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わが家のモチベUP術

掲載日:2021年12月15日

受験生の子どもに対し、保護者はどのような接し方をすればやる気を引き出すことができるのでしょうか。お子さんのモチベーションがアップしたりダウンしたりした体験を、先輩ママにお聞きしました。

【1】偏差値が上がって志望校が安全圏に入ると安心してしまい 勉強への意欲が低下してしまいました


Sママ

私立男子進学校を卒業した大学4年の長男、私立女子進学校を卒業した大学1年の長女、私立男子校・高1の次男のママ。


受験勉強中、お子さんのやる気はずっと保たれていましたか?

Sママ

わが家は3人とも小4から入塾しましたが、全員転塾を経験しています。長男は最初の塾で楽しさを見いだせず、やる気がどんどん下がり、課題に取り組まなくなりました。私は毎日小言を言うようになり、小4の1月に転塾。その後はそれなりに楽しく通い、宿題も淡々とやるようになりました。その教室からは過去に御三家合格者はいなかったそうですが、長男は無事に御三家校に合格。塾選びは子どもとの相性が大事だなと思いました。

転塾の判断が奏功したと言えそうですね。

Sママ

長女は、希望した塾で楽しく学んでいましたが、小5の4月にわが家が引越しをし、系列の教室に変わりました。ところがその教室は宿題がまったく出ず、娘の成績は偏差値49から40へと下降。成績が落ちる一方だった時には、何度も本人と話し合いました。娘も「このままではダメだ」と思っていたそうです。そこで、評判を聞いて小5の11月に転塾することに。新しい塾は娘に合っていたようで、決めた時間に自主的に机に向かって宿題に取り組むようになり、少しずつ成績は戻っていきました。私は勉強する姿を常にほめ、小6の夏休みには、苦手だった地理を一緒に勉強しました。すると、小6の11月に行われた模試で、偏差値は58まで伸びたのです。ただ、偏差値が上がったことで、それまでの志望校が安全圏になり、娘は勉強をしなくなってしまう事態に。慌てて新たな受験校を探すことになったので、偏差値にかかわらず、最初から多くの学校を見ておけば良かったと思いましたね。

結果的には伸びた成績に見合った学校に合格し、進学されたのですね。ご次男はいかがでしたか?

Sママ

次男も本人が決めた塾に入りましたが、小4の10月から原因不明の体調不良を訴え、小学校も塾も通えなくなり、退塾しました。小5になり小学校には通えるようになりましたが、ストレスにならないようにと塾にはしばらく行かせませんでした。その後本人の希望もあり、小5の11月から別の塾で通塾を再開させました。

お子さんたちそれぞれに向き合ってこられたことがわかります。成績については、どんな対応をされていましたか?

Sママ

長男は難関校をめざしていたので、多少の成績の上下に私は一喜一憂していました。上がればほめ、下がれば「がんばりなさい」と言っていましたが、本人は私の言うことなどまったく気にとめる様子もなく、態度は変わりませんでした。ただ後に、「『もっと勉強しないと志望校に受からないよ』と言われるのは辛かった」と言っていました。マイナスな言葉は印象に残りやすいわりにやる気への効果は乏しいので、もっと前向きで具体的かつ本人が取り組める提案をするような言葉をかけるべきでしたね。

受験に対する意欲についてはいかがでしたか?

Sママ

長男が受験をする一番の理由は、「みんなが遊んでいる間もずっとがんばってきた勉強を無駄にしたくない」というものでした。だらけていた時に、「今までの努力を無駄にしたくないんでしょ?」と言うと、モチベーションが戻ったこともあります。
次男は長男が大好きで、「兄のように受験したい」という強い意欲があったものの、偏差値は伸びず、モチベーションはなかなか上がりませんでした。やる気は、「ちょっと出てはなくなる」を繰り返していましたね。上2人の時と違って私は仕事を始めていましたし、あまり勉強にかかわることもなかったせいか、次男の時は叱ることもなく、見守っていました。叱っても追い詰めるだけだと思うので、それで良かったのではないかと思います。そんな次男も、受験期間に突入してから俄然やる気がアップし始めました。最初の受験校が不合格になって、初めて真剣になったようです。不合格になった学校も、めげずに何度も受け、最終的には受験したすべての学校に合格すること ができました。

お子さんのモチベーションが上がる保護者の言動とはどのようなものだと思われますか?

