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先輩ママに聞く
わが家の学校選びと中学受験体験談

掲載日:2024年11月15日

具体的に受験校を決定する時期になりました。第1志望校はすでに決まっていても、併願校選びに悩んでいる受験生家庭は多いかもしれません。先輩ママの家庭ではどのように学校を選び、どんな受験となったのでしょうか。

Mamas' Profile

Yママ

私立女子校に通う高1の長女と、小6の次女のママ。

Kママ

私立男子校に通う中1の長男と、小5の次男、小2の三男のママ。

お子さんは何校受験しましたか?

お子さんは何校受験しましたか?

Yママ

1月に3校5回、2月に1校2回です。娘は第1志望校への思い入れが強く、2月はその学校の複数回ある入試を全部受けられるように受験スケジュールを組みました。そのため、併願校は全て1月の学校になりました。

Kママ

4校受験しました。うち2回受験した学校もあります。息子の志望校はA校とB校の2つで、第1志望はB校より偏差値が5ポイントほど高いA校でした。それぞれ2回ずつ入試が設定されていて、初日は同じ2月1日のため、どちらを受験するか選ばなければなりません。私は合格可能性の高いB校を受けたほうがいいと思いましたが、夫と私と息子の3人で話し合い、息子が出した結論はA校でした。わが家では、「高い目標に向かって頑張ることに意味がある」との思いから中学受験を始めました。その基本に立ち返り、「本人が一番行きたい学校を1日に受けるべきだ」という夫の意見に納得したのです。ただ、実は内心、不安を感じ続けていました。
その他の2校のうち1校は1月入試で、本番の雰囲気に慣れることを目的に。もう1校は2月の入試で、息子にとって安全校のC校を受験しました。

第1志望校はどのように選びましたか?

第1志望校はどのように選びましたか?

Yママ

娘の入りたい部活動がある学校を中心に考えました。娘は幼い頃から合唱を習っていて、学校見学で文化祭などに行くと合唱部の発表を必ず見ていました。小5の時に大きなコンクールを見に行ったところ、娘が「私もこの舞台に立ちたい」と言ったため、合唱部の実績が高い学校を検討し、第1志望校を決めました。娘の成績から鑑みて第1志望校は大きなチャレンジではなく、過去問もかなり解けていましたし、入試も複数回あるので、「たぶん合格するだろう」と見積もりました。そうなると私に少し欲が出てしまい、「こんなに勉強を頑張っているのだから、もう少しレベルが上の2月の学校を受けてみたら?」と娘に提案したところ、「どうせ行かないのに受けるのは嫌だ」と拒否されたので、諦めざるを得ませんでした(笑)。

Kママ

息子は好きなことを突きつめて学ぶタイプなので、「男子校が向いているかな」と思い、また親として「大学受験の時にもう1回受験勉強をして伸びる機会があったほうがいい」と考えて、「男子校で進学校」にしようと決めました。その条件のなかで息子の入りたい部活動がある学校を探し、文化祭の発表を見て在校生の雰囲気も確認し、志望校を決定しました。

併願校はどんな基準で決めたのですか?

併願校はどんな基準で決めたのですか?

Kママ

校風はもちろんですが、第1・第2志望校の合格発表まで入学金の振り込みを待ってくれるかどうかもチェックしました。1月は、塾で同じクラスの子たちが多く受ける学校を受験しました。入試が複数回あり、回次ごとに偏差値のレベルが違うので、ウチは安全校として受ける回と、第1志望校に近いレベルのチャレンジ回を受験。入試の時期や間隔もちょうどよく、合格発表時には入試の点数が開示されることも気に入って、受験することにしたのです。

Yママ

1月入試の1校目は、塾の先生に「合格を経験したほうがいい」と言われ、勧められた学校を受験しました。でも、その学校は事前に1回も見学に行きませんでしたし、合格後も入学金を納めませんでした。
2校目は、娘が文化祭を見て気に入った学校です。娘の偏差値に比べて難易度が高いので、塾の先生にはあまり受験を勧められませんでしたが、2回チャレンジしました。結果は不合格で娘は少しショックを受けていましたが、不合格も経験できて良かったと私は肯定的に捉えています。

受験で予想外の出来事はありましたか?

受験で予想外の出来事はありましたか?

Kママ

1月に受験した学校の結果が意外でした。点数開示を見てみると、安全校として受けた回は、合格最低点よりプラス1点というギリギリの合格だったのです。一方のチャレンジ回は、惜しくも1点足りずに不合格。驚きましたが、息子にとって良い結果だったと思います。1点の重みを知ることになり、「合格するのは当たり前ではない」と気が引き締まりました。

Yママ

本当に1月入試の経験は大きいですね。娘が1月に受けた3校目は、私が学校説明会で気に入ったところで、娘にとって難易度はそれほど高くない学校でした。ところが、その学校を2回受験したのですが、1回目は塾のクラスの子が偶然同じ教室に何人もいて娘は動揺してしまい、調子が出なかったようです。2回目は得意科目の試験中になんと鼻血が止まらなくなり、外に出て処置をして戻ってきたら試験時間が終わっていたそうで、2回とも不合格という結果でした。縁がなかったと思うほかありません。ただ、第1志望校の2月入試は、1日に午前・午後と受験して、合格しました。

Kママ

それは良かったですね。ウチは、2月1日に受けたA校の1回目は残念ながら不合格でした。でも、息子は落ち込むことなく、すぐに切り替えて次の入試に向けて机に向かいました。「初めて受験生になったのでは」と思うぐらい集中している息子の姿が頼もしかったですね。
その後に受けたC校と、A校2回目の結果はあえて見ずに、B校の受験日を迎えました。結果を見てしまうと、B校の受験に集中できなくなると思ったからです。B校の入試が終わり、同じ日に見た3校の結果は、A校2回目は不合格。B校とC校は合格でした。私は、その結果がわかるまでは心配で、胃に穴が開くかと思いました。A校の1回目が不合格と知った夜、私はひそかにお風呂で泣いていたのです。ですから、B校の結果を見た時は本当に嬉しかったですね。志望校の一つだった学校へ行けることになり、本人も大喜びでした。


編集部より

受験校決定の際の保護者の葛藤や、受験本番での出来事のお話に、思わず胸がつまりました。また、中学受験でお子さんが成長したこともよくわかります。これから受験を迎えるご家庭の学校選びが、悔いのないものでありますように。

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