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短期・中期・長期のスタディツアーと
留学制度を活用して未来を切り開こう!

お話を伺った3人の先生。右端の東條先生が持っているのは、海外研修に参加した生徒の体験記ファイルです。
文教大学付属高等学校

〒142-0064
東京都品川区旗の台3-2-17

TEL:03-3783-5511

学校情報 学校HP

「世界標準の貢献力を育てる」を教育目標とする文教大学付属高等学校には、夏休み・春休みを使った「スタディツアー」と長期の「留学制度」があります。当初、語学研修として始まった海外研修から「語学」を外し、単なる語学を習得する場ではなく、それぞれの将来への道を切り開くための一つの機会と位置付けています。約15年前に2名の教員によって組織された「グローバル教育推進部」も、現在は6名で運営。今回は立ち上げに関わった桑原佳代先生、東條朱里先生、そして着任4年目の鷲見英将先生が、同校のグローバル教育について語ります。

単なる語学習得が目的ではない
グローバル研修

 日々の授業においてグローバル教育の柱となるのが、「グローバルコンピデンスプログラム(GCP)」です。これは中1から高1で外国人講師と担任によるティームティーチングで行われる、原則オールイングリッシュの授業です。英語を使いますが、主な目的は語学習得ではなく、世界で起きていることを探究しながら、ものの考え方や多様な価値観を学びます。

 海外研修プログラムはオーストラリアの短期スタディツアーとオーストラリア・カナダ・アメリカの長期留学に加えて、セブ島で行われる8日間のグローバル研修があります。

東條朱里先生 東條朱里先生

東條先生グローバル研修のプログラムは、桑原先生と一緒に作り上げてきました。すでに13年くらいになりますね。

桑原先生それまでもニュージーランドのプログラムはありましたが、語学研修が主な目的でした。「せっかく渡航するのだから語学習得だけでなく、もっといろいろな体験をさせてあげたい」という思いでスタートしたのが「オーストラリア短期スタディツアー」(中3・高1対象)です。最後の1週間は現地の高校で同世代の生徒たちと一緒に授業を受けます。

東條先生現地高校の生徒がバディとして付いてくれ、一緒の授業を受けます。「ダンス」「クッキング」「ドラマ」といったユニークな授業から、「経済」「プログラミングなど」の授業もあります。第二外国語として「スペイン語」の授業を受ける生徒もいますね。

鷲見先生“自動車を組み立てる”授業もありましたね。

東條先生はい、「テクノロジー」の授業ですね。日本なら技術・家庭にあたるものかもしれませんが、それよりもより専門的な内容でした。

桑原佳代先生 桑原佳代先生
・グローバル教育推進部部長

桑原先生これをきっかけに、生徒は「もっと長期の留学に挑戦したい」という気持ちも湧いてくるでしょうし、「将来は海外で活躍したい」という目標も養うことができます。ちなみにオーストラリアの短期スタディツアーには35名程度が参加します。

鷲見先生オーストラリア(3・6・9・12カ月より選択)とカナダ(5・10カ月より選択)の中・長期留学、アメリカの長期留学(10カ月)には、年間10名ほどが参加します。

東條先生「セブ島グローバル研修」(8日間の英語留学プログラム)はちょっと違いますね。

鷲見先生はい。もともとは語学学校に1週間通うというプログラムでしたが、昨年度より離島の貧困地域の人たちとの交流も行っています。私自身も留学経験はありますが、こうした交流体験は初めてでした。

桑原先生セブ島というと、“リゾート地”というイメージですが、実際に訪れたところは電気もガスも通っていないところでしたね。

鷲見英将先生 鷲見英将先生

鷲見先生訪れる前は生徒たちが「子どもたちがかわいそう」という感想をもつのではないかと心配しましたが、実際は「生きるということがどういうことなのかを知った」「自分たちが恵まれているのを感じた」「自分たちにできることはないだろうか」という感想をもっていて、それは想定外でした。