Sママ

入試が終わって塾の体験報告会に行った時、呼ばれた子どもが全員「一番いやだったのは、『〇〇校はもう無理』『受験をやめたら』という親の言葉」と言っていました。逆に一番うれしかったことは、「『がんばろう』と言って一緒に勉強を見てくれたこと」「『大丈夫』と励ましてくれたこと」と答えており、親に応援してもらうことが励みになるのだと強く思いました。私は、長男の時に、「そんなに勉強がいやならもう受験をやめたら」などと言ったことを大変反省しました。

【2】塾のクラスが下がったことがきっかけで やる気に火がつき好成績をとるように!


Tママ

私立女子進学校を卒業した大学3年の長女、私立男子進学校を卒業した大学1年の長男、私立共学進学校・高2の次女のママ。


お子さん3人とも私立中学を受験されたのですね。

Tママ

はい。全員小3の3月に入塾しました。長女は、親友の入塾をきっかけに通塾を開始。そのころの私は中学受験にあまり関心がなく、「楽しく友達と通ってくれたらいいかな」と見守るだけで、塾任せでしたね。
長男は入塾テストで高得点をとり、入塾後も大して勉強していないのに良い成績をとっていました。ところが小5になると、勉強しない息子に対し「もっとがんばれば成績が上がるのではないか」と、私がやきもきするように。模試の前はクイズ形式で確認するなど、暗記の手伝いをするようになりました。
上の2人を見ていた次女は、当然のように入塾。最初はあまり成績が良くありませんでした。私は見守っていましたが、小6になるとどういうわけかものすごく勉強し始め、積極的に先生に質問して、わからない部分を自分で解消するようになりました。

頼もしいですね。上のお2人は、モチベーションは保たれていましたか?

Tママ

長女は、地元の公立中学校の校舎が古かったので行きたくない気持ちが強く、受験に対する意欲を失うことはなかったです。
長男は、塾で成績順の上のクラスにいましたが、小5の終わりごろ、一度クラスが下がったことがあります。一緒にがんばってきた仲間と別れたことが辛かったらしく、かなり落ち込んでいました。ただ、それがきっかけで「元のクラスに戻る」という目標ができ、モチベーションがアップしたようです。次のテストでは校内2位の好成績をとり、塾からの電話で「元のクラスに戻れます」と言われた時のうれしそうな表情は今でも忘れられません。

塾の成績やクラスがモチベーションに大きく影響することがわかります。そして、保護者はそんなお子さんの気持ちに寄り添ってあげることが大切ですね。お子さんの習いごとや遊びはどうされていましたか?

Tママ

長女はピアノを弾くことがストレス発散になっていたので、入試直前までピアノのレッスンを続けていました。中学入学後、合唱会の伴奏を引き受けるようになり、ピアノを続けていて良かったと思います。
長男の時は、私はゲームを禁止してゲーム機を隠していたのですが、実は本人は隠し場所を見つけていて、私がいない時にこっそり遊んでいたらしいです。息抜きになるのなら、無理に隠さなくても良かったかもしれないですね。

お子さんとけんかをしたことはありますか?

Tママ

ある時、塾の課題をやろうとしない長男に対して私は大激怒。大げんかに発展してしまいました。「もう塾をやめなさい!」と言って、テキストを全部捨てたのです(実際は捨てるふり)。それは効果があり、息子は勉強するようになりました。ただ、私は中学受験をしたせいで親子関係が悪くなったのではないかとしばらく悩みました。でも、受験が終わって一緒に合格を喜んだ時に、今までのことはすべて報われたと感じました。中学入学後の親子関係は悪くないと思います。

入試直前期から入試期間中のお子さんのモチベーションはいかがでしたか?

Tママ

塾の仲間とお互いに書き合った応援メッセージが、モチベーションアップに役立ったようです。次女は入試本番直前にそれを眺めて、「仲間もがんばっているから私もがんばらなくちゃ。自分は孤独じゃない」と、気持ちを奮い立たせていたそうです。

お子さんのモチベーションが上がる保護者の言動とはどのようなものだとお考えですか?

