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スクールポット高校受験版 - 首都圏学校情報検索サイト

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自ら考えて学ぶ姿勢を整える
自分の知っていることを教え合う
「開智生になる」とはそういうことです

「高3生一人ひとりと面談をしています」と語る小島先生。生徒の顔と名前をしっかり覚えるように努めているそうです。
開智高等学校

〒339-0004
埼玉県さいたま市岩槻区徳力186

TEL:048-794-4599

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今春、校長に着任した小島克也先生 今春、校長に着任した小島克也校長

小島 克也 校長
1960年、埼玉県出身。埼玉県立浦和高校から千葉大学教育学部(英語科)へ進学。卒業後、埼玉県立桶川西高校を皮切りに、約40年にわたり“県立畑”を歩んできた。2020年3月、母校の埼玉県立浦和高校校長職を定年で終え、同年4月より開智高等学校校長に就任。

大きな行事になればなるほど「主体性」が増す

開智高校の生徒の第一印象はどのようなものでしたか?

「なんて明るく、のびのびした生徒たちなのだろう」というものでした。それは驚きといっても過言ではありません。私の教員生活は一貫して県立高校にあり、そもそも“私学”という世界をほとんど知らなかったことにも関係しています。ちなみに私が思い描いていた私学の世界は、いわゆるスパルタ教育で、難関大学に合格者を出すというものでした。それは大きな間違いで、生徒を自分の目でよく見て、観察しようと思いました。

 同時に、開智高校の教員たちの話もじっくり聞こうと思い、すぐさま行動に移しました。すると、はっきりと見えてきたものがありました。それは、「生徒一人ひとりの主体性を伸ばす」という開智伝統の教育方針でした。そこで、体育祭実行委員会の活動の様子を見に行くことにしたのです。そこには生徒主体で物事が動く、規律ある集団の世界がありました。

具体的にはどのようなものでしたか。

 まず印象的だったのは、上級生が下級生に的確な指示を出し、下級生も上級生としっかりコミュニケーションを取っていることでした。それは小グループになっても同様で、必ずグループリーダーがいて、それぞれが今やるべきことにしっかりと向き合っている様子が見て取れたのです。「ああ、これが自由でのびのびとした雰囲気の源になっているのだ」と実感しました。

学校行事の企画・運営の場においても、開智伝統の教育が浸透しているのですね。

 そうですね。それは学習面においても同じでした。本校には豊富な放課後講習があり、予備校に行かなくても万全の受験体制が整っているのですが、私が注目したのは、単に講習の質や量だけではありません。自ら進んで放課後講習を受講している生徒たちが数多くいたことです。生徒の多くが、週に4つから5つの講座を受講しています。

学習への貪欲な姿勢が見て取れますね。

 ところがそうかと思うと、ほとんど講座をとっていない生徒もいるのです。担任も当然、そのことを知っているわけですが、だからといって「もっと講座をとりなさい」と指導するわけではありません。逆に、「どうしてきみは取らないのか?」あるいは、「こんなにたくさんとって自分の勉強はどうしているのか?」と、生徒に問いかけるのです。大事なポイントはここにあります。教員の指導の根底には、「まず勉強は自分でするもの」という考え方がしっかりとあるからです。本校の大学合格実績が伸びているのも、生徒自身が「なぜ勉強するのか」「自分の将来をどう考えるか」と、生きる意味や生き方をしっかり学びながら、高校生活を送っているからにほかなりません。

自ら考えて勉強するのが開智生の誇り

生徒一人ひとりが自ら主体的に学習に取り組む姿勢は、どこで鍛えられるのでしょうか。

 本校では、入学式の翌日から2泊3日の日程で菅平(長野県)の『スプリングセミナー』が行われます。コンセプトは「自分独習スタイルを確定する」という課題の洗礼を受けます。

中学生から高校生への大きな転換点ですね。

 そのとおりです。中学までの学習スタイルからの脱却を図るのです。中学までの学びは義務教育であり、どちらかというと“受け身”の学習と言ってもいいでしょう。しかし、高校からの学びは、決して受け身では通用しないことを、宿泊型のセミナーで徹底的に身につけるのです。高校からの学習は型にはめるものではありません。「学習は自ら考えてするもの」という指導を徹底するのが本校の教育スタイルなのです。

貴校の教育の特色がよくわかります。

 実は先日、野球部の練習を見に行きました。休憩に入ったところで、私は一人の野球部員に声をかけ、開智高校野球部のチームカラーについて聞いてみたのです。私は「攻撃型のチームです」とか、「ディフェンスに徹したチームです」というような言葉が返ってくるものと思っていましたが、返ってきたのは「主体性のある野球部です」との答えでした。

