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かえつ有明高等学校

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生徒全員が主役の数学の授業
生徒が作った問題を生徒が解く

深い学びに取り組む「高校新クラス」

「今日は私たち4人が考えた小テストの問題を、皆さんに解いてもらいます。解く時間は10分です。最初の5分は、自分の力で解いてください。残りの5分はグループで話し合って解いてください。よーい、スタート!」

 クラスメートの前で話しているのは、司会役の生徒です。ここは『ドルフィン』と呼ばれる、かえつ有明高等学校の情報センター(図書館)。そのプロジェクトスペースで行われている数学の授業です。生徒たちは7つのグループに分かれて着席しています。生徒たちの前に生徒4人が立ち、自分たちが作成した小テストをクラスメートに解かせているのです。小テストの問題は全部で4問。生徒は自分のノートパソコンのディスプレイに問題を映し、式を紙に書いて解きます。数学担当の佐藤あやか先生はその様子を静かに見守っていました。

 この生徒たちは「高校新クラス」の1年生。同クラスは2015年にスタートしたコースで、3年間をかけて「主体性」「協働性」「創造性」をテーマにした深い学びに取り組みます。

出題者の生徒が問題の解き方を解説

「時間が足りない人はいますか?」と4人の中の1人が呼びかけると、何人かが手を挙げました。「では、今から3分延長です」。

 全グループが問題を解き終わると、まずグループ内で答え合わせをします。この時点では全員の答えが一致するとは限りません。そこで、相談して一つの答えを出します。続いて、問題を考えた生徒たちが解き方を解説しながら正解を次々に発表していきました。正解したグループの中からは「やった!」という歓声が上がります。

「この解説で、わからない人はいますか?」と出題者が聞くと、手を挙げた生徒が数人いました。その様子を見ていたグループの一人が、「僕に説明させてください」と立ち上がって解説を始めました。みんなが拍手をして解説に耳を傾けます。

「では、最後に7分間を使ってフィードバックをしてもらいます」と司会役の生徒が言い、各グループから一人を指名していきました。フィードバックでは、問題を解いて感じたこと、気づいたことなどを発表します。すると、次のような意見が返ってきました。

「みんなで話し合いながら解ける問題が多く、良くできた問題だと思いました」

「問題の一つが解けずに悔しい思いをしました。問題を解く練習になりました」

「問題ごとにジャンルが分かれていて、自分の不得意なところがわかりました」

「時間が足りなかったので、もう少し考えたほうがよかったと思いました」

「どれも一生懸命に考えれば解ける問題だったので、やりがいがありました」

 こうして数学の授業は終了。出題した生徒も、問題を解いた生徒も、その表情には満足感と達成感があふれていました。

授業に貢献する喜びを分かち合う

 授業の後、担当の佐藤あやか先生に授業の狙いを聞きました。

「『高校新クラス』では、授業という枠を越え、みんなと力を合わせてプロジェクトを立ち上げるなど、大学受験のためだけに捉われない学びをします。そのため、高校入試では推薦入試でも一般入試でも、あるテーマをもとにディスカッションするグループワークが出題されます。“学び合いを大切にしたい”という本校のメッセージが、入試問題にも込められているのです。

 そこで、授業では数学というツールを使って、『高校新クラス』の生徒たちが持っている思考力や表現力、協働性をさらに磨いていきます」

 1年生は『数学A』と『数学Ⅰ』が合わせて週5時間あります。今回取材した授業は『数学A』。週に2時間ある『数学A』の授業では、生徒が自ら表現するこのような学び合いが行われています。

「授業の目的は、生徒が問題を考え、その問題をグループで話し合いながら解くことによって、授業という場に全員が貢献できる喜びを分かち合うことです。一緒に問題の解き方を考えることで、自分にはない視点や発想を得られ、多角的に物事を考えるきっかけになります。また、自分がわからなくても、グループの生徒に教えてもらえるので、安心して問題に向き合えます。将来、この生徒たちが大きな夢や目標を持ったとき、自分一人ではできないこともチームならやり遂げられることも実感できる場をめざしています」

 生徒全員がイキイキと授業に取り組んでいた背景には、こうした理由があったのです。

気づきを必ず言葉にして共有

「生徒たちは授業の最後に必ずフィードバックをします。これはクラスで最も大切にしていることです。人は振り返ることはあっても、それを言葉にする機会はあまりありません。意識して言葉にすれば、『なぜあのとき、自分はあのように行動したのか?』『なぜ、このように考えたのか?』という理由が明確になります。そこで気づいたことを次に活かすこともできます。授業に限らず、しっかりと振り返りをすることで、次に何か行動するときの選択の幅が広がると信じています」

 授業が終わった後、佐藤先生は問題を考えた4人と5分ほど振り返りの時間を持ちました。また、グループワークに取り組んだ全員が振り返りを文章にして、クラウド上に共有化していきます。最後に、生徒が問題を作成することの意義を佐藤先生は次のように話します。

「問題には必ず作者の意図があります。作る側は結果を予想しながら問題を選びます、毎日の授業の中で問題を与えられてばかりいると、作問者の意図をくみ取ることができず、問題の読み方が偏ってしまいます。しかし、作ることを経験すれば、問題を深く読むようになるのです。また、人に伝えるためには、どれくらいの情報量が問題に必要かを考えながら作ります。そのため、論理的な思考力も養われます」

 佐藤先生の授業によって、作る生徒も、解く生徒も、さらに難しい問題に挑戦したくなると言います。そして、そのチャレンジ精神が「数学は楽しい」「数学が好き」という気持ちに変わっていくのです。

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