桑原先生生徒たちは、「グローバルコンピデンスプログラム(GCP)」で水の大切さや教育格差について考える機会があるのですが、学校のなかで学んでいるうちは、それが自分たちの暮らしと関係があるとは思いません。しかし、セブ島での貧困の実態を目の当たりにすると、GCPで学んだことを実感します。だからこそ、「自分たちにできることは何だろう?」と考えることができるのです。

鷲見先生船で離島に到着すると、子どもたちが駆け寄ってくるのです。コーディネーターの方が事前に色々な話をしてくれたのですが、実際に台風で屋根が吹き飛んでしまった家屋を見たり、十分な栄養が取れずに体が小さい子どもたちと交流したりするなかで、貧困についてより理解を深めることができました。離島に渡ったのは1日だけでしたが、とても濃厚な学びがありました。

桑原先生最後はみんなで踊りましたよね(笑)。鷲見先生や校長先生が全力で楽しんでいるのを見て、生徒たちも「楽しんでいいんだな」と思ったようです。語学を学ぶにしても、人の輪に飛び込んでいかなければ上達しません。恥ずかしがっていたら新しい言語を習得できませんからね。今でもセブ島の先生と連絡を取り合っている生徒がいますよ。

進学先に台湾の大学を選択する卒業生たち

 グローバル人材育成の第一歩として、同校には台湾の大学進学を見据えたオンライン華語(中国語)講座があります。台湾で話されている中国語をゼロから学ぶ生徒であっても約1,000時間の講座を受け、進学するまでに困らない程度の中国語を身につけます。台湾華語検定TOCFL(トクフル)のスコアによって大学が決まり、毎年10名程度の卒業生が台湾の大学に進学しています。また、数年前からUPAS(海外大学進学協定校推薦制度)が導入され、現在、オクラホマ州立大学に進学した生徒もいます。

東條先生最近、保護者の方の興味が台湾の大学で身につくスキルに向いています。どうせ海外へ出るのなら“英語に加えて中国語ができるとアドバンテージになる”と考え、台湾の大学進学を選択しているようです。台湾の大学は9月スタートなので、この3月に卒業した生徒は引き続き華語講座を受けており、9月から台湾の大学に入学します。

桑原先生台湾では中国本土で使われている「北京語」が話されています。台湾は“親日国”で日本からも近く、生活費も安いので安心ですね。東條先生の息子さんは台湾の大学に進学したのですよね?

東條先生はい。このプログラムをスタートさせた際、息子は当時10歳でしたが、「台湾へ行かせたい」と強く思いました。(一社)台湾留学サポートセンターがTOCFLのレベルと英検のスコア、高校の評定平均などで判断し、適正な大学を選んでくれます。結局、息子は公立高校から台湾の大学に進学し、情報系の学部で学んでいます。台湾の大学は欧米の大学と同じように専門色が強く、プロジェクトを完遂しなければ卒業できません。ですからインターンも当たり前で、世界のどこでも通用する武器を身につけていると思います。

桑原先生息子さんが台湾で学ぶ東條先生の言葉には説得力があります。華語講座からの台湾大学進学は、わが子にも選択させたいプログラムであることは確かですね。

東條先生オーストラリア留学からの帰国者に華語講座を受ける生徒が多いのは、現地でチャイニーズの人々に出会うからだと思います。そこで中国語が話せるのはアドバンテージになると感じ、海外大学進学も視野に入ってくるのでしょう。台湾の大学はオールイングリッシュのところもあり、ダブルディグリー(複数学位取得制度)もあります。そこからまた別の国に留学するという選択肢もあります。

高校生のうちに海外で学ぶ意義とは

桑原先生鷲見先生は留学経験がありますね。なぜ社会人になってから留学したのですか?

鷲見先生大学を卒業して英語を教えるとなった時に、「何を教えるのだろう?」と疑問が湧いてきたのです。「実際に海外へ出たこともないのに何が教えられるのだろう?」と思い至って留学し、アメリカに半年くらい、オーストラリアに 1年半ほど住んでいました。

東條先生高校生にはどんなふうに話していますか?

