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上級者向け 受験マニアックス

2024年3月号 2024年首都圏中学入試の概況

今回は、首都圏1都5県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県)の、2024年度の中学入試の概況をお伝えします。全体の傾向の分析とあわせて、東京23区、東京多摩地区、神奈川県、千葉県、埼玉県、公立中高一貫校、茨城県、栃木県の詳細な入試概況データ(速報版)も、PDFにてご確認いただけます。入試概況データは、2月28日現在で編集部に各校から寄せられたアンケートに基づいています。例年、繰り上げ合格や追加募集などが実施される場合もありますので、2月28日現在の状況とお考えください。

全体の状況

下のグラフは、首都圏1都5県の小学6年生の児童数と中学受験者数の推移です。

  • 受験者数は編集部推定
  • 児童数は文部科学省の学校基本調査から作成、義務教育学校(小中一貫校)を含む

2016年から昨年までは、中学受験拡大傾向が続いていましたが、今年は小6児童数が大幅に減っている影響で、中学受験者数もやや減っています。速報集計結果からの推定にはなりますが、今年の中学受験者数(1校でも出願した受験者数)は昨年より700名ほど少ない66,000人程度だったと推定されます。
複数校受験や、同一校複数回受験を含めた応募総数は366,000名あまりで、昨年より約9,700件増えています。その分、受験生1人当たりの応募数は増えていますが、後述のように開智グループ各校の大幅な増加が総数を押し上げました。実際の受験者数はのべ約275,000名で、昨年より6,600名あまり増えています。

2024年度中学受験の人気校

男子校、女子校、男女校に分けて、応募者数が多かった学校を紹介します。緑色は23年度の応募者数、青色は24年度の応募者数を示しています。

  • 地方校の首都圏入試は外しています。
  • 2回以上入試を行う学校は各回の合計です。
男子校

男子校の1位は今年も都市大付属です。応募者は昨年よりやや減りました。以下、例年と似たような顔ぶれが並びます。応募者数の増加が特に目立ったのは、4位の佼成学園と9位の足立学園です。佼成学園はグローバル教育に定評があり、グローバルコースでは海外フィールドワークでアメリカに行き、現地の投資家相手にプレゼンテーションを行う取り組みを行っている学校です。コロナ禍が一段落したこともあり、世界に飛び出す学びに期待する受験生を集めたのでしょう。足立学園は全回次で応募者が増えていて、実際の受験者数も増えています。実質倍率も上がり、ボーダーライン付近が厳しくなったようです。24位の日本学園は、明治大学の系列化が決まった影響で昨年は一昨年比3倍以上と大幅に応募者が増えましたが、今年は応募者がやや減りました。昨年の人気で難化が進みすぎて敬遠されたのでしょう。その他、獨協や高輪、攻玉社は中学受験者の母数が減る中でも応募者が高い割合で増えていますが、丁寧な指導により評判が上がっているのでしょう。

女子校

女子校の1位は山脇学園、2位は横浜女学院です。両校とも昨年は3,000件を超えて枠からはみ出していましたが、今年は3,000件を切りました。背景には、女子校の志望校の分散化や、女子校にこだわらない受験生が増えてきていることがあると考えられます。応募者の増加が目立った学校には、24位の普連土学園があります。難関校の併願先として選ばれるパターンが多いことと、進学実績に対しての期待が強まっていることが要因にあるのでしょう。25位の京華女子も応募者が目立って増えていますが、こちらはキャンパス移転の影響が大きいと考えられます。京華学園は「三校ワンキャンパス」と銘打ち、2024年度に京華女子中学・高等学校は京華中学・高等学校(男子校)と京華商業高等学校(共学校)がある白山キャンパスの新校舎に移転し、一部の施設を共有します。女子校でありながら、男子校や共学校と日常的に交流し刺激しあえる環境になることで、期待を寄せる受験生が増えているようです。その他、応募者の増加が目立ったのは、4位の淑徳与野、16位の国府台女子、28位の中村、30位の学習院女子です、淑徳与野は2024年度から医進コースを新設したため、人気が上がったのでしょう。国府台女子は、進学実績が評価されているようです。中村は最近人気が低迷していましたが、回復してきた模様です。学習院女子は今年面接をやめたことが影響して、応募者が増えたと考えられます。

