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上級者向け 受験マニアックス

2021年7月号 2022年度首都圏中学入試の変更点(第1弾:2021年4月〜6月発表分)

今号では、来年度の首都圏中学入試について、現時点で発表されている変更点をご紹介します。大勢が判明する秋頃に、第2弾をご紹介する予定です。

新設開校

2022年度に新設する学校を紹介します。

千代田国際中学校

休校中の千代田女学園中学校が「千代田国際中学校」に改称し、2022年度から新たに生徒募集をスタートします。同校は武蔵野大学の系列校で、千代田女学園中学・高校でしたが、2018年に高校を共学化。校名を「武蔵野大学附属千代田高等学院」に改称し、国際バカロレアを取り入れるなどの教育を行っています。その際、中学校は一旦休校とされましたが、2022年から新たな中学校として再出発することになります。 教育内容としては、英語・サイエンス・PBL(Project Based Learning)・SEL(Social Emotional Learning)が柱となります。PBLとは、日本語では「課題解決型学習」などと訳され、生徒自ら課題を発見し、課題解決までの過程でさまざまな知識や考え方などを身につけていく学習法です。SELは社会性や情動スキルを高める教育アプローチです。学習の特徴としては、午前は普通の教科が中心、午後はPBL型の授業を集中的に行うということです。また、中高6年間を通して、世界で通用するマナーや文化を学ぶために社交ダンスやプログラミング、哲学対話、アカペラなど充実したアクティビティを用意し、学びを深めるための授業以外の活動も重視しています。

茨城県に新たな公立中高一貫校を設置

茨城県では2020年度から2022年度にかけて新たに10校の公立中高一貫校を設置、既存校とあわせて13校の体制を目指しています。既存の並木中等、古河中等、日立第一高附属、竜ヶ崎第一、下館第一、太田第一、鉾田第一、鹿島に加え、2021年度には水戸第一、土浦第一の各高校に附属中学が開校、勝田高校は完全一貫の中等教育学校に転換しました。計画最終年度の2022年度は下妻第一、水海道第一の両校に中学校が開校します。

県立下妻第一高校附属中学校[下妻第一高等学校に併設される中学校]

中学は1学年1クラス(40人)、高校では他の中学から200人入学し、1学年6クラス240人となります。高校段階では内部進学生と外部からの入学生を混合したクラスとする方向で検討しています。1コマ55分授業で、授業時間が長くなった分を協働学習や振り返りに活用していきます。国語・数学・英語では、中学段階で一部高校範囲の先取り学習も予定され、習熟度別学修も実施します。また、ALT(外国語指導助手Assistant Language Teacher)を重点配置して英語での思考、議論などを促進します。また、1人1台端末などを活用して、個別最適な学びも実現していきます。土曜日は月2回、補習授業や模擬試験などを実施するほか、これ以外にも課外授業などを実施していきます。

県立水海道第一高校附属中学校[水海道第一高等学校に併設される中学校]

中学は1学年1クラス(40人)、高校では他の中学から200人入学し、1学年6クラス240人となります。高校段階では内部進学生と外部からの入学生を混合したクラスとする方向で検討しています。1コマ55分授業で、授業日数も一般の中学校よりも1週間多く設定します。授業時間が長くなった分も活用して、考え、伝え、共有する場面を重視した授業展開を予定しています。プレゼンテーション能力の向上につながる取り組みです。また、数学や英語などで一部高校範囲の先取り学習も予定していて、習熟度別学修も実施します。ALTの重点配置も行い、さらに1人1台のICT端末も活用した、個別に対応する学習活動に力を入れていきます。

大きく変わる学校

共学化やコース改編実施など、大きく変わる学校を紹介します。その他の学校の変更点については付録の「2021年4月~6月に発表された変更点一覧」をご覧ください。

共学化
  • サレジアン国際学園
    星美学園は2022年度から共学化し、校名を「サレジアン国際学園」に変更します。高校と違い、インターナショナルクラスと本科クラスの2コース制になります。さらに、インターナショナルクラスはアドバンスとスタンダードの習熟度別に編成します。インターナショナルクラスは英語を週10時間実施するほか、アドバンスは英・数・理・社の授業を英語で実施します。本科クラスは英語を週8時間実施するほか、理数教育にも力を入れ、テーマを決めて探究活動を行う「個人研究」を行います。なお、系列校の目黒星美学園も2023年度から「サレジアン国際学園世田谷」に校名を変更し、共学化の予定です。

コース改編
  • 工学院大学附属
    ハイブリッド特進理数とハイブリッド特進を統合して先進クラスにします。ハイブリッドインターナショナルクラスはインターナショナルクラスに変更します。全クラス(高校では全コース)とも工学院大学のリソースをフルに生かしてグローバル・リベラルアーツと数理情報工学をさらに深めます。先進クラスは高校の先進文理コースにつながり、特にサイエンス分野を深めたい生徒には高校2年からスーパーサイエンスクラスを設置します。

  • 春日部共栄
    新たにコース制を実施。コースはプログレッシブ政経コースとIT医学サイエンスコースの二つに分かれます。プログレッシブ政経コースでは、起業のための勉強や外国為替といった国際経済の取り組みについての内容が中心となっていきます。一方、IT医学サイエンスコースではプログラミングから最新の医療分野まで学んでいく方針となっており、調べ学習に留まらず、個人の研究活動も重視する予定です。難度面ではIT医学サイエンスの方が高くなるかと思われます。また、コース新設の関係で、算数一科目入試が新たに導入されます。

  • 日本大学(日吉)
    Nスンダ―ドコースをアカデミックフロンティアコースに改めます。Nスタンダードコースの内容に、新たに探究の取り組みを増やしていくことや、高校でのコース制を中3からのプレコースとして1年前倒しし、そのコースに接続するための変更です。

  • 横浜創英
    6年間一貫の「サイエンスコース」を新設します。従来のコースが本科になりますが、データサイエンス分野に強い生徒の育成を目標に、探究活動、研究活動に注力していくとのことです。

  • 二松学舎大附属柏
    グローバルコースをグローバル探究コースに名称変更、特選コースと選抜コースを統合して総合探究コースにします。従来の、難関大学を目指すから特選コース、中堅大学を目指すなら総合進学コースというような考え方ではなく、探究活動を深めていくという学習内容に重点を置いていることをひとつのアピールポイントにした変更と思われます。

  • 三田国際学園
    本科クラスを募集停止とし、インターナショナルサイエンスクラスを新設、メディカルサイエンステクノロジークラスは中2からのスタートになります。全体に探究の学びを深めるとともに、ネイティブが副担任に入って、ホームルーム等にも積極的に関わります。英語は上級者がオールイングリッシュの授業です。インターナショナルクラスに変更はありませんが、やはり探究の学びを深め、英語上級者は数学、社会、理科も英語での授業、英語初学者も段階的に数学、社会、理科も英語での授業に移行します。

2021年4月~6月に発表された変更点一覧

現段階(2021年7月時点)で判明している2022年度首都圏中学入試の変更点一覧をご紹介します。



[筆者紹介]

首都圏中学受験・高校受験に関わるようになって○十年。現在でも多くの私立学校説明会やイベント、研究会などに顔を出し、日々私立学校の情報を収集・発信している。

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