Tママ

子どもは、親にほめられたくて、空気を敏感に感じとっているところがあると思います。私は、とにかく機会を見つけてはほめることを心がけました。祖父母にも頼んで、電話で「がんばっているね」と言ってもらったこともあります。親がため息をついたり、「こんな成績では……」などと不安を与えるような言葉を言ったりするのは、逆効果でした。

これから受験を迎えるご家庭にアドバイスをお願いします。

Tママ

コロナ禍で行動が制限されている中での受験勉強は大変だと思いますが、家庭の中を落ち着ける空間にして、モチベーションを下げる言動は慎み、精神的に安心させてあげてください。応援しています。

【2】手厚い指導をしてくださる先生方のおかげで 反抗期の子育てを乗り越えられました


Tママ

私立女子進学校を卒業した大学3年の長女、私立男子進学校を卒業した大学1年の長男、私立共学進学校・高2の次女のママ。


学校の学習指導で印象に残っていることは何ですか?

Tママ

先輩が後輩に勉強を教えたり、同級生同士で勉強を教え合ったりする取り組みがありました。長女の学校は女子校で、選ばれた高3生が中1生に勉強を教える制度があり、憧れの存在である高3生に、中1生はキャーキャー騒いでいました。娘も高3の時にその役割を与えられ、中1生からファンレターをもらっていましたね。
長男の学校では、テストの成績が悪かった生徒同士がお互いに勉強を教え合う機会が、放課後に設けられていました。息子は中3の時、その勉強会のおかげで次のテストでは人並みの成績をとれるようになった経験があります。

生徒同士が高め合えるのは、すばらしいですね。

Tママ

次女の学校では頻繁に課題テストが行われ、そのために勉強しなくてはいけないので、学習習慣が身につきました。そのおかげで学力はかなり上がったように思います。勉強することが習慣化しているので、本人は苦痛ではないと言っています。

大学受験のための学習についてはいかがですか?

Tママ

長女と長男は、推薦で大学に進みました。それは私立だからこそ実現した進路で、2人とも塾には通いませんでした。
高2の次女は、大学入試をめざしていますが、「塾に行く?」と聞いても、塾の体験講習には行ったものの、「結局自分でどんどん勉強するしかない」「塾には通わない」と言っています。面談の際に伺うと、先生も「学校でサポートします。塾は必要ありません」と言ってくださったので、安心してお任せしています。

教育の特色などで、「私学ならでは」と思うものは何でしょう。

Tママ

キリスト教の学校に通っていた長女は、毎朝の礼拝が心の落ち着く大切な時間だったようで、今でも強く印象に残っているそうです。私から見ても、こうした教育で他者を思いやる心が育ったと思います。
次女の学校では語学留学の制度が整っており、中3でほぼ全員が2週間の海外研修を経験します。

「私学の良さ」を実感されたのはどんな時でしたか?

 

Tママ

中高時代は反抗期もありますが、この時期の子育てを乗り越えられたのは、学校のおかげだと思います。長男が中だるみをした時に、たくさん の男子を見てきたベテランの先生が、「我々がきちんと指導しますので、お母さんは家庭で何も言わないでください」と言ってくださったのが心強かったです。実際、反抗期の子どもには母親の言葉は何一つ届かず、先生方の影響が大きかったですね。中高6年間持ち上がりで生徒一人ひとりを深く理解して指導していただけたのは、私学だったからだと実感しています。
また、2020年にコロナ禍による緊急事態宣言で休校になった時も、すぐにオンライン授業に切り替え、いろいろなコミュニケーションツールを取り入れるなど、迅速な対応をしていただけました。その点においても、非常に感心しました。

お子さんたちの学校に満足されているようですね。

Tママ

全員私学に入学させて、本当に良かったと思っています。子どもたちそれぞれが自分に合った学校に入学できたことは、「運命だったんだな」と思います。
特に次女の場合は、中1の時には下のほうの成績だったのに、今では学年で1位をとれるほどになりました。熱心な先生方に大きな影響を受け、新しい知識を得ることが楽しくて仕方がないようです。先生から「いつも目を輝かせて授業を聞いていますよ」と言われます。先生との相性が良いからこそだと、感謝しています。

お子さんが私学に通うことで、お母さんにとってのメリットはありましたか?

 

Tママ

一生つき合えるようなママ友達ができました。子どもたちが私学に通ったことは、親子揃って財産になったと思っています。
私は、自分が通った公立校よりも、子どもたちの学校に愛校心をもっており、卒業した長女や長男の学校の制服を着ている生徒を電車の中などで見かけると、目頭が熱くなってしまいます。

【3】塾のクラスが下がったことがきっかけでやる気に火がつき 好成績をとるように!


