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グローバル感覚を養いながら
英語力と人間力を磨く『国際コース』

駒場学園高等学校

〒155-0032
東京都世田谷区代沢1-23-8

TEL:03-3413-5561

学校情報 学校HP

「自分のアイデンティティを確立して多様性を理解する」。これが駒場学園高等学校の国際コースの理念です。そこで、同コースではグローバル感覚やチャレンジ精神を養いながら、英語のコミュニケーション能力を高めて世界中で活躍できる人材の育成をめざしています。この教育の成果によって、これまで東京外国語大学や早慶上智、海外の大学に生徒を送り出してきました。

 国際コースの大きな特色は、週に10時間以上もの英語の授業があること。その多くを英語を母語とする教員が担当し、英語の4技能(聞く・話す・読む・書く)を徹底的に鍛えます。さらに2年次には全員がアメリカへ4週間の海外研修へ。現地の家庭にホームステイしながら、現地校に通学してバディと一緒に授業を受けます。国際コースの3年生である大見さん、小林くん、吉川さん、古庄さんの4人に集まってもらい、話を聞きました。

大見さん 「国際コースには、毎週7時間授業がありますが、今ではすっかり慣れてきました」(大見さん)
小林くん 「アメリカへの海外研修は貴重な体験であり、ここで得たことは将来の糧になると思います」(小林くん)
吉川さん 「軽音楽部でドラムを担当しています。部活動と勉強を両立させて、第一志望の大学への合格をめざしています」(吉川さん)
古庄さん 「国際コースはクラス替えがないので、例えば、体育祭の結果が悪くても、翌年は同じメンバーでリベンジを果たせます」(古庄さん)

貴重な体験を積み重ねることができる

 4人は駒場学園の国際コースに入学した理由を次のように話します。

「英語に関心があり、ずっと海外で学びたいと思っていました。そして、海外研修制度がある高校を探していたとき、駒場学園に国際コースがあることを知って受験しました」(大見さん)。

「どの学校にしようかと迷っていて、中学の先生に相談したところ、駒場学園の国際コースを勧められました。今思うと、このコースならほかの学校ではできない貴重な体験を数多く積み重ねることができるので、僕の性格に合っていると思い、先生は勧めてくれたのだと思います」(小林くん)

「私は中学生の頃から英語が好きで、英語教育に特化した高校を探していたとき、駒場学園の国際コースを見つけて入学したいと思いました」(吉川さん)

「国際コースはダイバーシティ、つまり多様性を大切にしていて、学びたい人を積極的に迎え入れてくれます。また、先生とたくさんコミュニケーションができます。そうした環境に強く惹かれて受験しました。特待生制度があることも魅力で、私は特待生になることができました」(古庄さん)

 国際コースでは、英語の授業が週10時間以上あり、その中には「英語表現」「異文化理解」などの専門科目もあり、入学すると英語のシャワーを浴びる毎日が待っています。そんな学校生活において4人はどのようなことに苦労したのでしょうか。

「例えば、時事問題を英語で学ぶ授業があります。ニュースに出てくるような政治や経済の用語など、中学では習わなかったような英単語もたくさん出てくるので、先生が話していることを理解するのにとまどってしまいました」(大見さん)

 大見さんが話すように、ほかの3人も最初は耳が英語に慣れていないため、聞き取ることが難しかったようです。しかし、何度も授業を受けるうちに先生とも打ち解けられ、リスニング力もついてきたと言います。そして、この時事問題を学ぶ授業を大見さんは、「今、世界で起きている自分の知らないことがわかって楽しくなってきました」と、吉川さんは「大学に入ってから役立ちそうです」と力強い口調で話してくれました。

 スピーキングに関して古庄さんは、「最初は先生のように発音するのが恥ずかしくて、あえてカタコト英語のように話していましたが、みんながきれいに発音しようとしているのを見て、私もがんばらなくてはと思うようになりました」と話します。

 平日は毎日7時間目まで授業があり、1日が朝早い「ゼロ限授業」から始まります。英語以外にも学習量は多く、中学と比較してハードな毎日を送らなければなりません。そうした日々の中でも、大見さんと古庄さんはダンス部に、吉川さんは音楽部に所属し、部活動と学習との両立に励んでいます。

「1年生の頃は7時間授業で、ほかのコースの生徒よりも帰宅時間が遅く、部活動への参加もほかの部員より遅くなることが多くなります。最初は辛く感じましたが、次第に体力も集中力もついてきて、今は忙しい毎日の中に充実感を覚えるようになりました」と3人は口をそろえます。

 また、古庄さんは、「国際コースはクラス替えがなく、担任は3年間変わりません。入学前はそれをマイナスのイメージで捉えていました。『友達ができなかったらどうしよう。クラスの人間関係がうまくいかなかったらどうしよう』と不安だったのです。でも、今は違います。クラス替えがないからこそ、みんなとの絆が強まり、一生仲良くできる親友ができました」と話します。