続いて、グラフには登場していませんが増加が目立った学校を紹介します(基準:応募総数200件以上)。前年対比20%以上となったのは、佼成学園女子、江戸川女子、富士見丘、聖セシリア女子、横浜雙葉、川村、北鎌倉女子でした。横浜雙葉は長年続いた「一般入試は1回だけ」から、「2月1日、2日の2回実施」としたことで大幅に増えています。前年対比10%以上となったのは、トキワ松学園、相模女子大学、聖園女学院、神田女学園、桐朋女子、東京家政学院でした。全体的な傾向として、グローバル教育に力を入れていたり、サイエンス教育に特色がある、一人ひとりに合わせた丁寧な指導を得意としたりする学校が人気を集めています。

男女校

大きなトピックスとして、今年は埼玉県所沢市に開智所沢中等教育学校が開校し(詳しくは2023年7月号)、7,968名の応募者を集めて3位に登場しています。開校初年度としてはかなり多い応募者数といえるでしょう。その結果、募集人数240名を大幅に超える399名の入学手続き者があったそうです。初年度ですから施設には十分余裕がありますが、それにしても大人気です。同校で意外だったのは、入学手続き者の約55%を都民が占めていた点です。練馬区など東京西部地区の受験生の新たな選択肢となったことが窺えます。なお、開智グループの各校はウェブ出願時に受験する学校を複数選べるようになっていて、1回の受験で複数校の合格判定を受けることができます。2位の開智(岩槻の本校)の応募者数が昨年と比べて大幅に増えたのは、ウェブ出願で開智と開智所沢中等を両方受験した生徒が多かったことが一因ですが、埼玉県西部や東京都西部の他校の応募状況を見ると、開智所沢中等との併願受験生だけで開智(本校)の応募者がここまで増えるとは考えにくく、開智(本校)自体の人気も着実に上がっているようです。その他、開智日本橋、開智未来、開智望中等といった開智グループの各校も、同様の理由で応募者が増えています。開智グループの各校は国際バカロレア教育や思考力・判断力・表現力と高度な学力との両立に注力しているため、この点も受験生や保護者から支持され、人気につながっているのでしょう。

男女校の1位は今年も栄東で、グラフを大きくはみ出し、14,016名となりました。4位の埼玉栄は今年人気が上がりましたが、栄東の系列校として2校セットで受験するパターンが増えていることが要因にありそうです。15位の東京農大第一も大幅に応募者が増加しましたが、今年から高校募集を止めて完全中高一貫校になることが評価されているのかもしれません。

その他、応募者の増加が目立ったのは、サレジアン国際学園世田谷、文化学園大杉並、多摩大聖ヶ丘、多摩大目黒、春日部共栄、桐蔭学園などです。サレジアン国際学園世田谷は、昨年共学化したことで人気が上がっています。グローバル教育や帰国生教育に力を入れている点も評価されているようです。文化学園大杉並は、日本とカナダ両方の高校卒業資格を取得できるダブルディプロマコースを設置していることも人気の一つの要因となっていると考えられます。多摩大聖ヶ丘や多摩大目黒は、丁寧な指導が評価されているほか、上位校の併願先として多くの受験生に選ばれているのでしょう。春日部共栄は、プログレッシブ政経とIT医学サイエンスの両コース各回次とも応募者が増えていて、人気が上がっています。桐蔭学園は、近年アクティブラーニングに注力して校風が変わってきている点が評価を集めているようです。

