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コロナ禍での経験を糧にして
さらに期待に応えていきたい

横浜高等学校

〒236-0053
神奈川県横浜市金沢区能見台通46-1

TEL:045-781-3396

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新生・横浜高校の2年目が始動!

 2020年度から女子生徒を迎え、「社会で活躍できるグローバル人財の育成」などをミッションに共学校となった横浜高等学校。共学化に向けられた期待度は高く、2020年度の入試には多くの女子が受験しました。その結果、男女合わせて927名が入学しました。

 新生・横浜高等学校の一期生となる新入生の内訳は、男子393名、女子534名。それぞれが個性や希望によってコースに分かれて学びます。コースは第一志望の大学への現役合格をめざす『プレミア』、勉強にも部活動にも打ち込める『アドバンス』、その道のエキスパートをめざす『アクティブ』の3コース。こうして2020年春には一貫生のクラスと合わせて26クラスが誕生し、昨年の4月には新入生の初々しい姿で入学式がにぎわうはずでした。

 ところが、新型コロナウイルスの影響によって、この予定が大きく変えられてしまったのです。入試広報部長・教頭の館山和央先生は次のように振り返ります。

「2020年度は共学化とコロナ対応で、本校にとって特別な1年間となりました。まず、4月6日に行われた入学式では、保護者の方々を本校のグラウンドまでしかご案内できませんでした。新入生のみが体育館に集まり、そこから自分たちの教室に移動したのです。教室までの案内役は、野球部の部長を兼任する葛蔵造校長の意見により、野球部員たちが務めました。

 甲子園大会に何度も出場している本校の野球部を応援したいという願いから入学を希望してくれた女子生徒たちが多く、その気持ちに応えたかったことが理由にあります。教室ではクラスメートや担任の教員と顔を合わせ、放送による葛校長の祝辞を聞いた後、すぐに解散となりました。感染防止対策のためです。

 クラス全員での記念撮影も密を避けるために行いませんでした。代わりにグラウンドに『入学式』と書かれた看板を立てた撮影ポイントを数箇所に設置しました。ここで新入生が保護者の方々と一緒に写真撮影ができるようにしたのです。そして、その翌日には緊急事態宣言によって本校は休校になりました。このように新入生にとっても、新入生の入学を楽しみにしていた教員にとっても、非常に残念な1日となってしまったのです」

映像授業の総数は700本!

 その後、同校の先生方は教頭の館山先生のリーダーシップのもと、心をひとつにして新入生が自宅で学習に専念できるようにしました。

「本校ではインターネットによる予備校の学習支援システムを導入していました。希望者を対象に各教科の映像授業をタブレット端末で受けることができるシステムです。この映像授業を全員が無料で受けられるようにしました。授業でわからないことなどはメールで担任の教員が答えるようにしました。

 当初、私たち教員は5月の連休前には緊急事態宣言が解除され、授業が再開されるだろうと考えていました。そこで4月20日までを範囲にして、映像授業を受けて学習するように生徒に指示していたのです。しかし、20日を過ぎても緊急事態宣言は解除されません。

 そこでまず、私たち教員は5月の連休中に生徒が課題に取り組めるようにプリントを制作しました。そして生徒が本校のホームページにアクセスし、URLをクリックすればPDF化されたプリントを見ることができるようにしたのです」

 さらに、5月の連休明けには各教科の教員が独自にパワーポイントなどを駆使した映像授業を制作してYou Tubeで限定公開。生徒が同校のホームページにアクセスして、専用サイトに自分のユーザー名とパスワードを入力すれば、オンライン授業を受講できるようにしました。

 映像授業の総数は700本。どの授業が何曜日の何時にアップされ、どのような時間割でその授業を受ければよいのか。生徒一人ひとりにわかるように館山先生は「映像配信予定表」を同校のホームページの専用サイトにアップしました。

保護者のメールに胸が熱くなる

 そして6月の1週目から学校が再開。新入生の表情は高校生になれた実感と喜びで輝いていたと館山先生は感慨深げに語ります。

「それでも、すぐに授業は再開できず、1週目は生徒を出席番号の偶数と奇数に分けて分散登校としました。しかも時差を設けての登校です。生徒全員がそろって授業を受けることができたのは、2週間目からでした。

 共学校となった本校に期待して入学してくれた新入生を、これ以上待たせられないというのが全教員の気持ちでした。1日も早くオンラインから対面授業に戻したかったのです。

そこで、2週目からは始業時間を1時間繰り下げて9時30分とし、授業も短縮して40分間にするなど、感染防止に細心の注意を払いながら生徒が充実した高校生活を送れるように努めました」

 その後、館山先生が対面授業とともにこだわったのが、対面による学校説明会でした。

「高校受験生や保護者には、実際に本校に足を運んでいただきたいと考え、一部の例外を除いてオンラインの説明会は実施しないことにしました。駅から学校まで2分という距離の近さを実感し、本校の生徒の様子も知っていただいたうえで、本校を選んでいただきたいと思ったからです。

 また、本校では2021年の4月1日から新校舎を増やすための工事が始まります。この校舎も実際にご覧いただきたいと考えています」

 そう語る館山先生には、この1年間の中で感銘を受けた出来事がいくつもあるそうです。そのひとつは保護者の元から館山先生にメールが届いたこと。そこには同校の先生方がコロナに負けず、生徒にきめ細やかに対応したことへの感謝の言葉が綴られていました。

「このメールを読んで、胸が熱くなりました。そしてコロナ禍での経験を糧にして、生徒と保護者の方々の期待にこれまで以上に応えていかなければならないという思いを強くしています」

パワーポイントを使った国語の映像授業。
日本史の映像授業。表現に工夫を凝らしました。
体育の映像授業。生徒が自宅で身体を動かせるようにしました。

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