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スクールポット中学受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

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家族で乗り越えた中学受験と私学への期待

掲載日:2019年9月13日

中学受験では家族の協力が不可欠と言われます。ママがリードする家庭は多いようですが、パパやそのほかの家族はどのように関わると良いのでしょうか。今年、お子さんが中学受験をしたママたちに、“家族の協力”についてお話をうかがいました。

今月の先輩ママたち

Yママ

私立女子進学校中1のママ。自営業。

Oママ

私立女子進学校中1のママ。フルタイム勤務。

Tママ

私立男子進学校中3の長男と、別の私立男子進学校中1の次男のママ。パート勤務。

Kママ

私立男子進学校高2の長男と、別の私立男子進学校中1の次男のママ。専業主婦。

【1】中学受験に対する考えは積極派も消極派も

学校説明会へ行って“私学派”に

中学受験をするにあたって、パパはどのようなお考えでしたか?

Tママ

ウチは主人も私も地方出身者で、中学受験とは無縁の環境でした。上の子が「中学受験をしたい!」と言った時、主人は都立中高一貫校の受検をイメージしていたようです。たまたま入ったのが私立中学受験をめざす家庭が多い塾で、その流れに乗って中学受験をすることになりました。
私は以前から先輩ママたちに話を聞いていて、私立中学に興味があり、中学受験については賛成でした。でも、主人は中学から私立に行くことに最初は賛成ではなかったと思います。それが学校説明会などに行って学校を見ていくうちに理解が深まり、「私学、いいね」という気持ちになっていったようです。

パパも一緒に学校説明会に行かれたのですね。

Tママ

はい。週末は夫婦で行動することが多いので、私が「学校に行くよ」と言えば、本心はわかりませんが、夫は嫌とは言いませんでしたね。自発的ではありませんが、言えば付き合ってくれましたし、できることはなんでもやってくれました。

Oママ

それはうらやましい! ウチは主人が単身赴任で遠方にいるので、ほぼ私が決めて夫に報告するというスタンスでした。私が決めたことについてはすべてOKしてくれましたね。
そこで“父親代わり”となってくれたのが、実は同居している私の父なんです。娘からすると祖父です。勉強を教えるのも塾の送迎も、すべてバックアップしてくれました。私が行けない時は学校説明会に行ってくれたことも。
父は私が子どもの頃は仕事第一で、教育熱心ではなかったですが、孫となると力が入ってしまうようです(笑)。

おじいさまは、中学受験にはもともと賛成だったのですか?

Oママ

大賛成でした。できることならどんどん勉強させようという考えでしたね。
一方、私の母は受験には一歩距離を置いていて、「そんなに勉強させるのはかわいそう」という考え。成績が下がると、「これ以上大変な思いをさせたくない」と言い、家族間で口論になったこともありました。いろいろと意見を戦わせながら、家族一丸となって娘の中学受験を乗り越えたという感覚ですね。

ママと祖父母、そして遠方にいるパパも含めて、みんなでお嬢さんのことを心配し、サポートした受験だったのですね。Yさんはいかがでしたか?

Yママ

主人が娘を溺愛していて(笑)、地元の公立中学の良くないウワサを聞くと、「そこへは絶対に入れたくない!」と言っていました。ですから中学受験については文句なしに協力してくれましたね。文化祭や学校説明会には、私よりも数多く足を運んでいました。

お嬢さんの進学した学校の文化祭にも、パパが連れて行かれたそうですね。

Yママ

そうなんです! 小6の秋に、主人がその学校の文化祭に行くと言うので、私は「どうせ受けないから私は行きません。2人で行ってきて」と送り出したんです。当時、まだ娘の偏差値が届いていなかったので、受験するとも合格するとも思っていませんでした。でも、主人と文化祭に行った娘は、「とてもいい学校だったよ」と感動して帰ってきました。その後、成績が伸びてその学校を受験して入学することになり、「あの時、よく娘を連れて行ってくれたな」って思います。

【2】パパの役割はママの精神安定剤

精神安定剤になってくれたパパに感謝

Kママ

ウチも協力的ではありますが、とくに長男の受験の頃、主人は単身赴任中で、基本的に私が決めて報告するというスタイルでした。週末に夫が帰ってきた時は一緒に文化祭へ行くこともありましたし、4歳下の次男の相手をして、私が長男の受験に専念できるようにしてくれました。
主人のサポートでいちばん助かったことは、私の“精神安定剤”になってくれたことですね。 私が不安になった時は大らかに受け止めて、「大丈夫だよ」と言ってくれるんです。 実際は受験に関する細かいことなどはわかっていないので、その「大丈夫」に根拠はないのですが、不安を聞いてくれるだけで私はホッとできました(笑)。

そういう場面はどんな時にありましたか?

