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国立共学校・中1女子のママ

私立女子校・中1のママ
もうすぐ入試本番。直前から発表までの時期、受験生家庭はどのように過ごせばよいのか気になりますね。
受験生への対応や家族の協力のしかたなど、先輩ママに体験談とアドバイスをお聞きしました。
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直前期の子どものメンタルをよい状態に保つには?
Mママ
子どもによって、激励されて力が出るタイプや、いつもと変わらずに過ごして力を出せるタイプがあると思います。親の緊張は伝わってしまうので、お子さんのタイプを見極め、保護者が慌てないことが大切ですね。
Tママ
子どもはすでに十分プレッシャーを感じているので、なるべく刺激しないよう、できるようになったことを思い出せる声がけをして、前向きな気持ちでいられるようにしました。最後の最後まであきらめずに勉強することは大事ですが、家ではリラックスできる時間をつくることも心がけました。
Sママ
私もできないところより、できるようになったところや頑張っているところに目を向けてほめるようにしていました。
ある時、発破をかけるつもりで「ほかの子はもっと頑張っているよ」などと言ったところ、子どもの機嫌を損ねてしまったので、ほかの子と比べるような発言はよくなかったと反省しました。
Hママ
入試本番が近づくほど、本人には「大丈夫、大丈夫」と言って安心させるようにしました。勉強については、「勉強しなさい」とは言わないようにして、「宿題終わった?」と聞く程度にしました。
Yママ
直前期は親も不安になり、最後にできることはないか、体調はどうかと気になって、いつも以上に子どもに様子を尋ねたくなります。ですが、そこはぐっとこらえました。「親の不安が伝わってはいけない」と思ったからです。できるだけこれまでと同じような生活を維持するよう努めました。
1月に入ってから周囲の受験モードが高まると、娘は勉強への集中力が低下し、時間ばかりが過ぎることに焦りを感じていた様子でした。そこで私は、「最後の1カ月でも、1週間でも、1日でもあきらめずにがむしゃらになれば、役立つこともきっとある。後悔しないよう最後までやり切って本番を迎えよう」と伝えました。そこから娘はスイッチを入れ直した気がします。
1月受験の前の週からは、入試スケジュールの詳細を本人に伝え、入試日のイメージをつかめるようにしました。
直前期に健康面で気をつけたことは何ですか?
Sママ
基本的なことですが、手洗い、うがいをし、夜ふかしをしないことです。食事はできるだけ栄養バランスのとれたものにすることを心がけました。
Hママ
早寝早起きと、規則的な食生活を意識するようにしました。それが功を奏したのか、家族全員体調を崩すことなく、受験期間を乗り切ることができました。
Tママ
子どもの食事はできるだけ消化のよいものにし、胃に負担がかからないようにしました。また、家族以外の人との接触は極力避けるようにさせました。時間はいくらあっても足りないと感じる時期ですが、睡眠時間が足りていないと集中力が下がりますし、疲れも残ってしまうので、睡眠時間だけは削らないようにしました。
Mママ
直前期は、「生ものは食べさせない」「外食は控える」「なるべく人ごみに行かせない」「身体を冷やすことは避ける」といったことに気をつけました。家ではお風呂にゆっくり浸かるよう言い、生姜湯を飲ませ、寝る時は湯たんぽを入れてあげました。父親にも感染リスクのある行動は控えるよう伝えて、家族で徹底しました。
Kママ
息子が受験した年は新型コロナの流行前でしたが、インフルエンザ予防のため、早い時期から親はマスクをして通勤し、手指の消毒をするものも常に持っていましたね。もちろん、インフルエンザの予防接種は家族全員で受けましたし、意識してしっかり睡眠をとるようにしていました。また、インフルエンザ予防によいと聞いたので、乳酸菌飲料を飲んでいました。
Yママ
ウチも免疫力アップによいと信じていたので、この時期は家族全員で乳酸菌を摂るようにしていました。あとは、少し疲れているなと思った時は、早く寝るようにしました。親が疲れている時は子どもも疲れているケースが多いので、一緒に早く寝たこともあります。
入試期間の家族の役割分担はどのようにしていましたか?
