卒業式を間近に控えた2024年3月15日、生徒会が主催する『予餞会』が行われました。終了後、開催に向けて準備をしてきた生徒会メンバーの2人に話を聞きました。
卒業式を間近に控えた2024年3月15日、生徒会が主催する『予餞会』が行われました。終了後、開催に向けて準備をしてきた生徒会メンバーの2人に話を聞きました。
『予餞会』は約1,500名の収容を可能とし、音響性能にも優れた八王子講堂(大講堂)で行われました。
途中、機材トラブルで進行が滞る場面もありましたが、司会進行役の生徒会スタッフが機転をきかせたトークで場を盛り上げます。
司会進行のほか、音響や照明など、舞台演出の全てを生徒会が行います。
体操競技部は、ダイナミックな技を次々と成功させ、圧巻のパフォーマンスを披露。
サウンドソサエティ部の演奏に、会場から大きな声援が送られました。
大講堂の出口で卒業生を見送る生徒会役員たち。心を込めて選んだ記念の品とお祝いの花を卒業生に手渡します。
バトントワリング部の演技。
有志の団体によるパフォーマンス。
趣向を凝らした演奏を披露した吹奏楽部。
『予餞会』とは“卒業生を送る会”のことで、クラブ活動や行事など、さまざまな場面でお世話になった先輩方に、後輩たちが感謝とお祝いのメッセージを贈る同校の伝統行事です。
午前9時の開会時刻に合わせて、中1から高2までの全生徒が八王子講堂(大講堂)に集まり、吹奏楽部のステージ演奏に合わせて高3生が入場してきます。全員が着席すると、吹奏楽部に続いて各クラブ活動・生徒会・有志団体などによるステージ・パフォーマンスが次々と披露され、先生方を巻き込んだ演出やユニークな動画上映など、楽しい企画も盛りだくさんで、会場は大いに盛り上がりました。
最後を締めくくるのは、卒業生たちにとって思い出の場面が詰まったスライドショーです。笑いあり感動ありの濃密な時間となりました。
『予餞会』は『新入生歓迎会』『白亜祭』(文化祭)と並び、生徒会が主催する三大行事の一つで、先輩方と一緒に行う最後の活動です。生徒会にとっては役員交代の節目となる行事としても重要な位置づけにあります。
2024年度は私たちの代が中心となって『予餞会』を主催することになります。2023年度の『予餞会』では、準備段階から今日の本番まで先輩方と一緒に作業をすることで、仕事ぶりを見たり、アドバイスをもらったりして、多くのことを学びました。
本番ではリハーサルで起きなかった機材トラブルが生じてしまいましたが、その際にも先輩方が臨機応変に対応していて、「すごい!」と尊敬のまなざしで見ていました。予期せぬトラブルに対してどう対処したらいいのか、とても参考になりました。
今の自分たちには先輩方のように行動できる自信はまだありませんが、これから1年間の生徒会活動を通して力をつけていきたいと思っています。先輩方から受け継いだことを活かしながら自分たちなりに工夫もして、2024年度も素晴らしい『予餞会』を創り上げたいです。
先輩方はコロナ禍の影響で学校行事を思う存分楽しむことができなかったと思います。だからこそ、コロナ禍の制限から開放された残りの学校生活を楽しんでほしいです。そのために生徒会は、『白亜祭』や『予餞会』が心に刻まれる楽しい思い出になるよう、力を注ぎたいと考えています。
また、生徒会ではインスタグラムなどのSNSを活用した情報発信にも力を入れています。日々の学校の様子や生徒会の活動などを配信していますので、受験生の皆さんもぜひご覧になってください。そして、『白亜祭』にも足を運んでくれたらうれしいです。
『予餞会』における生徒会役員の役割は、プログラム作成、クラブ活動や有志団体への協力依頼、卒業生へのビデオレターや卒業生の思い出を詰め込んだ動画制作、そして当日の司会進行などです。照明や音響といった舞台演出も生徒会役員が担います。
『予餞会』に限らず、生徒会役員として行事の企画・運営を経験したことで、一つの取り組みの裏側にたくさんの仕事があることや、多くの人の苦労や努力があり、さまざまな人の支えがあることを知りました。こうした経験から学ぶことは多かったと思います。先輩に指導してもらいながら協力して作業に取り組むことで、学年を越えた人と人との強い絆も感じることができました。
共立女子第二はとてもおおらかな雰囲気があり、自分らしくのびのびと過ごせる校風が大きな魅力です。体育大会、百人一首大会、レシテーションコンテストなど、多彩な学校行事があるので、多くの生徒が自分の得意なことで活躍してイキイキと学校生活を送っています。そうした環境があるからこそ、私も勇気を出して生徒会に立候補し、かけがえのない素晴らしい経験を積むことができました。
生徒会活動に留まらず、日々の学校生活で多くの大切なことを学びました。四季折々の風景に恵まれたキャンパスでは、校内の植物を観察したり山々を眺めたり……と、自然をと触れ合いながら学校生活を送ることができます。また、ランチコーナーと厨房では、給食を楽しみながら食育も学びます。生徒会活動の一環として、こうした学校生活の様子をもっと多くの方に知ってもらえるようにアピールしていきたいと思います。
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