。ウチの周りは受験しない子が多い環境だったので、自分だけ塾に行ったり、塾の宿題をしなければいけなかったりすることをつらく感が終わると一度帰ってきて、塾の宿題をすませてから友達と遊びに行くという日々を送っていました。ただこの時期、塾で上位のクラスに移り、本人の向学心が芽生えてきた様子はありました。塾でクラスの子たちと仲良くなり、「このクラスに居続けたい」という気持ちが原動力となってやる気が出たようです。

Sママ

ウチは外に遊びに行くことはなかったのですが、家の中でタブレット端末を見ている時間が長く、気になっていました。まだまだエンジンはかかっておらず、塾の宿題もただこなすだけで、身についているかは怪しかったですね。私は「もう6年生なんだから頑張ろうよ」と鼓舞しましたが、おそらく娘には響いていなかったと思います。

夏期講習に通う夏休みには受験生の自覚が出てきましたか?

夏期講習に通う夏休みには受験生の自覚が出てきましたか?

Sママ

夏休みはほぼ毎日夏期講習で、家にいる時間は少なかったです。これだけ長時間勉強しているのだから、そろそろ成績が上向いてほしいと期待しましたが、まだ勉強のコツをつかめていないようでした。徐々に受験生の自覚が出てきているとは感じましたが、私が「あと○カ月で入試だから頑張ろうね」と応援しても、あまりうれしくなさそうでした。同じようなことを塾でも相当言われていたのでしょう。

Yママ

夏には少し変化がありました。夏期講習の先生の授業がわかりやすくて、成績も少しだけ上昇。教室の前のほうに座るため早く塾に向かうなど、少し気合が入った感じがしました。
ウチではずっと男子校を中心に志望校選びをしていましたが、小6になってから主人が「共学のほうが楽しいよ」と勧めた影響で、子どもが「共学にする」と言い出しました。そのため私は、夏頃から共学校を調べ始めました。

受験勉強が忙しくなる秋のエピソードはありますか?

受験勉強が忙しくなる秋のエピソードはありますか?

Sママ

ウチも志望校の変更がありました。娘はずっと「共学がいい」と公言していたのに、小6の9〜10月頃に「女子校がいい」と言い始めたのです。過去問を解き始めたところ、志望校に予定していた共学校の問題が難しく、女子校の問題のほうが自分に合うと感じたそうです。また、この時期に小学校の男子を「うざい」と感じるようになったことも理由のようで、志望校を女子校へ変えることになりました。
10~11月頃は塾の自習室にもよく通い、受験生らしくなってきましたね。模試の前日に、新たに第1志望とした女子校の文化祭がありました。私は「模試に力を入れるよりも志望校の文化祭に行ってやる気を出し、これからの勉強を頑張ったほうがいい」と思ったのですが、娘は「勉強する」と言って文化祭には行きませんでした。

Yママ

11月頃に息子が、「模試に行きたくない」と言い出したことがあります。朝に突然「今日は行きたくない。受験も辞めたい」と切り出してきたのです。どう声をかけても動いてくれず、私はかなり動揺しました。その時、普段はあまり口を出さない主人が、「今までやってきたのにもったいないよ。行くだけ行ってみたら」と息子を諭してくれたら、「じゃあ行く」という流れに。私が試験会場に連れて行くと、普通にテストを受けて、帰宅後もケロッとした様子。その後は、塾やテスト、そして受験自体を拒否することはなく、いまだにあの日の言動の理由がよくわかりません。小学校の行事があった直後だったので、小学校が楽しくて「自分だけ受験するのは嫌だ」と思ったのかもしれないと考えています。

直前期から入試本番までは順調に過ごせましたか?

直前期から入試本番までは順調に過ごせましたか?

Yママ

塾では100日ぐらい前から入試までの日数が張り出され、本人に受験生としての自覚がより出てきたように思います。冬期講習の後も、よく塾の自習室で勉強していました。

Sママ

冬期講習が始まった頃に娘は風邪をひき、熱を出してしまいました。発熱したらもう寝ているしかなく、冬期講習は途中から休むことになってしまいました。1週間以上勉強できない日が続き、本人は焦りを感じているようでした。熱が下がっても咳が1カ月ぐらい続いて体調はずっとすぐれず、1月校は不調のまま受験をすることに。2月の本命校の1週間ぐらい前に、ようやく普段どおりの体調に戻りました。

中学受験で親子ともに成長した点は何ですか?

中学受験で親子ともに成長した点は何ですか?

Yママ

小5までは私が学習スケジュールを組んでいましたが、小6からは本人に任せていました。息子は、友達と遊ぶことを我慢したり、「ここまで勉強したら遊んでもいい」というように自分ルールを決めたりしていたようです。親に全部管理されるのではなく、自分で決めて実行できるようになったところは、大きな成長だと思います。
また、受験を通して、親子で向き合って話す機会がたくさんありました。それは私にとっても息子にとってもプラスになったと思います。受験に関しては、経験できたこと自体が良かったです。無駄な経験なんて何一つないと思いますから。

Sママ

 私は、塾の送り迎えやお弁当作りをしたり、一緒に学校見学へ行ったりして、「親子で頑張ったな」という感想です。また、娘は中学受験を通して、間違いなく基礎学力が身につきました。それは、小学校の勉強だけでは得られなかったものだと思います。
娘が進学を決めたのは、私が受験を勧めた学校でした。娘に「ママ、この学校を選んでくれてありがとう」と言ってもらえた時はうれしかったですね。


編集部より

親子で乗り切る中学受験。互いの思いをわかり合えず、つらい時期があるかもしれません。でも、受験を通して親子がそれぞれ成長できることもわかりました。これから受験に向かうご家庭にも、大きな実りがありますように。

ページトップ