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「ICTを使えるようにする」のが目的ではなく
「ICTを使って協働して主体的に学ぶ」を大切に

錦城学園高等学校

〒101-0054
東京都千代田区神田錦町3-1

TEL:03-3291-3211

学校情報 学校HP

ICTは学校生活のすべてに応用

 2021年春、高校1年生がマイクロソフト『Surface Go 2』を手にしました。コロナ禍の影響によるリモート授業や課題配信の期間を経て、学習に最適な機能を精査した上でのパソコン選びでした。

 在校生全員がGoogle Workspace For Educationのアカウントをもち、特にGoogle Classroomは授業動画の配信や小テスト、課題配付に活用されています。また、生徒全員がマイクロソフト365のアカウントをもち、Word、Excel、PowerPoinを授業で活用しながら、社会で役立つICTのスキルを身につけます。

 タブレット端末の活用について、社会科の富山浩嗣先生は、「リモート授業だけがICT教育なのではありません」と話します。

「確かに、コロナ禍のような休校せざるを得ない状況になった際、生徒の学びを止めないためにタブレット端末を使用した授業は不可欠です。しかし、それはICT教育のごく一部に過ぎません。通常授業に戻った今こそ、教育に求められる“協働して主体的に学ぶ”を実現するために、各教科で工夫してICTを活用しています」

 また、ICTは授業だけでなくクラブ活動など学校生活のすべてに応用されています。

「吹奏楽部とソフトテニス部の連絡事項はすべてGoogle Classroomを通じて行っています。吹奏楽部は演奏動画を撮影したので、どのように公開するかを検討している最中です」(石塚尚先生)

「写真部はデジカメで撮影することが多いので、どこにいても部員同士が画像を共有することができます」(鈴木崇史先生)

「フォークソング部はGoogle Classroomに練習日程をアップしています。ライブを動画にして配信することもあります」(富山浩嗣先生)

 先日は、高1のキャリアガイダンスにおいてもICTが活用されました。企業の方と生徒がZoomでつながり、さまざまな仕事内容について学び、終了後には一人ひとりがGoogleフォームに感想を書き込みました。

「ICTの活用で、今までできなかったことが可能になると期待しています。修学旅行のコースはアメリカ・イギリス・イタリア・沖縄ですが、今後、渡航が難しい状況になっても、海外の人とインターネットでつながるなど、グローバル教育の可能性も広がると思います。

 本校で導入したSurface Go2は、大学生になっても授業で使うことを想定していますから、最低5年は使ってほしいですね」(富山浩嗣先生)

授業動画で予習して授業で理解を深める
反転授業を実現

石塚尚先生(数学科) 石塚尚先生(数学科)

 昨年、休校が決定した頃から作り始めた授業動画は、数学科だけで200本近くになりました。『数学IA』の動画作成は完了して、今は『数学IIB』にとりかかっています。

 私は休校になった昨年、高3の数学を担当していたので、受験生が避けて通れない基礎問題の解説動画を中心に作りました。『数I』で単元ごとの動画を配信すると、授業動画を見て予習したのちに授業を受けるという、反転授業も実現できました。

 以前、数学科では生徒が授業を作ることに取り組むこともありました。4人を1グループにして、問題を解く人、発表する人などの役割分担をしたので、一人ひとりが問題を理解しなければ問題解決ができません。自信をもって発表するまでには何度もその問題に取り組む必要があります。人に教えることで自分の理解も深め、協働して発表に臨むことで、一人ひとりが教師になって教えられるくらいまで理解を深めていきます。授業を受ける側も、同級生がどんな問題の解き方をしているのか関心が高まったようです。

 ICTを使うと、図形や関数を動かして見せることができます。今後は授業動画を生徒が作ることもできるでしょう。数学は苦手でも動画作りは得意という生徒が、数学の理解を深めて苦手意識を払拭することにも期待したいですね。

新しい学びの中で
ICTを使いこなすスキルを身につける

鈴木崇史先生(社会科) 鈴木崇史先生(社会科)

 私は高1の政治経済を担当しています。ICTはリモート授業だけでなく、対面授業のなかでニュース映像や資料映像を見ることにも活用しています。配信した動画は通学途中の電車の中で見るなど、生徒一人ひとりが自分のペースで学んでいます。授業のあとに「ニュース映像をもう一度見たい」「ほかにも参考になる資料映像はありますか?」などの質問があり、一人ひとりが社会で起きていることに興味をもち、じっくりと考える機会が増えたと感じています。

 2022年度からの新カリキュラムで『公共』の授業が始まります。公共とは、社会の中で起きている答えのないさまざまな課題に取り組む授業です。今までのように“教員が教える”授業ではなく、基礎知識を土台にしながら意見を共有し、協働して課題解決を考える授業になるでしょう。

 そこで社会とリモートでつながり、学びを得て、意見を共有することもできます。自分の考えを発表する手段としても、ICTは活用できます。

 社会ではICTを道具として使うスキルは必須です。新しい学びのなかでICTを活用し、スキルを磨き、将来活躍できる道を切り拓いてほしいと思います。

「社会科の授業ではニュース映像を活用しています。自分の手元で資料を見られるので、
社会で起きているさまざまなことに興味・関心をもつ機会も増えています」(鈴木先生)
「数学の授業動画は最初の頃、自宅の机の上でレポート用紙に描いたグラフを使っていました。
今は関数の動く様子を動画にして、アクティブに見せています」(石塚先生)

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錦城学園高等学校

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