Kママ

小さなことですが、息子の成績がちょっと下がっただけでも心配で、私はピリピリしてしまいます。そんな時、主人に話すと、「大丈夫、大丈夫」と言ってくれました。 次のテストで元のレベルに戻ると、「ほら、やっぱり大丈夫だったでしょ?」と言って、とにかく私をなだめてくれましたね。

パパが学校を見に行くことはありましたか?

Kママ

学校説明会はすべて私が行きましたが、文化祭には家族で行くこともありました。父親目線のアドバイスをくれたり、“働く男”としての視点で意見を言ってくれたりしました。 私が偏差値に捉われていると、「そういうところで見るのではなく、6年間本人が楽しめて、“活躍できる社会人”に育ててくれる学校がいいよ」と言っていましたね。

パパならではのアドバイスですね。

Kママ

長男の時、ある学校へ行った際に“長男の表情が違う”ことに主人が気づき、息子に「この学校が好きでしょう? 目が輝いていたよ」と言っていました。何気ない一言が息子の心に残ったのか、結果的にその学校を受験し、入学することになりましたね。

お子さん思いのパパや家族が、受験に協力的だったことがわかります。

【3】中学受験におけるパパの関わり方はさまざま

パパが息子のやる気スイッチをオン!

中学受験に関して、パパや家族は具体的にどんな関わり方をしたのでしょうか?

Tママ

仕事が休みの土日に、主人は塾の送迎をしてくれました。模試などのテストも、土日に実施されるものは主人が担当でした。勉強を直接教えるということはしませんでしたが、次男がリビングで勉強していると、自分も次男の目の前に座り、息子が間違えると「じゃあ、次はこの問題を解いてみよう」と類似問題を探したりしてくれました。

大変協力的ですね。

Tママ

次男の受験の時、私は仕事が忙しく、「体力面で辛い」と夫に伝えたら、「週末は自分が見るよ」とフォローしてくれるようになりました。

Yママ

ウチは主人が社会科の教員免許を持っているので、娘によく歴史クイズなどを出していました。テレビで話題になっていることについて社会的な背景を解説することもあり、娘が時事問題に自信を持てたのは、そのおかげかもしれません。

ご自身の得意分野をうまく活かしたのですね。

Yママ

私が感情的になって娘を叱りつけた時、その場では静かに見守っていましたが、あとで娘のところへ行き、フォローしていたようです。それはありがたかったですね。

Oさんは、おじいさまが関わってくださったのですね。

Oママ

本当に感謝しています。学校の情報も、ネットでいろいろ調べてまとめてくれていました。
夏期講習の際は授業と授業の間に1時間ほど時間があくことがあり、その時間に車中で家から持たせたお弁当を食べさせたり、宿題をさせたりしてくれました。
勉強面では娘と2人で勉強する環境を作っていましたね。学習計画も娘と一緒に立てていましたし、過去問を解く際は時間を決めて2人で同時に解き始めるんです。どちらが早く終わるかゲーム感覚を取り入れて。そうやって孫のモチベーションを上げるのが父の秘策だったようです。

大活躍ですね。お孫さんが志望校に合格した時のおじいさまの喜びは大きかったことでしょうね。

Oママ

娘が一番に合格を知らせたかったのは、おじいちゃんだったようです。「おじいちゃんを喜ばせたいから受験して合格する」と言っていました。

Kさんはいかがですか?

Kママ

次男は学習計画を立ててパソコンで表に仕上げるのが好きで、主人にパソコンの使い方を教わりながら立派な計画表を作っていました。テストのたびに計画を見直して表の作り直しをするので、毎回、主人が手伝っていましたね。そうすることで息子のやる気を維持してくれたように思います。
また、模試の結果が良かった時は本人を褒めますが、その後に必ず「ママのおかげだよ」と、私をねぎらってくれました(笑)。

一同

わー! やさしい!

Kママ

いえいえ(笑)、私がイライラすると子どもに良くないと考えて、リップサービスをしただけです(笑)。

パパがママに温かい言葉をかけるのは、入試の時期を家族が円満に過ごすための秘訣と言えるかもしれませんね。

Kママ

受験が終わって合格した2校の中から進学する学校を選ぶ際に私が迷っていたら、2校についていろいろリサーチしてきて、「こっちの学校がいいと思う」と意見を言ってくれました。受験そのものに普段はノータッチでしたが、要所要所で助けてくれました(笑)。そして今年、次男の受験がすべて終わった時も、「ママのおかげでこうして合格できたね」と言ってくれました(泣)。

各家庭、さまざまな場面でパパや家族が活躍し、ママを支えてくれたのですね。

叱った娘をさりげなくフォロー

【4】入試本番でも役割分担 パパが力を発揮

入試本番で、パパが協力してくれた場面はありましたか?

