例年、卒業生数は150名前後(2016~2018年度卒:計476名)と少数精鋭ながら、大学合格実績で全国レベルに肩を並べる開智未来高等学校。とくに過去3年間は東京大学への現役合格者(3名)をはじめ、旧帝大+国立医大に21名(国公立大学105名)、早慶上理ICUに123名、GMARCHに198名と躍進を遂げていることがわかります。そんな同校のモットーは、“予備校を必要としない学習環境を提供すること”です。
「一般的には難関大学をめざす生徒ほど予備校に通うケースが多いと思うのですが、保護者の本音の部分では“予備校に通わなくても済むのであれば……”というのが正直な思いです。私学である本校の役割もそこにあると考え、そのための取り組みを実践しています」(広報部長/西木一男先生)
その一環である「講習」は、大きく2つに分けられます。一つは早朝0時限目および放課後と部活動後(7・8時限目)に受講できる「特別講習」(英語・国語・数学・理科・社会科)で、狙いは日常的に学びを強化・深化させること。二つめは長期休業中に開かれる「春期講習・夏期講習・冬期講習」です。今回は昨年に引き続き開智未来の夏期講習にスポットを当て、取材しました。