アメリカでの4週間が成長の機会に

 4人にとって英語力とともに将来、生きていく上で大きな成長の糧となったのは、2年次の10月に実施されたアメリカ海外研修です。この研修ではホームステイをしながら現地の高校に通い、現地校の生徒と一緒に授業を受けます。入学から1年半にわたって学んだ成果を試すチャンスです。その4週間の海外研修を4人は次のように振り返ります。

「私が通ったシアトルにある高校では、現地の生徒が日本語を学ぶクラスの授業に参加していました。そのクラスで授業のアシストをしながら、日本語に興味のある生徒がどのように日本語を学んでいるのかを見ることができました。この生徒たちから、日本の伝統行事や祝日について質問されて、日本についてもっと勉強しなければと思いました」
(大見さん)

「ホームステイ先では、ホストブラザーの一人が大学で日本語を専攻していました。そのお兄さんに、僕は自分が使う英語について、『間違いがあったり、ニュアンスの違いがあったりしたら指摘してください』と伝えました。すると、『この単語はこういうときには使わないよ』と言われたことが何度もあったのです。日本の言語感覚と差異があることに気づきました。これは大きな発見でした」(小林くん)

「私が通ったのは、キリスト教の教えに基づく教育を行っているミッションスクールです。海外研修へ行く前に先生からは、『アメリカで社会問題になっている“差別”を目の当たりにする場面があるかもしれません。しかし、そういう体験も大切にしてほしい』と言われていました。でも、この学校の生徒はみな、思いやりにあふれていて、差別には直面しませんでした。反対に相手を思いやる気持ちの大切さに改めて気づかされました」(古庄さん)

大勢の前で話すことに抵抗がなくなる

 海外研修での体験とともに国際コースで学んだことを糧に、4人はどのように成長したと感じているのでしょうか?

「中学生の頃は自分が思っていることを口に出したり、文章で説明したりするのが苦手でした。でも、今は自分の気持ちを整理して人に伝わるように表現できるようなった気がしています。国際コースで学び、英語で自分の考えを発表したり、学校での活動などをまとめたポートフォリオを書いたりするようになったからです。
 また、帰国してからはリスニングの力が今まで以上について、先生と廊下ですれ違ったときなども気軽に会話が楽しめるようになりました。距離がさらに縮まってうれしいです」(大見さん)

「海外研修でワシントン大学を訪れ、言語学の講義を体験しました。そのとき、多くの大学生から、『日本語について教えてください』と言われたのです。その知的欲求の強さに圧倒されました。それ以来、僕はもっともっと知識を増やそうという気持ちが芽生え、積極的に読書をするようになりました。
 今後の目標は、英語の文章を論理的に把握できるようなることです。そのためにスキャニングという手法を使い、長文の中からスピーディーに筆者の主張の根幹をつかんで読めるようにトレーニングを積んでいます」(小林くん)

「今までは自分の発音に自信がなく、みんなの前で英語を話すのが苦手でした。そんな私を変えたのが海外研修でした。今は人前で話すことに抵抗感がなくなっています。
 また、たくさんの英語の授業を通して、英語を和訳するのが好きだということに気づきました。自分でも理由はわからなかったのですが、先生に聞いたら『想像することが好きだからじゃないですか?』と言われました。確かに、英文から筆者の思いをくみ取り、それを補って和訳し、日本語の文章という作品を完成させることは心が弾むことでした。これからの目標は、先生の話していることや、私が言いたいことを瞬時に英語に変換して言葉のキャッチボールができるようになることです」(古庄さん)

日本の英語教育に貢献したい

 最後に4人に将来の目標を語ってもらいました。

「大学院に進み、公認心理師になりたいと考えています。この資格を取得しようと思ったのは、友達から相談を受けたり、私が友達に相談をしたりすることが多かったからです。心をケアするための専門的な知識とスキルを身につけて、人の心に寄り添える仕事がしたいと思っています」(大見さん)

「国際コースで学び、言語の本質はコミュニケーションであることを実感しました。そこで、大学で言語学を専攻し、日本の英語教育をさらに充実させて、誰もが英語でコミュニケーションを図れるようにできたらいいなと思っています」(小林くん)

「日本語教育を学べる大学に進学し、将来、海外で日本語教師になることが目標です。高1のとき、希望者を対象とした2週間のアメリカ語学研修に参加しました。その際、現地の人たちに日本語のあいさつを教えたとき、楽しんで日本語を学んでいる姿を見て感動したことがきっかけです」(吉川さん)

「大学で教育心理学を専攻したいと思っています。海外研修で現地の人たちの前でダンスを披露する機会があり、ダンス部に入っていた私がクラスのみんなにダンスを教えました。すると先生や友達から、『教えるのがうまいね』とほめられたのです。それをきかっけに人を教えるための教育学に興味を抱くようになりました。もともと心理学にも関心があったので、教育心理学科に進みたいと思うようになりました。将来は学んだことを最大限に活かして、社会に貢献できたらと考えています」(古庄さん)

 4人は国際コースでの3年間で、さまざまな経験をし、自分と向き合い、未来へと大きく羽ばたこうとしています。

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