鷲見先生私は留学を経験してから自分の持ち味や個性を表現できるようになり、人を否定しなくなりました。自信もつきましたね。セブ島の研修もそうですが、知識として知っている貧困と、実際に現地で感じたことは全く違います。だから海外へ出るのは早ければ早いほどいいと思うのです。

桑原先生1年間の長期留学を経験した生徒は、そのまま海外に住んでもいいと思うようですが、日本の良さに気づいて帰国する生徒は多いですね。海外生活を経験すると新しいアイデンティティを手に入れる。それが鷲見先生の言う「自信」なのかもしれませんね。

東條先生海外に出ると苦労しますからね。長期留学は本校の留学制度も外部の留学エージェントのプログラムも選択できますが、外部エージェントの留学プログラムでオックスフォードに留学していた高3生は、「1年間、生きるのに精いっぱいだった」と話していました。

鷲見先生その生徒はもともと英語が苦手で、現地では最初の友達づくりに苦労したそうです。

東條先生「自分を変えたい」と思って留学したようですね。途中でギブアップしなかったのは立派です。また最近、本校のアメリカ留学プログラムから1人、帰国しましたね。

桑原先生彼女が留学した学校は、西海岸のワシントン州にあるアットホームなキリスト教系の学校です。現地校のある地域は古き良きアメリカの雰囲気が残っており、彼女はそこで貴重な経験をさせていただいて、本当に成長して帰ってきましたね。

東條先生カナダ留学はアメリカよりも少し大きなオタワの近くの州立校へ通います。5校ある公立校のどこかに配属されます。

桑原先生大きな街ですが、州立校なので自由な雰囲気ですね。オーストラリアは短期、中・長期の留学が全て同じブリスベン郊外の学校で行われています。

東條先生オーストラリアの留学先のノースレイクスステイトカレッジは、日本の“つくば学園都市”のような雰囲気で、「つくばエクスプレス」のような電車が通っていますね。

桑原先生2002年に設立され、勉強と共にスポーツやダンスにも力を入れている学校です。ゴルフ・バスケットボール・ダンスなどのスポーツ科目が盛んな学校であり、数学・科学・コンピュータなどの科目に加え、イタリア語と英語を交えた授業が特徴的です。本校と提携を結んでいる学校なので、先方の担当者もよく知っているし、留学した生徒同士、先輩・後輩のつながりもできています。

鷲見先生生徒たちはどんな動機で中・長期留学に参加していますか? 志望理由書の作文にはどんなことを書いているのでしょうか。

桑原先生共通しているのは、語学力をアップさせたいということ。将来、海外で暮らしたいという理由も多く見られますね。大学生になっても留学はできるけれど、なぜ高校生のうちに留学したいのかというと、社会へ出る前に何かしらの“インスピレーション”を受けたい気持ちがあるのでしょう。鷲見先生が言っていたように、早ければ早いほど吸収できるものがありますから、今のうちに留学に挑戦するのだと思います。

東條先生留学を経験して、オーストラリアの大学に進学した生徒も4名いますね。

桑原先生留学した高校にそのまま編入する生徒もいました。

東條先生オーストラリアの大学に進学した生徒は、映像分野の勉強をして今も頑張っています。メルボルン大学の音楽学部に進学した卒業生もいます。

桑原先生テクノロジー系の分野を学ぶ生徒もいますね。何よりも日本の大学に比べて設備規模が違うのでうらやましくなります。海外の大学には世界中の人たちが色々な目的をもって集まってくるので、勉強以外のところでインスピレーションを受けることも多いと思います。

東條先生本校でも留学を経験した生徒がほかの生徒に刺激を与えています。

発展し、進化する今後のグローバル教育

桑原先生本校のグローバル教育は、“生徒が必要だと思うプログラム”を考えてきました。「ほかの学校はどうなの?」ではなく、目の前の生徒たちに今、何が必要なのかを考えてこれからも走っていきたいと思っていますが、立ち上げから関わってこられた東條先生はいかがですか?

