2019年9月21日(土)・22日(日)の2日間、令和最初の文化祭として開催された保善高等学校の「保善祭」。生徒会会長と保善祭執行部部長に、「保善祭のここがスゴイ!」について熱く語ってもらいました。
2019年9月21日(土)・22日(日)の2日間、令和最初の文化祭として開催された保善高等学校の「保善祭」。生徒会会長と保善祭執行部部長に、「保善祭のここがスゴイ!」について熱く語ってもらいました。
川田くん今年度は途中から元号が「令和」に変わり、さらに新しい学校長として戸嶋直彦先生をお迎えました。そうした2つの大きな出来事が重なった記念すべき2019年が、保善高校にとっても新たな転換点にあると感じたからです。そこで、保善に集う全員が心機一転、何事にも果敢にチャレンジしていこうとの意義を込めて、『Re:start~新たな時代の幕開け~』に決めました。
五味くん例年、保善祭が始まる直前にオープニングセレモニーがあり、保善祭の部長が校庭特設ステージに立って「カチドキ(※)」をあげるのが伝統です。今年度はテーマの意味が全体的に浸透していたのか、初めからものすごい盛り上がりでした。川田くんのカチドキに応えるみんなの声が、校内に響きわたりました。
川田くん僕が「行くぞー!」って叫ぶと、みんなが「オーッ!!」って、間髪入れずに応えてくれました。例年なら、「声が小さいからもう1回」なんてなるところですが(笑)、初めからバッチリ1回で決まりました。うれしかったですね。
五味くん「保善祭、成功させるぞー!」「オー!!」ってね。今、あの時のことを振り返ると、男子校の一番の良さがあの一瞬にあったのかなって、そんなふうに思っています。
※カチドキ……士気を高める目的で多数の人が一緒に叫ぶ声。
五味くん運営の中心となる僕らの学年(高2)が強く意識したのは、実は“令和一発目”の保善祭として、次の学年に何を残すことができるかでした。生徒会のメンバーだけでなく、保善祭のメンバーと、「来年以降にどうつなぐかを考える大事な保善祭にしよう!」と話し合って本番に臨みました。
川田くんもちろんこれまでの伝統は守りつつ、変えられるところは変えていこうという姿勢ですね。具体的に言えば、恒例の「女装コンテスト」は今回も実施し、新たに「隠し芸コンテスト」を企画して、これまでの「オリジナルTシャツコンテスト」のやり方を変更しました。そういえば、隠し芸には五味くんも出たよね。出し物は何だっけ? コマ?
五味くん「中国ゴマ」ですね(笑)。初めて見る人が多かったようで、自分も楽しめました。
川田くん一発ギャグをやって撃沈する人もいましたが、すべっても「いいぞっ!」というかけ声がまたいいんですね。共学と違って周りを気にしないというか、やったもの勝ちというのか(笑)。テカテカにワックスを塗った体でボディビルをしたり、ギターを弾きながら笛を吹いたりするパフォーマーが次々と登場して大盛り上がりでした。
五味くん今までになかったノリでしたね。「あいつがこんなことやるんだ」という驚きもあれば、「実は、こんなこともできるんだよね」みたいなドヤ顔もたくさん見られました(笑)。
川田くん昨年までは各クラスのオリジナルTシャツを展示するだけでした。今年はオリジナルTシャツを着用した生徒が校庭特設ステージに上がり、自分たちのクラスの催し物やテーマをアピールしてもらう形に変更したのです。Tシャツは力作ぞろいで、例年に比べて奇抜なアート作品を意識したものが多かったですね。どのクラスのTシャツもレベルが高く、クラスの団結にもつながる印象に残る催しになったと思っています。
五味くんオリジナルTシャツを着た生徒たちが、「僕たちのクラスに足を運んでください」みたいなことをステージ上でアピールするのです。すると、外の会場と中の会場が一体になるという効果がありました。ぜひ来年も開催してほしいですね。
五味くん各高校にはそれぞれ独自の文化祭があります。男子校か共学校かで迷うならまず、元気な男子だけの保善祭を見学してほしいです。「こんなに盛り上がっているんだ」という感動が熱となり、きっと受験動機につながると信じています。
川田くん先輩も後輩も一緒になって、「一緒にがんばっていこう!」みたいな、チーム感が爽快な保善祭だと思います。共学だとどこか恥ずかしがって遠慮しがちになることも、男子校の保善祭なら思いっきりできて、しかも失敗しても笑い合えます(笑)。
五味くん高校時代は人生で1度きりです。いろいろなことを発散させつつ、大学進学に備えるというか、「社会に出る前の羽伸ばし」をぜひ、保善祭で味わってもらいたいです。
川田くんそんな熱い瞬間を全力で共有することができる保善祭をぜひ一度、保善生として体感してほしいですね。
五味くんお待ちしています!
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