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中学受験で親子が得たもの

掲載日:2024年4月15日

中学受験を経験することによって得られるものとは何でしょう。 「私立中学校に合格すること」以外にもあるのでしょうか。 お子さんの中学受験を経験した先輩ママにお聞きしました。

Mamas' Profile

Mママ

私立男子校に通う高1の長男と、別の私立男子校に通う中1の次男のママ。

Tママ

私立女子校に通う中1の長女と、小学生の長男のママ。

Hママ

私立女子校に通う中1のママ。

お子さんの中学受験を決めた理由は何ですか?

お子さんの中学受験を決めた理由は何ですか?

Mママ

私は自分が中高一貫の私学出身です。高校受験がなく、同じような学力の人が集まっていたので、平均ぐらいの成績をとっていれば大学受験に関してはあまり心配する必要はありませんでした。また、母校は生徒同士がお互い個性を認め合う雰囲気で、私学には良い印象をもっていました。ただ、子どもたちには積極的に中学受験を勧めたわけではありません。本人たちが自ら「塾に行きたい」、「お兄ちゃんと同じように受験したい」と希望したので受験させることにしました。

Hママ

ウチも、本人が「受験したい」と言い出したのがきっかけです。賛成した理由は、子どもが中高時代に感じるもの、体験できるものを私学に期待したということが大きいですね。

Tママ

ウチの場合は、中高6年間で同じ先生に見てもらえて、とてもいい教育環境だと思いました。また、大学進学を考えた時に、進学校だと早めに高校の履修内容を終わらせて大学受験の準備をしたり、付属校なら併設の大学に入りやすかったりするので、大学進学を見据えてもメリットが大きいと考えたことも理由のひとつです。

中学受験でお子さんが得たものは?

中学受験でお子さんが得たものは?

Tママ

あきらめずに粘り強く頑張ることを経験したので、それが自信につながっていると思います。

Hママ

得たものは、努力の方法やあきらめない強い気持ち、目標に向かって頑張る力でしょうか。塾に3年間通ってこうしたことがしっかり身についたので、入学した中学校では、課題の多さに負けずに頑張って取り組んでいます(笑)。

Mママ

上の子は約2年間、下の子は約3年間通塾して受験準備をしました。「コツコツ勉強する」という習慣がついたことと、志望校に合格したことで自信がついたことが良かったなと思います。勉強する習慣は中学入学以降も役立っていて、上の子は普段から勉強しているので、定期試験の前だからと必死になることもありません。下の子は調べることが必要な課題が出ると、よく図書館で自主的に勉強しています。

お子さんの中学受験で保護者が得たものは?

お子さんの中学受験で保護者が得たものは?

Mママ

高校受験をしなくてすむことは、私にとってもメリットがあると実感しています。子どもたちは、小学生の時は勉強するように言えば素直に机に向かっていましたが、中学生になると私の言うことをなかなか聞いてくれません。小言を言っても「はい、はい」と右から左に流されてしまいます。高校受験があったら、私はかなりストレスを感じていたでしょうね。

Tママ

子どもと私の2人で頑張ったことは、私の自信にもなったという気持ちがあります。親子で衝突することもありましたが、なぜそう思うのか、なぜ勉強したくないのかを問うと、娘はきちんと自分の考えを言っていました。そんな親子の会話ができたのは、中学受験のおかげですね。

Hママ

ウチも母と子のコミュニケーションがしっかりとれた3年間でした。2人の関係性は強まったと感じています。ただ、その分、父親と娘の関わりが少なくなり、主人は少し疎外感があったかもしれません。中学入学後の今も少し尾を引いていて、娘が年頃になったこともあるのでしょうが、娘との距離がなかなか縮まらず、主人は寂しそうにしています。

お子さんが私学に入学した感想をお聞かせください。

お子さんが私学に入学した感想をお聞かせください。

Tママ

娘の学校は、宗教教育が行われているところに大きな特色があります。自由な雰囲気の校風ですが、だからこそ自分で考えなければいけないことを、日々の学校生活で学んでいるようです。また、部活動以外にボランティア活動などにも参加する機会があり、いろいろな人と関わる場が設けられています。机上の勉強だけではなくさまざまな方向に目を向けることができ、娘にとって貴重な体験になっていると思います。

Hママ

中学受験を乗り越えてきた生徒が集まっているので、感覚が似ていて、自己主張がしっかりできる生徒が多いようです。それでトラブルになることもなく、友達同士上手にコミュニケーションがとれているので、同じような学力や目標をもつ生徒と学ぶことは、子どもにとって良い環境なのだと改めて思います。娘は、部活動や課外活動に参加するなど、楽しく学校生活を送っています。高校生と接する機会が多いので上下関係を学ぶこともでき、いろいろな刺激を与えていただいているようです。

Mママ

上の子の学校は面倒見がよくて、講習や小テスト、宿題がたくさんあり、安心感があります。質問に行けばプリントをくださるなど、先生方の指導はとても熱心です。コロナ禍の時には、生徒が学習をきちんと続けられるよう先生方が尽力してくださって、オンラインの授業も、生徒たちを飽きさせない工夫が見られました。下の子の学校は、海外交流などのプログラムが豊富にあります。また、レポートなどの課題が多い点も特色です。どちらの学校にも芸術鑑賞や、社会科や理科の授業の一環として研修を行う校外行事が充実しています。子どもたち2人が、それぞれに合った学校に入学できたことに満足しています。

受験生家庭に私学を勧めるポイントは?

受験生家庭に私学を勧めるポイントは?

Mママ

私自身は女子校出身で、息子たちは男子校に通っていますが、自分を隠さずに出しても受け入れてもらえる環境は楽だと思いますよ。

Tママ

公立中学校は住む地域で学校が決まりますが、私学にはそれぞれ特色があり、わが子に合った教育を受けさせることができます。そこが、私学の最大の良さではないでしょうか。

Hママ

その通りですね。本人が望むことをよく聞いて、お子さんに合った学校を探すなど、保護者はできる限りのサポートをしてあげてほしいですね。


編集部より

中学受験は、わが子に良い教育環境を与えるとともに、親子に大きな実りをもたらすようですね。これから受験を迎えるご家庭でも、満足感を得られる受験となりますようにお祈りしています。

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