
鈴木先生教育実習期間もいよいよ3週目に入りました。“龍田先生”はどのように自己評価していますか?
龍田さん初めて母校の教壇に立たせてもらい、今の自分に足りないことがたくさん見えてきました。その一つひとつをこれからどう埋めていこうかと、構想を練っているところです。本当に信じられないくらい課題がたくさん見つかりました。
鈴木先生龍田さんの担当教科は社会科で、具体的な科目は私と同じ「政治経済」です。教育実習中の授業を見ていて感じたのは、本当に高校でしっかり勉強してくれたので、知識は十分に身についているという点です。
龍田さんありがとうございます。
鈴木先生実は、錦城学園の教員になって初めて担任を受け持ったクラスが、龍田さんのいたクラスだったんです。
龍田さんそうでしたね。高2・高3と続けてお世話になりました。
鈴木先生龍田さんは高校在学中、勉強だけではなく生徒会、委員会、そして剣道部の活動も含めて、常に全力で挑戦していたという印象があります。勉強も学校生活もバランス良くがんばっていこうというのが本校の教育目標なので、まさに理想どおりの生徒でもありました。
龍田さん改めてそんなことを言われると、なんだか急に恥ずかしくなってきました(笑)。
鈴木先生高校生活のあらゆる活動の中で、とくに印象に残っているものは何ですか?
龍田さん生徒会ですね。副会長を務めていましたが、そもそも錦城学園の生徒会は高1から入ることができて、しかも人数制限がないので、何か一つの仕事に取り組む際のパワーがすごいんです。その中のメインイベントが『錦城祭(文化祭)』です。当時、30人くらいのメンバーが一丸となって、「1年に1度の仕事だぞ!」って気合を入れながら、全力で取り組みました。
鈴木先生剣道部はどうでしたか?
龍田さん剣道部では最初、人数が集まらなくて男子が2人、女子が1人という状況で、試合どころではありませんでした。高3になってやっと新入生が5人入ってきてくれたので、ようやく団体戦に出ることができたんです。
鈴木先生それまでよく辞めずに耐えましたね。
龍田さん耐えました (笑)。それまでは個人戦しか出たことがなかったので、団体戦に出場できたことがとにかくうれしかった。試合は負けましたが、終わった後、みんなで号泣しましたから(笑)。