続いて、グラフに登場していませんが増加が目立った学校を紹介します(基準:応募総数200件以上)。前年対比20%以上となったのは、順天、東京成徳大学、サレジアン国際学園、城西大附属城西、帝京大系属帝京、八千代松陰、青学浦和ルーテル、横浜隼人、共栄学園、創価、清真学園、国士舘、自由の森学園でした。佐野日大も20%以上増えていますが、同校の場合、水道橋での入試を新設したためで、他校とは少しケースが異なります。前年対比10%以上となったのは、明大付属明治、聖徳学園、鶴見大附属、八雲学園、細田学園、二松学舎大柏、早稲田実業、都立立川国際、公文国際学園、上野学園、相洋、横浜富士見丘でした。今年の全体的な傾向として、比較的入りやすい学校の応募者が増えている点があります。この理由としては、男子で入りやすい学校を目指して中学受験をする層が、男子校の難化によって男女校に受け入れ先を求めるようになったことがありそうです。なお、順天は北里大学初の付属校になり、内部進学が可能になることを昨年発表していますが、発表は多くの受験生が志望校を既に決めている11月だったため、この影響で増えた応募者はそれほど多くはなく、北里大学付属校化というよりも、グローバル教育、探究学習、STEM教育に力を入れて実績を積み上げてきた点が評価されているのでしょう。

その他の目立った動きを紹介します。八千代松陰は、今年からIGSコース(6カ年特進コース)を新設したことで人気が上がったのでしょう。創価は、プレゼン型の入試を新しく始めたことが影響していそうです。青学浦和ルーテルは小定員の学校ですが、2019年度に青山学院の系属校になったことで人気が続いています。清真学園は、探究学習の取り組みが評価されているようです。自由の森学園は独自の校風を持つ学校ですが、一定の支持層がいて人気が上がっているようです。

人気校・全体の傾向

今年の人気校の傾向として、東京都、神奈川県、千葉県、茨城県、栃木県においては、特定校に人気が集中する傾向が緩和し、志望校の選択肢が広がったことが見受けられます。一方、埼玉県では、人気校の固定化が続いているようです。

また、東京都や神奈川県では、全体的に公立中高一貫校の応募者が減少しています。受験生の併願校選択を集計してみないと理由ははっきりしませんが、東京都や神奈川県の中学受験では、公立一貫校の適性検査は特別枠などを除いて2月3日午前です。高倍率校が多いこともあって、2月1日や2日の私立各校を第一志望にするケースが増えて、公立一貫校が敬遠された面もありそうです。また、以前は学力上位層で挑戦志向が強い受験生が公立一貫校と私立難関・上位校をあわせて受験していたのが、最近は「挑戦校は1校だけ、あとは抑えと順当な学校にそれぞれ受かればよい」と考える傾向が強くなってきていることも、結果として公立中高一貫校の応募者数減少につながっているのかもしれません。

難度別の応募者数

1都3県合計、東京23区、東京多摩地区、神奈川県、千葉県、埼玉県それぞれの、難度別の応募状況を紹介します。茨城県と栃木県は学力分布範囲が広い学校が多いため、外しています。1都3県の公立一貫校も同様の理由で含んでいません。また、地方校の首都圏入試も含みません。
次のグラフは各校の応募者数を難易度別に上からA~Eの5段階にグルーピングして合計し、昨年と比べたものです。Aは難関校、Bは上位校、Cは中堅校、Dはやや入りやすい学校、Eは入りやすい学校です。昨年は昨年用の予想難易度、今年は今年用の難易度を用いていますので、それぞれのグループに含まれる学校は、昨年と今年で異なる場合があります。

1都3県合計(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)

前述の理由により外した学校を除くと、速報集計で応募総数は328,700名あまりでした。昨年より約9,700名増えています。
男女とも難関校のAグループが増えていますが、難関校志向が強くなったわけではありません。東京23区や多摩地区の記事で触れますが、難化傾向だったBグループの一部の学校がAグループに変更されたため増えていますが、AグループとBグループを合計すると男子は約1,600名、女子は約600名減っています。BグループとCグループの間など、他のグループでも一部の学校はグルーピングが変わっていますが、男子は約9,100名、女子は約5,800名Cグループが増えていますから、特に上位校を狙っていこう、という受験生は少し減っていて、それがCグループの増加につながっています。Bグループの減少は、昨年上位校に人気が集まり厳しい受験となったことで敬遠されているのでしょう。Cグループの増加は中堅校志向の高まりが窺えます。Dグループは男女とも昨年とほぼ同じ応募者数です。Eグループが減っているのは、Eグループに分類される学校自体が減った影響でしょう。