非常に面白いエピソードですね。

 開智の教員は、事あるごとに「主体性」というけれども、「本当なのかな?」と思っていた自分を恥じました。また同時に、主体性という言葉が単に独り歩きしているのでなく、名実ともに生徒の心に染み込んでいることを感じ、開智高校のポテンシャルの高さを改めて確認することができました。

生徒同士の「学びあい」が未来を生きる力に

公立高校出身の小島先生ならではの、私学を見る視点が興味深いです。

 本校には自習室がふんだんに用意されています。といっても、私学なら当たり前かもしれませんが、主体的に学ぶことを推奨する本校の場合、廊下にも、ちょっとした空きスペースにも、机とイスが用意され、それらを「学びあいスペース」と呼んでいます。自習室は私語厳禁ですが、「学びあいスペース」では声を出すのが前提です。「学びあいスペース」は、教科書や問題集をはさんで教え合い、生徒たちで放課後はいつも満席です(コロナ禍のため現在は閉鎖中)。

とても興味深いですね。

 本校では、教員の話を聞いて覚えるという通常の授業に加えて、自ら考え、調べ、発信することを大切にしています。自分以外の人たちのさまざまな考え方や発想に触れながら、柔軟な思考と他者への尊重、さらにはこれまで以上の自己向上をめざすのです。このような「学びあい」の場こそ、これからの時代に必要不可欠な力となっていくのです。

具体的にどのような「力」でしょうか。

 中学生の皆さんも最近、よく耳にすることがあると思いますが、「思考力」「判断力」「表現力」の3つの力です。この言葉を旧文部省が使い始めたのは約30年前ですが、当時は「そうだよね」程度に受け止められていたものでした。ところが、AI(人工知能)が世の中を席巻するようになった今、この3つの力はとても重視されるようになったのです。では、この3つの力を開智ではどうするかというと、実は本校では15年ほど前からすでに教育の場で実践してきているのです。それが生徒同士の「学びあい」で、アクティブラーニングなのです。

開智の「学びあい」が「主体的な学び」と直結していることがよくわかります。

 もちろん、一斉講義による知識の注入も大切です。知識がなければ物事を正しく考えられないわけですから。でも、それだけで終わりにしないで、他者の考えを聞き、自分の考えをそこからもう一度再構築しながら学びのレベルを上げていくのです。もっともこれはビジネスの世界では当たり前のことなのですが、それを頭の柔らかい高校時代から訓練していこうという考え方は、実に開智らしいと思っています。

共に学び合うことができる仲間たちがいるから、一人ひとりが成長できるのですね。

 そのとおりです。人に教えることも勉強ですからね。自分がわかることを、相手にもわかるように伝えることは、決して容易なことではありません。しかし、本校の生徒は、とくに高3生ともなると、それが楽しくできるということだと思います。この力は将来、大きく役に立つことは間違いありません。

これから大学受験に向かう高3生に、何か励ましの声をかけたりするのですか?

高3生にプレゼントする鉛筆には「自分の可能性を信じて」の文字が刻まれていました。 高3生にプレゼントする鉛筆には「自分の可能性を信じて」の文字が刻まれていました。

「自分の可能性を信じて」と印字した鉛筆を、一人ひとりにプレゼントしています。今年度の高3生は278名おりますが、自分の可能性を信じて、第一志望校は絶対に譲らないとの気概で大学受験に挑戦していってほしいと願っています。また、これから高校受験に向かう中学生の皆さんにも、自分の可能性を信じて最後までがんばり抜いてほしいですね。最後までがんばり抜いた皆さんと、開智高校でお目にかかりたいと思っています。

自分の可能性を信じて最後までがんばろう!

コロナ禍において、新校長として生徒たちと触れ合う時間には限りがあると思います。そうしたなか、小島先生はどのような方法でコミュニケーションを取っていますか?

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、本校でも入学式以降の臨時休校を余儀なくされました。以降、感染状況を見ながらの分散登校を経て、ようやく6月中旬より全学年一斉登校が始まっています。そうしたなか、私は高3生一人ひとりと校長室で面談を行っているところです。先ほどのメッセ―ジ付きオリジナル鉛筆は、面接に来た生徒を励ます意味で手渡しているものです。

 聞くことは大きく分けて2つあり、1つは「開智の良いところ」。もう一つは「改善してほしいところ」です。新校長としては当然、後者が気になるのですが、なぜか生徒は「良いところ」ばかり言うのです。こんなに自分の学校を褒めるのかというくらい褒めるのです。「何がいいの?」と聞くと、ある生徒はこう言いました。「どんな友達も、聞けばすぐに教えてくれる。だから自分も聞かれたらすぐに教えてあげる」と。「学びあう」ことの楽しさが、こんなにも浸透しているのだと思い、とてもうれしくなりました。

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