Kママ

私立女子進学校を卒業した大学1年の長女と、私立大学附属校・高1の長男のママ。


受験生時代、お子さんのモチベーションは保たれていましたか?

Kママ

娘は小4の4月に入塾しましたが、小5の時に中だるみになり、毎日のドリル学習をしない時期がありました。私は、叱ったり遊びを極度に制限したりしてまで受験させる意識がなく、「通塾しているだけで良し」と考えていました。その結果、塾の成績順のクラスは下がったままで、小6になっても成績は伸び悩むことに。受験学年になるまで基礎がきちんと定着していなかったことや、成績が思うようにとれていなかったことで、本人に辛い思いをさせてしまいました。その後は、父親が作成した計画表に沿うことで、過去問演習に集中させることができました。
でも結局、娘は最後まで自発的な受験の意欲はもてていなかったのかもしれません。友達と楽しく塾で学んでいたら、その先に入試があり、学習の成果を出せたという感じの受験でした。その中でも、意識の高い友達の影響や学校見学をしたこと、第三者から聞く学校の評判などから、受験校への進学意欲は高まっていきました。

下のお子さんはいかがでしたか?

Kママ

息子は、小3の2月に入塾。当初からとくに算数の理解に時間がかかり、私は受験をあきらめそうになっていました。でも、本人の受験する意思が揺らがなかったので、最後まで勉強を続けることができたのだと思います。息子の状況を塾の先生に相談し、授業の前後に補習をしていただくことで徐々に成績は上がっていきました。私は塾の先生と連絡を密にとり、勉強のことはできるだけお任せして、塾の送迎とお弁当作りに専念していました。

息子さんは、どうして受験する意思を持ち続けられたのでしょう。

Kママ

自分の意志で受験を決めたことと、第一志望校への思いが強かったためだと思います。本人はその学校以外眼中になかったので、併願校は親だけで見学に行き、目星をつけておきました。小6の1月まで第一志望校しか考えられないようだった息子も、そのころになると合格判定の数字の低さに焦り始めるように。そこで、第一志望校は予定通り受験し、その他の日に併願校を受ける受験スケジュールを組みました。結果的に第二志望校への進学となりましたが、親がいいと思うその学校の魅力を、主人がじっくりと説明したところ本人も納得しました。

きょうだいでもまったく異なる受験を経験されたのですね。入試直前期から入試期間中のお子さんの様子はいかがでしたか?

Kママ

娘はやる気のアップ・ダウンもなく、淡々と日々の学習をこなしていました。息子もモチベーションが下がることはありませんでした。やはり、入試の結果が良いと、やる気を見せていましたね。また、併走してくれた塾の先生の存在も、モチベーションアップに役立っていました。

お子さんのモチベーションを上げるための保護者の役割とは何でしょう。

Kママ

娘は、親から「すごいね」などとほめられるとモチベーションが上がったようです。逆に「もっとやればできるのに……」という言葉は、「もうやっているのに、これ以上無理だよ」という気持ちになり、テンションが下がったと言っていました。
息子は「勉強ができない姿を親に見せたくない」という気持ちが強く、親子で学習することをいやがりました。叱ったり強制したりしても雰囲気が悪くなるだけなので、たとえ小学生であっても、親は本人が努力できる体制を作ることが最も大切なのではないかと思います。息子には、おいしいごはんや好きなおやつを用意して応援することで、モチベーションをアップさせていました。

コロナ禍の受験となる、現在の受験生家庭に一言お願いします。

Kママ

去年は、娘がコロナ禍での大学受験でした。娘は、「どうせ遊べないから勉強に集中できる」とプラスに捉えていたようです。塾の自習室の利用が制限されるなどマイナス面はありましたが、それはどの受験生も同じ。親としては受験させてあげられること、子どもは受験させてもらえることに感謝して、日々勉強できることをありがたく思うことがモチベーション維持につながるのではないでしょうか。


ライター りさママより

お子さんのモチベーションは、保護者の言動に大きく左右されることを痛感します。学習や受験への意欲を高めるため、お子さんを応援する気持ちを表し、ポジティブな声がけをしていきたいですね。

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