東京23区

公立小6児童数は義務教育学校も含めて約64,000名で昨年より約400名減っています。応募総数は約165,000名で、昨年より約2,800名減っています。埼玉県の開智所沢中等の新規開校により、練馬区など都内西部の受験生が開智グループの学校に流れたことも、23区の応募総数減少の一因になっているのでしょう。公立一貫校を除くと応募総数は約16万名で、難易度別応募者数を見てみます。

男子はAグループが増えていますが、難化が続いてきた本郷と広尾学園の本科がBグループからAグループに移動した影響が大きく、「今年は難関校の人気が上がった」とは言えません。Bグループは大きく減っていますが、AグループやCグループに移った学校があるほか、Bグループは昨年厳しい受験になったことで敬遠されている影響も見られます。Cグループの増加は、グループが変わった学校の他に、安全志向からの増加も見られます。Dグループは昨年並みでした。Eグループが減っているのは、難化が進んでEグループに分類される学校自体が減っていることが一因でしょう。

女子では、Bグループが減り、その分AグループとCグループが増えています。男子と同じ理由ですから、Aグループの増加は難関校志向の強まりではありません。女子は男子よりも安全志向が強く、Aグループの応募者数や増え幅は控えめで、Cグループの応募者数が最多となっています。Dグループは昨年より減っていますが、これは早い日程の合格が増えて追加出願が減った影響でしょう。Eグループは昨年並みでした。
東京23区の難易度別応募者数グラフは、男女ともBグループ(上位校)の応募者が減り、その分Cグループ(中堅校)に流れている点が特徴的でした。

東京多摩地区

公立小学6年生(義務教育学校を含む)の児童数は約34,100名で、昨年より約600名減っています。中学受験の応募総数は約30,200名で昨年並みです。今後、コロナ・インフルエンザ対応の追試や追加の入試を行う学校などがありその分が上乗せされますから、最終的に昨年を若干上回る結果になりそうです。公立一貫校を除くと応募総数は約27,800名です。

男子のAグループは早稲田実業と明大明治の2校のみで、応募者数は昨年より約100名増えました。Bグループは昨年より減っていますが、昨年厳しい受験となったことを受けて敬遠されているのでしょう。また、BグループからCグループに移動した学校があったこと、多摩地区北部に隣接する埼玉県西部に開智所沢中等が開校したことでそちらに流れた受験生がいたことも影響しています。CグループとDグループはそれぞれ昨年より減っていて、Eグループは昨年より200名程度増えています。CグループからDグループ、DグループからEグループへの学校の変更があったこと、受験生が安全志向で志望校を選んでいることが要因になっているのでしょう。

女子はAグループの大幅な増加が目立ちますが、これは昨年Bグループだった吉祥女子の難化が進み、今年はAグループに分けられているためです。多摩地区の女子の間で一気に難関校志向が高まったというわけではありません。AグループとBグループの合計は、昨年と今年でそれほど変わらない結果になっています。また、女子はCグループとDグループが増えていますが、第一志望を23区内の学校にして、併願校として多摩地区のC・Dグループの学校を選ぶケースが増えているためだと考えられます。同時に、安全志向でC・Dグループを選ぶ受験生も増えているのでしょう。ただ、安全志向が高まってるとはいえ、Eグループを選ぶ受験生は少数派で、昨年より約200名減っています。

神奈川県

公立小6児童数は義務教育学校を含んで約73,500名で、昨年より約1,800名減っています。応募総数は約51,100名で昨年最終より約1,600名減っています。入試結果が未公表の学校や各校合同のコロナ追試もありますから、最終的にもう少し上乗せされますが、児童数の減少もあって昨年を上回ることはなさそうです。公立一貫校を除いた応募総数は約47,900件で、難易度別応募者数のグラフを見てみます。

神奈川県は1都3県の中では比較的動きが少なく、昨年と同じような学校選びの傾向が読み取れます。神奈川県のAグループの応募者数は男女とも昨年とあまり変わっていませんので、難関校の人気は安定しているようです。