Tママ
入試期間だけは父親も仕事を休み、全面的に協力してくれました。父親は、移動の車の運転をはじめ、事前の道のりや天気調べ、時間の管理など、冷静な行動が求められることを担当し、私は、子どものメンタル面の対応や試験会場入り口までの付き添いなど、子どもの身の回りのフォローすべてを担当することに。それぞれの役割に集中したことで、落ち着いて行動でき、よかったと思います。
入試期間に入る前に、打ち合わせをして役割分担を決めておき、入試期間中の日ごとのタイムスケジュールを、どこで何を食べるかなども含めて決めておくと、慌てずにすみます。
Kママ
入試当日が平日の場合は、父親には普段通り職場に行ってもらいました。仕事を休んで付き添うなど、いつもと違うことをすると、本人の緊張感が増すと考えたからです。また、だんだん入試日が近づいて緊張感が出てきた時に、中学受験を経験した上の子が、下の子に対して自信がもてるような声がけをよくしてくれました。
Yママ
父親と母親で手分けをして、事前に受験校すべてに足を運びました。乗り換えや駅から学校までの道のり、かかる時間などを確認しておくためです。入試当日の朝は、下見を担当したほうの親が、学校まで子どもを送って行くようにしました。そうすることで、家族全員が安心して当日を過ごすことができましたね。
入試直前期、生活リズムは朝型に変えましたか?
Sママ
2学期頃から徐々に朝型にしました。「朝に勉強したら、テレビを見てもよい」というルールをつくったら、自分から起きるようになりました。それまでは、登校班の集合時刻に間に合わないぐらい寝坊する子だったのに、6時前に起床するようになりましたね。
Hママ
上の子の時に、夜型が直らず苦労したので、前年の秋頃から少しずつ生活リズムを整えました。最終的には7時前に起床できるようになりましたよ。
Mママ
試験会場までの距離にもよりますが、入試当日は朝4〜5時に起き、7時には会場に到着するようにしていました。とはいえ、何週間も前からそんなに都合よく早寝はできないので、いつも通りがいちばんだと思います。入試日の前夜は、神経が高ぶって眠れないこともあるので、手に持っていると安心できるものや、アロマを焚くなど、入眠しやすい方法を見つけておくとよいかもしれないですね。
Yママ
娘は夜型だったので、早めの準備が必要だと思い、最初は12月頃から朝型に変えようとしました。ところが、夜に勉強ができないことに娘は焦りを覚え、かえってストレスを感じてしまったため、すぐに中止しました。最終的に、1月20日頃から、つまり最後の10日間ほどだけいつもより1時間早く、5時半頃起こすようにしました。大幅な変更をするとペースを崩してしまう気がしてその程度にしましたが、入試当日の朝はきちんと目を覚まし、夜は疲れて早く寝ることができ、入試期間中を問題なく過ごすことができました。
Tママ
早起きがよいと言われても、勉強で夜遅くなってしまうこともあり、娘はなかなか早起きする気にならなかったみたいです。
ところが、「頭がしっかり働き出すのは起きてから3時間後」と聞いて、「試験開始時間の3時間前には起きないと損だ」と思ったらしく、自分から早く起きるようになりました。「試験で全力を出すため」という理由ができたことで、起きるモチベーションを保てたようです。
直前期や入試当日にアクシデントはありましたか?
Hママ
入試初日の試験が終わった後、子どもから「消しゴムを忘れていた」と聞いて、青くなりました。前日、準備をしている時に、ペンケースがあるか、鉛筆は削ったかの確認はしましたが、消しゴムが入っているかまでは確認していませんでした。それからは、入試最終日まで、「消しゴムは持った?」と、合言葉のように言っていましたね。
忘れ物がないよう家庭で気をつけることはもちろん大切ですが、入試当日に困ったことがあったら試験監督の先生に相談するなど、どうしたらよいかを事前に教えておけばよかったと思いました。
Mママ
入試2日目の朝、娘が家の階段を踏み外してしまいました。大きなケガにはなりませんでしたが、心配しましたね。
前日の入試が、午前・午後の2校受験だったため、娘はかなり疲れていたようです。子どもの体力に応じた受験スケジュールを組むべきだったかもしれません。
Sママ
本命校の入試で、水筒を持たせるのを忘れてしまいました。学校の入り口で、子どもと別れた後に気がついたのです。本命校受験の日は、親も浮足立ってしまい、普段ならしない失敗をしてしまうものだと思いました。持ち物をメモして、チェックしてから出かければよかったですね。
Tママ
面接予定の学校を受験した時のことです。娘はジャケットとワンピーススカートを着て出かけたところ、新しい服でしたが、試験会場に向かう途中で胸元のリボンが取れてしまい、ジャケットのボタンが取れかかっていることにも気づきました。
着なれない服装だったので、アクシデントに備えて私はあらかじめ裁縫セットを準備しており、それが幸いして落ち着いて対処できました。父親が運転する車の中で、すぐに縫って直すことができ、娘ともどもホッとしたことを覚えています。
入試期間中、合否の結果は本人に知らせましたか?
