高1のフィールドワークの大テーマは「吉祥寺のまちの魅力」を発信すること。2019年度は吉祥寺の飲食店や観光スポットを紹介するフリーペーパーを制作。クラスごとに冊子のテイストを決めて、お店の方にアポイントを取るところから生徒が主体的に行いました。文化祭で配られたフリーペーパーのうち一番人気だったのは、藤村生のキャラクターを全ページに登場させて、見せ方に工夫を凝らしたクラスの冊子でした。取材したお店の中には、SNSでフリーペーパーを取り上げてくださったところもあります。
2020年度は吉祥寺の魅力を伝える動画を制作しました。動画は「東京オリンピック・パラリンピック部門」「ハワイ部門」「訪日部門」「藤村部門」「吉祥寺部門」の5つです。
「ハワイ部門」と「訪日部門」は、全国の高校生が180秒の観光動画制作を競う「観光甲子園」に出展する目的もあります。観光甲子園で制作する動画は持続可能な開発をめざすSDGsの考え方を取り込むことが条件なため、グローバルな視点や課題解決の視点が必要となります。
「東京オリンピック・パラリンピック部門」は、オリンピックが延期になったこともあり、動画制作の切り口に苦労しました。そこで2020年開催予定の大会についてではなく、今までの歴史や新しい競技ができるまでの道程にスポットを当てた作品となりました。
「藤村部門」として制作された動画は、学校説明会でも披露されました。生徒の目線で紹介する学校生活は、受験生の“知りたいこと”がたくさん詰まった動画となりました。
「吉祥寺部門」は、感染症対策を十分に行ったうえで取材、撮影に取り組みました。さまざまな制限があるからこそ、学ぶことの多い動画制作でした。
制作した動画は「広告祭」で披露して、コンテンツ、編集と共にプレゼンテーションの仕方も審査されました。優秀な作品はホームページ上で紹介される予定です。
秋からのフィールドワークは、「特進」「スポーツ科学」「総合進学」それぞれのコースによって大テーマが設定されています。
「特進」は後輩のために、大学紹介の冊子を制作し、「スポーツ科学」は心技体をテーマに、自分が取り組む競技を取り上げて探究します。「総合進学」は2021年度から国内と国外の選択制に変わる修学旅行について取り組みます。