東條先生本当に走ってきましたね(笑)。やはり「生徒のためになることは何だろう」というところに焦点を当てたいですね。次の一手を考えるところにきていると思います。

桑原先生留学先として、例えばヨーロッパの学校など、もっと選択肢を増やしたいと考えています。アジアもセブ島からさらに発展させ、英語圏のアジアの現状をもっと知ることができるプログラムにするとか。世界情勢を見ると、私たちが「知らなかった」では済まされないことがあると感じています。

東條先生そうですね。恵まれた環境のなかで育ってきた子どもたちなので、壁を乗り越える体験も必要ですね。

桑原先生本校には付属小学校から上がってくる生徒もいるので、社会へ出る前にできるだけ多様な経験が必要だと思います。セブ島の貧困地域を訪れる前は不安もあったけれど、そこから受けるインスピレーションは思いのほか大きかったですね。帰国して「自分たちにできることは何だろう?」と生徒が話しているのを目にすると、安全な環境下で勉強し、そのまま大学に行かせるだけが教育ではないと感じています。

東條先生今、“韓国カルチャー”の人気の高まりで韓国に目が向いている生徒も多いけれど、実際に韓国の子どもたちは必死で英語を勉強しています。TOEFLのスコアにしても、小学生が日本の中高生よりも高いスコアを出しています。そうした内情を考慮して、海外のデータを見ながらグローバル教育を展開するのが私たちの役割です。

鷲見先生本校にとても素晴らしいグローバルプログラムがあるのに、限られた人数しか参加できない点をなんとかしたいと思っています。もう少し全校生徒を巻き込みたいですね。

桑原先生鷲見先生はネイティブ教員と自由に話せる機会を増やそうと、色々な努力をしてくれています。

鷲見先生中・長期留学に参加できるのがわずかな人数だとしても、そこで経験してきたことを全校生徒に広げて刺激を受けるような仕掛けがあればいいかな……と。

東條先生先日、ニュージーランドの高校生20名が1日だけ来校しましたが、受け入れた生徒たちはイキイキしていました。バディを務めたいという生徒もたくさんいて、選ばなければならないほどでした。

鷲見先生ニュージーランドの高校生には、いろんなクラスに入ってもらったので、バディ以外の生徒とも関わることができました。1人では話しかけられなくても、みんなで話しかけに行ってコミュニケーションを取る生徒もいました。

東條先生最後のセレモニーでのハカもすてきでしたね。生徒たちも大盛り上がりでした。

桑原先生これからはもっと積極的に受け入れをすべきですね。生徒を海外へ送るだけでなく、海外の高校生を受け入れる機会も増やしたいです。

鷲見先生セブ島研修では、離島の子どもたちに洋服を持って行きましたが、次は洋服だけでなく楽器とかスポーツ用品とか、学びのための道具も持っていけるといいですね。そんな話し合いを探究学習でできたらいいかな……と。

桑原先生留学経験のある生徒だけでなく、授業として取り組むことができたら、本校のグローバル教育は広がりを見せると思います。

オーストラリア研修では、ゴールドコーストの農場体験をし、現地の新聞社に取材されました。「東京の高校生がやってきた!」という見出しが踊っています。 オーストラリア研修では、ゴールドコーストの農場体験をし、現地の新聞社に取材されました。「東京の高校生がやってきた!」という見出しが踊っています。
オーストラリアの短期スタディツアーの一コマ。語学学校で1週間学び、最後の1週間は現地校の生徒と一緒に活動します。 オーストラリアの短期スタディツアーの一コマ。語学学校で1週間学び、最後の1週間は現地校の生徒と一緒に活動します。
セブ島では現地の先生の授業を受けます。鷲見先生もマンツーマンレッスンを受けました。
フィリピンの離島、貧困地域でのワークショップでは、一緒にお皿を作ったり洗濯体験をしたりしました。フィリピンの離島、貧困地域でのワークショップでは、
一緒にお皿を作ったり洗濯体験をしたりしました。

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共学
文教大学付属高等学校

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