二松学舎大学附属を選んだ理由から聞かせてください。

山下くん高校受験の頃、将来就きたい職業を思い描くことができなかったので、異なる地域から大勢の生徒が集まる高校なら、自分に合った進路が見つかるきっかけを得られると思い、初めから私学志望でした。そうしたなか、学校見学で訪れたのが二松学舎大学附属でした。先生方とも面談し、とても親身に話を聞いていただいたことが決め手となりました。

櫻澤くん僕はもともと都立志望でしたが、併願校として二松学舎大学附属の学校説明会に来たとき、アットホームな雰囲気に魅力を感じました。この学校なら都立が不合格でも絶対に後悔しないと思って決めました。

山中さん私も櫻澤くんと一緒でもともとは都立志望でした。併願校として二松学舎大学附属を選んだのは、文化祭で見た在校生の先輩と後輩の関係性がとてもフレンドリーだったからです。入試相談会のときも、先生方がとても親身に相談に乗ってくださったので、「もうここしか考えられない」とその段階から決めていました。

学校説明会や文化祭など、その学校の雰囲気がわかる学校行事に行ってみるというのも、高校選びのポイントのようですね。

山下くんその通りだと思います。僕はサッカー部に入ろうと思っていたのですが、柏のグラウンドがとてもきれいだと教えてもらい、それもいいなと思いました。

櫻澤くん自宅の最寄り駅からの通学時間も計算しながら説明会に行くというのもいいと思います。僕の場合がそれで、30分という近さもポイントになりました。

山下くん30分はかなり近いですね。僕は埼玉から通っているので1時間かかります。アクセスの良い九段下なら、東京だけじゃなく、埼玉や千葉、それに神奈川など、いろいろな地域から集まってくる人たちと友達になれると思っていたので、片道1時間の通学時間は苦になりません。

山中さん実は私も30分もかからないくらい近いです。安心・安全に通えることと、自宅のある最寄り駅から一本で通うことができる利便性にもこだわりました。結果として部活動で遅くなっても、安心して帰路につくことができています。

山中さんから今、部活動の話が出ましたが、3人の活動状況について教えてください。

山下くん僕はサッカー部です。九段下の校舎にはサッカー専用のグラウンドがないので、平日は皇居の周りを走っての体力づくりが中心です。土日は最新設備が整った柏のグラウンドでのびのびプレーできるので、集中して実戦練習に努めています。ちなみに、皇居1周は5㎞あり、それを23分以内に走り切るというのがサッカー部の伝統です。

櫻澤くん僕は陸上部で、100m走とリレー、それと走り幅跳びをやっています。学校周辺と教室という限られたスペースでのトレーニングが中心ですが、それを結果が出せない理由にはしたくはないので、少しでも記録更新できるようがんばっていました。でも今年はコロナの影響でトレーニングがままならず、大会もすべて中止になってしまったので、高2で出した自己ベストの記録更新を果たすことができませんでした。

山下くん櫻澤くんがいうように、グラウンドがないからといって、それを言い訳にするようではだめだと思います。僕らは校舎屋上にある小規模のフットサルコートでもプレーしていますが、その中でテクニックを磨きながら、仲間同士で切磋琢磨し合っています。

山中さん私はテニス部ですが、やはりコロナの影響で引退試合もできませんでした。そのあたりは悔しさもありますが、約20人の仲間たちと2年間、週に4～5日も汗を流した経験はとても良い思い出になると思っています。

テニス部の練習はどのような場所で行っているのですか？

山中さん主に都内のコートを借りて練習しています。ほかの高校と比べてちょっと変わっていると思うのは、男女一緒に練習するところです。高校受験の際に感じた学年の壁を越えた仲の良さもしっかりあり、夏休み中に実施する3泊4日の合宿も楽しいです。

櫻澤くん陸上部も都内のいくつかの競技場を借りて練習しています。練習に向かう電車内での会話も楽しいです。

山下くん僕らも柏まで電車で通っています。限られた時間内でどれだけ効率良く有意義な練習をできるかが課題になるので、放課後はテキパキとした行動が求められます。そのようなこともあってチームの結束は固く、団結力に関してはどこにも負けません。

全員が高3ですが、夏を迎えた今、具体的な進路は決めていますか？

山下くん100％意志を固めたわけではありませんが、警察官になりたいです。法律を学ぶことが不可欠になるので、大学は法学部進学を考えています。母が刑事もののドラマが好きなこともあり、市民のために悪に立ち向かう警察官は、僕の中でもヒーローなのです。

櫻澤くん僕の場合は進路について具体的なことは何一つ決まっていませんが、大学は経済系の学部・学科をイメージしています。どんな仕事に就いても、礼儀正しい人間であることが第一と考えています。

山中さん私は栄養系の四年制大学への進学を考えています。具体的な職業は管理栄養士です。中学のときからテニス部で、両親にはいつも食事の面でサポートしてもらった経験があるからです。食を通して社会を幸せにできるようにがんばってみたいです。

最後に、一人ひとりがこれまでの高校生活で味わった、二松学舎大学附属の良いところをアピールしてください。

山下くんなんといってもサッカー部が自慢です。野球部が全国的に有名ですが、サッカー部も負けじとやっているところが楽しいからです。サッカーを通して人間的に成長したいと思う人たちに入ってもらいたいです。

櫻澤くん先生がとても良い人たちばかりです。やさしく、ていねいに、親切に教えてくれます。それと学校行事もたくさんあって、クラスで一致団結して楽しむことができます。個性的な人がいっぱいいるところも私学らしくて面白いです。

山中さん二松学舎大学附属の校舎は、地下2階、地上6階に屋上を加えた全9フロアの建物です。私のクラスは4階にあって、廊下に出るとたくさんの笑顔がそこにあります。建物がコンパクトな設計だからこそ生まれる“アットホームな雰囲気”が大好きです。学校見学などの際に、じっくりと校舎探検をしてみてください。東京23区の中心部にある超都会的な高校の魅力を感じてもらえると思います。

ありがとうございました。