活動場所の教室には「部訓」などが張られ、部員たちの志気を高めています。
ときにはパフォーマンスも披露。一人ひとりのカラーが光ります。
パートごとの練習では意見交換も。
セクションごとの練習では互いの演奏に耳を傾けます。
気づいたことや改善点は譜面に書き込みます。
入学式や卒業式、そして「
定期演奏会は年間を通して最大のイベントで、吹奏楽部の集大成となる行事です。単に技術面だけではなく、お互いの信頼を高め合うことができる行事でもあります。お客様にどれだけ楽しんでいただけるか、知恵を絞ることも楽しく、やりがいを感じます。定期演奏会の来場者は1,200人程度。グリーンホールを満員にしようと、さらに努力を続けています。
コンクールは、どれだけ自分たちの演奏に客観的に向き合い、技術を高めることに真摯に向き合えるかのチャンスです。成果が出せたときの達成感で、すべての苦労が吹き飛びます。
日々の練習は週6~7回。ほぼ毎日ですが、これまでの学校生活を振り返ると、部活動を通して得たものは言葉で言い尽くせないほど多く、自分の成長を実感できる場面がたくさんありました。忙しい分、勉強との両立は工夫をし、時間管理や生活にメリハリをつけることができるようになりました。
とくに部長になってからは「責任」を自覚し、自分以外の目で物事を捉える視点や、工夫点、改善点を探すこと、そして人との接し方や関わり方など、多くのことを学び成長しました。部長になって改めて部員一人ひとりの良いところを知り、それを活かしていきたいと考えられるようになりました。これからも、一人ひとりがそれぞれのカラーで輝き、それらが調和してもっと大きな輝きを放てるような部活動をめざしていきたいと思います。
そして、部活動だけではなく、さまざまな体験を通して成長を実感できるのが、相模女子の良いところです。幼稚園から大学まである総合学園なので、その利点を活かして、学校内で募集している幼児教育系のボランティアなどにも積極的に参加するようにしています。
相模女子は学習も部活動も、たくさんのことに挑戦できます。それは先輩方が常に私たちの力になってくださり、生徒同士が助け合う校風が根付いているからだと思います。キャンパスに足を運んでもらえれば、そうした校風を感じ取っていただけるのではないでしょうか。私が初めてこの学校に足を運んだときも、やはり校風に魅力を感じたので、相模女子のアピールポイントだと実感しています。
吹奏楽部は学校説明会でもミニコンサートを開催しています。緑豊かなキャンパスを持つ私たちの学校に、ぜひ一度足を運んでみてください。
音楽を通して「あいさつ」や「礼儀」「人間関係づくり」、また目標達成に向けてのプロセスや「諦めない姿勢」など、生きていく上で大切なことを学び取ってほしいと思っています。
吹奏楽部は年間を通してさまざまな活躍の機会があり、忙しく大変なことも多いですが、部員たちは助け合い、励まし合いながら、一つひとつ壁を乗り越え、たくましく思いやりのある人間へと成長しています。ここ10年ほどで吹奏楽部は大きく変化してきています。今後も独自のカラーを大切にしながら、新しい要素も取り入れつつ進化し続ける部活動でありたいですね。
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