9月下旬、中高生の希望者を対象に、ANAインターコンチネンタルホテル東京(港区・赤坂)とIHG(Intercontinental Hotels Group)のオフィスで行われた体験学習プログラム(※)に京華女子高等学校の生徒たちが参加しました。
※1919年米国で発足し、世界120以上の国々で青少年のために様々な活動を展開しているグローバルな経済教育団体「公益社団法人ジュニア・アチーブメントジャパン」が提供するプログラムです。
ANAインターコンチネンタルホテル東京のロビーに足を踏み入れると、豪奢な内装と照明に彩られた高級感が漂う空間、上質のホスピタリティと国際水準のサービスを提供するスタッフ、多くの外国人、そして飛び交う英語……。生徒たちの目の前に非日常の空間が広がります。
プログラムの会場となるシャンパンバーに案内されると、生徒たちの瞳が輝き、「わーっ」という感嘆の声がわき起こります。テーブルとカウンターにはスイーツが美しく盛り付けられており、ホテル側が特別な演出とおもてなしで生徒たちを歓迎してくれたのです。
まずは生徒とホテル従業員の皆さんとの懇親を目的とするアフタヌーンティーパーティーが行われました。初めは緊張していた生徒たちですが、徐々に打ち解けていき、仕事について、学校についてなど、お互いに情報交換をしたり、アイスティーとともに提供された「紙ストロー」から環境問題について話をしたりと交流を楽しみました。
続いて生徒たちはホテルからIHGのオフィスへ移動。英語が飛び交う外資系企業ならではの雰囲気は生徒たちにとって刺激的な空間です。
まず、オランダ出身でホテル業界に30年以上携わってきたというIHGジャパンの重役から、英語で職業紹介がありました。今回のプログラムに協力してくれたIHGの社員の皆さんは、プランニングや人事などホテルのマネジメントに関わる人たち。ホテルの仕事というと現場での接客業を思い浮かべがちですが、この日は、ホテルを経営する側の視点から職業紹介が行われました。
その後は小グループに分かれ、職業観や人生観などについて質問を交えて社員の方々に話をうかがうなどして交流を深めました。会が終了後も話は尽きることがなく、名残惜しい雰囲気のなかプログラムは終了しました。