「高い自己目標の実現」と「楽しい学校生活」の調和をめざし、「優しく勁い心を育てる」を教育方針とする日本工業大学駒場高等学校。今回は高3・高1の女子生徒に話を聞きました。女子生徒のコミュニケーションスペースとして誕生した『女子ラウンジ』での先輩・後輩対談は、学校生活から進路に関することまで、さまざまな話題で盛り上がりました。
「高い自己目標の実現」と「楽しい学校生活」の調和をめざし、「優しく勁い心を育てる」を教育方針とする日本工業大学駒場高等学校。今回は高3・高1の女子生徒に話を聞きました。女子生徒のコミュニケーションスペースとして誕生した『女子ラウンジ』での先輩・後輩対談は、学校生活から進路に関することまで、さまざまな話題で盛り上がりました。
石川さん(高3)私は体操部に入りたくて、この学校を選びました。顧問の先生や部の先輩方の温かな雰囲気が印象的で、「ここで体操をやりたい!」と思えたことが入学の決め手になりました。小糸さんがこの学校を選んだ理由は?
小糸さん(高1)私も、まず着目したのが部活動でした。「美術部に入りたい」と考えていて、入学前から『美術・アートクラフト部』への入部を決めていました。あと『英語愛好会』にも所属しています。『英語愛好会』では毎週月曜にALTの先生と映画を観たりゲームをしたりして、英語でのコミュニケーションを楽しんでいます。
石川さん(高3)絵画制作から工芸制作まで、幅広い創作活動にチャレンジできる『美術・アートクラフト部』には私も興味があります! とんぼ玉や陶芸などを制作できる設備が整っているのは、この学校ならではですね。卒業までに“とんぼ玉づくり”に挑戦してみたいな。
小糸さん(高1)でしたらぜひ『美術・アートクラフト部』へ遊びに来てください!大歓迎です。
石川さん(高3)ありがとう!この学校は、学習環境や校舎も素晴らしいですね。
小糸さん(高1)はい。高校選びではいろいろな学校に足を運びましたが、なかでも日本工業大学駒場の開放的な校舎が印象的でした。特に人工芝の屋上庭園は素敵で、「ここで過ごすランチタイムは楽しそう」と、高校生活のイメージが膨らみました。気候の良い時期はもちろん、肌寒い季節にブランケットを膝にかけて過ごすのも楽しいです。
石川さん(高3)屋上庭園は私も大好きな場所。ほかにも校内には昼休みや放課後に学年を越えて交流できる場がたくさんあります。風通しの良い校風は、とても居心地が良いです。
小糸さん(高1)先輩はすでに第一志望の大学に合格していて「すごい!」と感じています。勉強と部活動はどのようにバランスを取っていましたか?
石川さん(高3)私にとって体操部は“大切な居場所”でした。実は高1の時にけがをしてしまい、さらにコロナ禍で練習が制限されていたこともあり“選手”としての活躍を諦めなければなりませんでした。その時は本当に落ち込みましたが、マネージャーとして体操部に在籍させてもらうことができました。仲間や顧問の先生の存在に救われましたね。
選手として挫折を経験しましたが、それでも「自分の居場所がある」「自分も一員として皆の役に立てる」という気持ちから自己肯定感が高まっていきました。それをうまく勉強へのモチベーションにつなげることができたからこそ、希望進路が実現できたと思っています。
小糸さん(高1)それは素晴らしいことですね。進路はどのように決めていきましたか?
石川さん(高3)進路指導は何よりも生徒の意思が尊重されます。私には「小学校の先生になりたい」という強い気持ちがあったので、先生は“偏差値の高い大学”とか“有名大学”ではなく“小学校の先生になる夢を実現できる大学”という視点で大学を紹介してくれたり、相談に乗ってくれたりしました。
小糸さん(高1)なるほど……。私はまだ自分のやりたいことがはっきりしていません。どうしたら見つけられるのでしょうか。先輩は「小学校の先生になりたい」という夢をいつからもっていたのですか?
石川さん(高3)私の場合は小学生の頃からですが、夢を見つけるタイミングは人それぞれだと思うので、あまり心配しなくていいと思います。高校時代に幅広くいろいろなことにチャレンジして、そのなかで自分に向いていることを少しずつ探ってみては? 今、興味のある教科や学校生活で挑戦してみたいことはありますか?
小糸さん(高1)歴史と美術が好きで、考古学に興味をもち始めたところです。これからいろいろな大学のオープンキャンパスへ行き、自分の興味・関心と進路について考えていきたいと思っています。また、高2から生徒会の活動も本格的に取り組めるようになるので、生徒会活動を通じていろいろなことに挑戦してみたいと思います!
石川さん(高3)そうですね。勉強も大切ですが、課外活動や行事も楽しんでほしいです。私たちの学年はコロナ禍もあって、3学年そろって行う文化祭や体育祭などを楽しむ機会が少なかったので、ぜひそうした行事を満喫してほしいです。
小糸さん(高1)いつ頃から大学受験への意識が高まりますか?
石川さん(高3)高3になってからかな……。高2までは学校生活を謳歌していました。ただ、高3になってから後悔したのは英検です! 英検対策はもっと早い時期に取り組んでおけばよかったと思いました。
小糸さん(高1)学校説明会の質問でよく「特進コースと総合進学コースの違いは何ですか?」と聞かれます。私が在籍する『特進コース』は、一般選抜で大学受験をするクラスメートが多いようなのですが、総合型選抜にも興味があります。
石川さん(高3)実は私も高校入学前まで、どちらのコースにするか迷っていました。でも今になって思うと、大きな違いはないと感じています。入学前は「特進コースは勉強が大変そう……」というイメージをもってしまいがちですが、実際はそうでもないでしょう?
小糸さん(高1)そうですね。確かに『特進コース』は一般選抜で大学を受ける流れはありますが、だからといって学校推薦型選抜や総合型選抜で不利になることはありません。また、多くの生徒が部活動や行事も楽しんでいます。
石川さん(高3)『特進』と『総合進学』の間に壁はないし、雰囲気の違いや、大学受験に対する先生・生徒の熱量に温度差はなく、どちらが有利・不利ということもないです。
小糸さん(高1)私もそう思います。
石川さん(高3)どの高校に入学しても、どのコースを選んでも、自分のおかれた環境でどれだけ頑張れるかが大切です。日本工業大学駒場には、そうした前向きな気持ちを引き出してくれる素晴らしい先生方がたくさんいます。本当にこの学校で良かったと実感しています。
小糸さん(高1)先輩の言葉にとても共感します! 入学直後は「第一志望の高校に入れなかった」という生徒もいますが、“頑張ろう”という気持ちをサポートしてくれて伸ばしてくれるのが、この学校の良いところだと思います。
この学校の掲載記事をピックアップしました。