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2022年度から新コースが始動します!

「2022年度より設置する3つのコースは、一人ひとりの特性や希望を考慮したものです」(横尾康治校長)。
十文字高等学校

〒170-0004
東京都豊島区北大塚1-10-33

TEL:03-3918-0511

学校情報 学校HP

2022年度に創立100周年を迎える十文字高等学校。女子教育といえば“良妻賢母”といわれた大正11年の創立当時から、女性の「学びたい」という熱い志に応え続けてきた同校が、新たな時代を迎えます。グローバル化が進み、多文化共生社会の中で生きていく女性たちのために、2022年度から新たなコースを設置。それが自己発信・特選(人文・理数)・リベラルアーツの3コースです。

上位難関大学をめざす特選コース、文系・理系に留まらず、芸術系やスポーツサイエンスなど多様な進路にも対応するリベラルアーツコース、そして興味・関心をとことん追究できる自己発信コースと、特色のある3コースについて、この春、校長に就任された横尾康治先生にお話を伺いました。

自分の好きなことを深堀りしよう!

横尾 康治 校長

Profile
1968年、新潟県生まれ。東京理科大学卒業、立教大学大学院理学研究科を修了。数学を専攻し、解析的整数論を研究。大学院時代に衝撃を受けたのは、数学界で長らく証明されることのなかった「フェルマーの最終定理」が証明されたことと語る。大学院修了後に十文字高等学校に数学教諭として着任し、「なぜ数学を学ばなければならないのか?」ではなく、「数学がいかに面白いか」を語り続け、数学好き女子を育ててきた。近年は母校の東京理科大学で教え子に出会うことも。

新コース設置は時代の要請

 高校生には一人ひとりに思い描く将来があります。難関大学をめざして勉強したい生徒であっても、部活動と両立したいという希望をもっているかもしれません。また、今の時点ではまだ将来が決まっていない生徒もいるでしょうし、一つのことにとことんこだわりたい生徒もいます。

 従来、学校のコース制は成績や偏差値によってグルーピングをしてきましたが、それでは一人ひとりの特性を伸ばし、希望を実現することは困難です。そこで2022年度より設置する3つのコースは、一人ひとりの特性や希望を考慮したものとします。

『特選コース』は高校入学時から難関大学進学という目標をもつ生徒のためのコースです。高1から人文特選と理数特選に分かれて、早い段階から自分の追究したい分野を深く掘り下げ、高3では演習重視の授業を通して大学合格をめざします。どの教科もまんべんなく学び、国公立大学を受験したいという希望にも応えるカリキュラムになっています。

 高1で文系ではなく「人文」という選択をするのは、近年、文系・理系で分けられない学問分野の研究が進んでいるからです。人文特選であっても、数学が好きであれば選択科目を取ることができます。

 リベラルアーツコースは、「まだやりたいことが見つからない」という生徒に向いているかもしれません。リベラルアーツとは、幅広い知識や教養を身につけることですから、高1で幅広く学び、自分の興味・関心や特性を発見して、高2・高3で自分の「好きなこと」を深堀りする選択が可能です。興味・関心の先は文系・理系に留まらず、芸術やスポーツの分野も想定しています。

 本校のサッカー部は全国大会出場の常連ですが、サッカーと勉強を両立させる意識の強いところが特徴です。全国大会が終わった後、移動するバスの中で勉強している姿も珍しくありません。サッカー部での活躍によって推薦型の大学受験をするだけでなく、一般受験で国公立大学合格を果たす生徒もいますし、サッカーの活躍を基に海外大学へ進学する生徒もいます。近年、世界における女子サッカーの注目度は高く、今年は3人の卒業生が海外大学に進学しました。さまざまな希望と特性をもつサッカー部の生徒たちですから、どのコースを選択してもいいと思っています。

「何でそんなことにこだわるの?」と
決して言われない『自己発信コース』

 高校入学時にすでに、自分の好きな分野、こだわって深堀りしたいことがある生徒に選んでほしいのが、『自己発信コース』です。

 同コースの特徴は、探究の時間が他コースよりも多いところです。探究活動はPBL(Project Based Learning=問題解決型学習)が軸となります。自分の好きなことをとことん研究・探究した結果は広く発信して、社会に貢献できるものになるはずです。そのような発信力の基礎を作るために、情報発信や自己表現のスキルを学ぶ時間を設定します。自分の研究におけるエビデンスのとり方やリサーチの手法も大切なスキルです。ディスカッションのルールや技法を身につけたうえで、きちんと発信できるプレゼンテーションの方法論や形式も学びます。

 自分の研究を発信するためには、言語面でのスキルも必要です。グローバルな情報発信ができるように、英語でプレゼンテーションができるまでの言語力も想定しています。

 また、各教科の授業でもPBLを中心に展開します。たとえば数学の「負の数」について学ぶとき、その定理を暗記するのではなく、「なぜ負の数が必要なのか?」を体験的に学び、ほかの人とも情報を共有しながら自分ごととして知識を深めます。

『自己発信コース』の必要性は、一つのことにこだわり、自分の進路を切り拓いてきた卒業生たちが証明しています。たとえばお菓子にこだわって探究・研究し、慶應義塾大学の大学院まで進んで在学中に起業した卒業生がいます。彼女がお菓子にこだわったのは、「お菓子はみんなを幸せにする。たとえ世界の恵まれない地域の子どもたちであっても、お菓子を食べている顔は幸せに輝いている」という思いからでした。

 また、カマキリにとことんこだわった生徒は、家でカマキリを何万匹も孵化させて研究し、図鑑には載っていないカマキリの生態を発見しました。その生徒は「なぜそんなものが好きなの?」と言われることなく、自由に深堀りをして素晴らしい発見をし、人の心に訴えるプレゼンテーションをしました。

『自己発信コース』は、「何でそんなことにこだわるの?」と言われないコースです。自分のこだわりが、みんなの常識と違うからといって諦めずに探究してほしいと思います。ときに「こだわり」は、大学受験とは無縁のところにあるかもしれません。でも、自分のこだわりを追究した結果は、その人が生きるうえで大切な財産となるはずです。

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十文字高等学校

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