Sママ
最初は知らせないつもりでしたが、本人が聞きたいと言うので知らせました。
Kママ
事前にお子さんと話し合っておくとよいと思います。わが家では一緒に合格発表を見ることにしました。息子が受けた1月の受験校は点数を開示されることが多かったので、息子は結果をメモしていました。
Tママ
第一志望校の結果が併願校の受験をしている時間中に出ることがわかり、どうしたいかを事前に確認したところ、娘は「先に見ないでほしい」と言うので、試験後に一緒に確認するようにしました。結果によっては、入試期間中であっても追加で出願する必要があったので、子どもに知らせないわけにはいきませんでした。
Hママ
ウチも、結果次第でその後の受験予定が変わってくる日程を組んでいたので、合格発表の都度、必然的に結果を本人に知らせることになりましたね。
Mママ
わが家も知らせました。ある学校は、合格率80%が出ていた安全校でしたがまさかの不合格で、精神的なダメージを懸念しました。でも、本人は「理科がダメだったからね」と自分なりに納得しており、「そもそも志望校じゃないから」と、志望校に向けた勉強に気持ちを切り替えていました。子どもの性格にもよると思いますが、合否結果を踏まえて次に進むことが大切だと実感しました。
Yママ
わが家は、本人が見ることができる時間帯の発表時は、家族で揃って合格発表を見ました。他校の試験中に発表があった場合は親が確認して、できるだけ早く娘に伝えました。娘も発表スケジュールを知っていたため、「気にしているより、知らせてもらったほうがよい」と言っていましたね。
合格発表当日 保護者が気をつけることは?
Hママ
第一志望校以外は、合否に喜びすぎず、落ち込みすぎないようにしました。「平常心」を心がけていましたね。
Tママ
合格時のことは考えなくてもよいと思いますが、不合格だった場合にどんな声をかけるかは、事前に考えておきました。親が動揺したり落ち込んだりしてはいけないので、すべてを受け止め、気持ちを切り替えるイメージトレーニングもしておきました。
Sママ
私も、不合格だった時の対応として、「親がショックを受けている態度だけは絶対にとるまい」と思っていました。ですから、どのように声をかけるかは事前に考えておきましたね。
Kママ
ありがたいことに言わずにすみましたが、ウチも残念な結果だった場合にかける言葉は用意していました。「この学校で学びたい気持ちは誰にも負けない自信があったけど残念だったね。でもほかに行きたいと思える学校があるから、そこで楽しい生活を送ろう」と伝えるつもりでした。
Mママ
やはり不合格の時はショックを受けます。インターネットで発表を見る時は、自分が気分転換しやすいものを用意しておくとよいですよ。私はとりあえず飲み物を飲んで落ち着きました。あとは、必要に応じて、不合格になった場合を想定し、その日以降に受験できる学校を事前に探しておくと安心です。ただ、この追加受験のことは、実際に受けることになるまで子どもには伏せておくほうがよいと思います。あくまで親の〝保険〞として、調べておくことをおすすめします。
Yママ
合格がわかった時は、志望順位やレベルに関係なく、全力で喜びました。不合格の場合は、本人と一緒に残念がりました。必要以上に慰めたりする必要はないと思います。受験が残っている場合は、次に向けた気持ちの切り替えも必要なので、残念な気持ちを長時間引きずらないようにしました。また、夫婦間でその学校の志望順位が異なる場合でも、合格発表時の対応は一致させるよう話し合っておくことも大切だと思います。
編集部より
入試前後の時期は特に、家族が一丸となってお子さんを応援し、支えていたことがわかりました。これからの時期は家族全員の健康に留意し、良いかたちで受験当日を迎えられますようお祈りしています。