国際人として必要とされる「他者への尊厳、探究心と理解力、コミュニケーション力」、さらに世界で通用する真の英語力を身につけ、生徒一人ひとりが未来の自分像を実現できるよう、同校は『未来創造教育』を開始しました。
この国際人育成教育プログラムを導入するにあたり『アオバジャパン・インターナショナルスクール(A-JIS)』を同校の駒込キャンパスに誘致。2021年9月から今までにない、新しいスタイルの教育連携を始めます。
両校が連携するきっかけは、めざすビジョンが一致した点にありました。技術革新や人工知能(AIに代表される新たな産業革命により「Society 5.0(※)」と呼ばれる超スマート社会が到来すると言われています。そこで必要とされる、科学的に考え、活用する力や、文章や情報を正確に読み書きし、対話する力や、新しい価値を見つけ出す感性や好奇心を、大学進学前にしっかり育てなければ、という共通の課題意識があったのです。
文京学院大学女子はこれまで、英語力、理数力、生きる力の育成に力を注ぐため、グローバル化教育を発展させてきました。2009年には課外活動『国際塾』を設置し、海外大学への進学希望者をサポート、2015年には文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)のアソシエイト校として指定を受けました。2012年には特色ある理数教育を行うスーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定された歴史を持ち、教科学習を充実させるだけでなく、体験を活かした探究的な活動にも力を入れてきました。
一方、目黒区と練馬区にキャンパスを持つアオバジャパン・インターナショナルスクール(A-JIS)は1976年に創立され、経営コンサルタントとして名高い大前研一氏が代表取締役会長を務める株式会社ビジネス・ブレークスルーグループにより運営されています。A-JISは、初等部、中等部、高等部のすべての段階で国際的な教育プログラムを提供できる『国際バカロレア(IB)』の認定校で、日本のIB教育を牽引する一貫校でもあるのです。
それぞれが独自に構築してきた教育の強みを活かすことで、互いの学校教育をより豊かにし、世界で活躍できる人材を育てようという狙いから、今回の教育提携が実現しました。
※Society 5.0…狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、AIやロボットを活用した人間中心の新たな社会。