Kママ

合格発表と別の学校の入試が重なった日は、私が入試に付き添い、主人に発表を見に行ってもらって、電話で連絡を取り合いました。

Yママ

平日の入試以外は主人も一緒に行きました。合格発表も一緒です。受かると信じていたある学校が不合格だった時、娘本人よりも主人が落胆していました。でも本人の手前、平気な顔をしていたのがちょっと健気でした。
また、別の学校の合格発表では塾のビデオ撮影が入っていて、だいたいはお母さんと子どもで映っているのに、ウチは主人と娘が映りました。合格してニコニコしながら娘を見ている主人の姿が今でも忘れられません(笑)。

きっとパパの笑顔が素敵だったのでしょうね。

Oママ

入試本番は、ほぼ私一人で動きました。ネットでの発表が多かったので、そこまで人手が必要な事態にはならなかったですね。1校が不合格になった時、私はこの後の受験がどうなるのかと心配でしたが、父が「全部受かっても面白くないよ。不合格は人生経験になる!」と言ってくれました。とはいえ一番ショックを受けていたのは父でした(笑)。孫にはショックを受けているところを見せないようにして、「平気、平気」と言っていたのが印象的でしたね。

Tママ

インターネットで出願する学校が多く、私がその辺のことに疎いので、出願や振り込み関係はすべて主人に任せました。
実は主人、わが家では“ラッキーボーイ”と呼ばれているんです(笑)。これまで模擬試験に主人が付き添うと、私とた時よりも好成績が取れることが多かったので。なので主人が休みの入試日には付き添役として同行してもらいました。「ウチのラッキーボーイがついて行くから大丈夫だよ」と息子に言うことで安心感を与えられたと思います。合格発表も私一人では見る勇気がでなかった学校に主人と一緒に行きました。そこで合格をいただきました。

まさに“ラッキーボーイ”の面目躍如ですね。

Tママ

わが家では、私が中心となって息子を見て、主人はその周りを固めて受験できる態勢を整えるという役割分担だったのかなって思います。

【5】家族一丸となって乗り越えた中学受験

先を見据えて教育してくれる私学に期待

お子さんが私学に入学した今、私学にどんな期待をしていますか?

Kママ

私も主人も、ずっと国公立の学校に通ったので、私学に対する憧れみたいなものがありました。主人の会社に私学出身の方がいて、やはり「中高一貫校出身の人は教養の幅が広い」という印象があります。大学受験のための勉強だけではなく、6年間さまざまなことを学ぶからこそ得られる教養ではないでしょうか。息子たちには、ぜひそうしたものを身につけてほしいですね。大学合格実績よりも、それ以外の私学の価値に期待しています。

Yママ

とにかく志望校に入学できたことに満足し、「がんばって良かったね」という気持ちです。主人は娘の話を聞きたくて仕方がないようで、毎日のように「今日はどうだった?」「友達は増えた?」と聞いています(笑)。まあ今はいいですが、来年ぐらいになったら「お父さん、ウザイ!」と言われるかもしれませんね(笑)。

Tママ

ウチの主人は帰宅時間が遅くて息子が寝てしまっているため、私に「今日は学校どうだったって?」と聞いてきます。私たちが経験できなかった私学での中高時代を満喫してほしいです。
上の子の同級生で公立中学に行ったママ友から話を聞くと、近くの公立中学では、高校受験のために中3の春に部活動を引退しなければならないそうです。体が成長する多感な時期に1年間スポーツを休むのは、技術面の向上や筋肉の成長などに影響するので心配だと話していました。この時期の男の子は、ムシャクシャすることをスポーツで発散させている面もあると思うので、約6年間中断せずにスポーツを続けられるのは、中高一貫校のメリットだと思いました。 

Oママ

私学の良さは〝先を見据えて教育してくれる〟ところだと考えています。大学受験ももちろん外せない部分で、6年後を見据えて今どう積み重ねて学んでいくかは、私学に期待するところです。娘が通う学校の理念や独自の教育をとても気に入っているので、今後が楽しみです。
私自身は高校から私立に行きましたが、私学には大学受験のための手厚い指導や先生の熱意がありました。今でも母校の先生との交流があるのは、私学ならではだと思います。

パパや家族のやさしさと、家族を思う気持ちが伝わるお話をありがとうございました。家族一丸となって乗り越えた中学受験の先には、私学での学校生活があります。家族で勝ち取った合格を、充実した6年間の学校生活に結実させてください!

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