「生徒や保護者が本校に最も期待しているのは、やはり3年後の大学進学にあることは確かだと思います。面倒見の良い指導により、本校の進学実績は順調に伸びつつありますが、国公立大学や早慶上理など難関私立大学への実績は、まだこれからという状況です。そこで進学面におけるさらなる飛躍をめざし、3年ほど前から対策を強化してきました。
スローガンは『学校完結型』。つまり外部の塾や予備校を必要としない、本校の指導のみで希望進路への進学を実現する体制をめざすということです。基礎学力の養成、学習習慣の確立、大学入試のための実戦力養成などに向け、本校は3年間にわたり、さまざまな取り組みを実施しています。おそらく数年後、本校の難関大学への進学実績は飛躍的に伸びるはずです」
では、それらの取り組みを具体的に紹介していきましょう。
早朝学習(全学年・全類型)
通常授業スタート前の午前8時~8時40分の時間を活用。小テストや授業、読書などを通して基礎学力を養成していきます。
学習手帳による学習面での自己管理(全学年・全類型)
目標や計画が書き込める「フォーサイト」という学習手帳を導入。生徒個々が自らの目標を設定し計画を立て、実行して、振り返りを行うことで自己肯定感を育み、時間の管理能力も養成していきます。
ICTを活用した問題演習(全学年・全類型)
Classiという学習システムを活用して自学・自習の習慣を確立。1・2年時は宿題として配信された問題を解き、基礎学力の養成を図ります。3年時はそれぞれが必要な問題に取り組み、大学入試に対応する学力を身につけるために活用していきます。
特選演習(特類選抜)
大学受験のプロとも言える予備校の講師を招き、予備校仕様の授業により応用力の向上を図ります。1コマ90分、年間27回実施。
放課後演習(3年全類型、1・2年特類~I類)
放課後の90分間を使い、大学受験用の演習を実施。1・2年時は英語・数学・国語、3年時はそこに理科(物理・化学・生物)と地歴公民(日本史・世界史)も加わります。
放課後学習会(全学年・全類型)
放課後は午後8時まで教室を「自習室」として開放。部活動や放課後演習の後も自学・自習ができる体制を整えています。また、教室以外に82名収容の大規模な自習室も用意されており、自ら学ぶうえで最適の環境が整っています。
そのほか、夏期・冬期・春期の講習、大学入学共通テスト対策合宿など充実した各種特別講習、論理力や記述力を育成する小論文指導など、学習・進学指導面の取り組みが充実しています。
「栄北は、私たち教職員が一丸となって生徒たちを全力でバックアップしていく学校です。そんな本校で自らの力を思い切り伸ばし、将来は社会に貢献できる人材に育ってほしい。そしてグローバル社会を見据え、できれば海外での活躍も視野に入れてほしいですね。生徒たちが思い描いた自分の夢を実現することが、私たちの喜びです」