男子のAグループ、Dグループ、Eグループは昨年とあまり変わっていません。一方でBグループが約900名減り、Cグループが約600名増えています。BとCでグルーピングが変わった学校もありますが、安全志向が高まり、昨年厳しい入試となったBグループが敬遠されているようです。

女子も、Aグループ、Dグループ、Eグループは昨年とあまり変わっていません。一方でBグループは1,200名以上減り、Cグループは約600名増えています。Bグループには横浜雙葉があって、一般入試が2回になり同校の応募者が大きく増えましたが、Bグループ全体の増加にはつながらず、かえって大きく減る結果となりました。男子同様、安全志向が高まり、Bグループを避けた層がCグループに流れているようです。

千葉県

県内公立小6児童数は約51,100名で、昨年度より約700名減少しています。中学受験の応募総数は約32,800名で昨年並みです。ただし、千葉大附属など本稿執筆時点で入試結果未発表の学校があり、最終的には昨年を上回るでしょう。
公立一貫校を除くと応募総数は約30,800名です。難易度別応募者数のグラフを見ると、千葉県も神奈川県と同様に1都3県の中では動きが少ないグラフです。また千葉県の特徴として、男女ともにAグループが最多となっています。これは、東京都や神奈川県の難関校を第一志望とする受験生が、1月のお試し受験先として千葉県のAグループの学校を選んでいるためです。

男子のAグループ、Bグループは昨年並みの応募者数です。Bグループは、これから千葉大附属の応募者数が公表されれば増えるはずです。Cグループはやや減り、Dグループは少し増えていますが、傾向というよりも、今年の人気校の関係です。Eグループの応募者数は昨年とあまり変わっていません。

一方で女子はAグループが少し増えていて、東京などからのお試し受験生が増えているようです。お試し受験は埼玉県の学校がメインになって、千葉県への受験生の流れが減少気味でしたが、少し歯止めがかかってきたのかもしれません。Bグループは今後千葉大附属の応募者数が公表されれば増えますが、それでも昨年より減りそうです。上位校は昨年厳しい入試となったため、敬遠されているのでしょう。その分、CグループとDグループが増えていて、安全に合格できる学校に受験生が流れていることが読み取れます。

埼玉県

公立小6児童数は義務教育学校を含めて約59,900名で、昨年より約1,700名減っています。中学受験の応募総数は約74,000名で昨年の最終より約13,400名も増えています。埼玉県の応募者数は一昨年と昨年も増えていましたが、今年は大幅に増えました。これは、東京都・神奈川県・千葉県からの1月のお試し受験生の増加、埼玉県における中学受験の裾野拡大だけでは説明がつかない桁違いの増加です。大きな要因は、前述した開智所沢中等の新規開校でしょう。開智グループの各校はウェブ出願時に受験する学校を2校選べたため、開智所沢中等自体の応募者以外にも、埼玉県内に立地する開智、開智未来の応募者も増えていました。

埼玉県の公立一貫校を除く応募総数は約71,800名で、難易度別応募者数のグラフは男子の動きが特に大きくなっています。Bグループは昨年より3,000名以上増加、Cグループも昨年より4,000名以上増えています。これは、開智所沢中等の新規開校、開智グループ各校への複数出願の影響が大きいのでしょう。また、Aグループも700名近く増えています。埼玉県では、自分の実力よりもワンランク上を狙う男子受験生が多くなっているようです。

女子はBグループが昨年より約3,000名増加、Cグループも昨年より2,000名以上増加しています。男子同様、開智所沢中等の新規開校、開智グループ各校への複数出願の影響が大きいのでしょう。Aグループ、Dグループは小幅の増加、Eグループは昨年並みでした。

私国立中学入試概況

  • 今回のPDFの記事には、各都県に公立一貫校を入れてあります


[筆者紹介]

首都圏中学受験・高校受験に関わるようになって○十年。現在でも多くの私立学校説明会やイベント、研究会などに顔を出し、日々私立学校の情報を収集・発信している。

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